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依頼人は死んだ の商品レビュー

3.7

117件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    49

  3. 3つ

    36

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    2

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2020/04/02

この本では葉村晶は,古いアパートを出て、友人で司書の松島みのりと同居していて、巻末では同居の解消が示唆されている。 「鉄格子の女」の後味の悪さがダントツ。 濃紺の悪魔は、どうなったのか気になる。 葉村晶のイメージ、やっぱシシドカフカになる。 ドラマ見てる時は、違うなぁって思ってい...

この本では葉村晶は,古いアパートを出て、友人で司書の松島みのりと同居していて、巻末では同居の解消が示唆されている。 「鉄格子の女」の後味の悪さがダントツ。 濃紺の悪魔は、どうなったのか気になる。 葉村晶のイメージ、やっぱシシドカフカになる。 ドラマ見てる時は、違うなぁって思っていたのに。

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2020/03/22

短編だけど、世界がギュッと凝縮されていて読み応えあり。書きすぎない、描写しすぎないところが、オトナの物語になっている。シニカルだけど、カッコいい葉村晶…「ほっといてちょうだい」の決めゼリフがいい。

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2020/03/18

葉村晶というひとが魅力的。飄々とひとりで立っているけれど、ひとを大事にする晶の周りにはいざという時頼れるひとがいるんだなあ。 そうそう『女探偵の夏休み』で、みのりさんちょう格好いいなとおもいました。

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2020/03/02

葉村晶シリーズの2冊目。短編集のような作りとなっているが、全てのパーツが絡み合ってひとつの作品を形作っている。テレビドラマ化された部分も含まれており、謎解きのような気分になった。

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2020/02/29

不運すぎる女探偵葉村晶シリーズの第一弾。 詩集の出版で順風満帆だった婚約者の突然の自殺の真相を探る「詩人の死」。 あなたはガンですという通知を受け取った女から依頼を受けた直後、本人が死んでしまう「依頼人は死んだ」。 などなど、短編ですが、ミステリのだいご味が十分味わえます。 本作...

不運すぎる女探偵葉村晶シリーズの第一弾。 詩集の出版で順風満帆だった婚約者の突然の自殺の真相を探る「詩人の死」。 あなたはガンですという通知を受け取った女から依頼を受けた直後、本人が死んでしまう「依頼人は死んだ」。 などなど、短編ですが、ミステリのだいご味が十分味わえます。 本作に続くシリーズの中でも、「怖い」エンディングが多い作品集です。

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2020/02/22

ハムラアキラシリーズ2作め。 精神不安にかかわる作品が多かった。 そのせいか、悲しさと切なさに狂気が含まれている。事件の調査にのめり込む葉村晶のように、淡々と進むストーリーにますますクセになる。

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2020/02/05

葉村晶シリーズ連作短編集。再読。やっぱり面白い。けれどこのころはさほど不運でもないような(あまりに大きな不運は先にありましたが)。ブラックでシニカルな事件の数々が淡々と語られているのが魅力的です。 お気に入りは「わたしの調査に手加減はない」。いやー、ほんっとに手加減がなくて素晴ら...

葉村晶シリーズ連作短編集。再読。やっぱり面白い。けれどこのころはさほど不運でもないような(あまりに大きな不運は先にありましたが)。ブラックでシニカルな事件の数々が淡々と語られているのが魅力的です。 お気に入りは「わたしの調査に手加減はない」。いやー、ほんっとに手加減がなくて素晴らしい。あの人がもうちょっと思いやりを感じさせるような人なら手加減してあげてもよかったのでは、と思うけれど。これは手加減なしで正解です。 やりきれない話だけれど「アヴェ・マリア」も好きな一編。知ったからって何も変わらないのだけれど、わからないままなのはもやっとする。というわけで最高に読み心地がもやっとした話なのだけれど、印象は強くて。だからこそ「都合のいい地獄」であんな使い方もされちゃうのですね。

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2020/01/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

乾いた文体と、「笑ゥせぇるすまん」みたいなブラックな感じが相まって怖いです。凄く。 ある登場人物が喪黒福造に思えてしょうがなかった。人間なのかどうかよくわからん感じとか特に。

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2020/01/30

書店でフェアをやっていた際に購入。 どうやら映像化されるらしい。 読了までなかなか苦痛だった。 主人公の性格もそうだが、登場人物がおしなべて嫌な奴。 そして、主人公が相手を評する際の表現がいちいち辛辣。 短編なのに登場人物が多く、その大概が嫌な人間ということで、 読んでいる最...

書店でフェアをやっていた際に購入。 どうやら映像化されるらしい。 読了までなかなか苦痛だった。 主人公の性格もそうだが、登場人物がおしなべて嫌な奴。 そして、主人公が相手を評する際の表現がいちいち辛辣。 短編なのに登場人物が多く、その大概が嫌な人間ということで、 読んでいる最中に名前と人物像がイマイチ頭に入ってこず難儀した。 あと、本編のトリックというか仕掛けが・・・なのにはガッカリ。 たしかに抗えないという恐怖感を煽るが、そこまで万能だと「もうそれを使えば何でもできるじゃん」と。 映像化されると映える作品だと思う。

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2020/01/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

葉村晶シリーズの二作目。 前作同様、葉村晶のキャラクターが存分に表れてる。 こちらも短編集だが、一つ一つの事件に後味の悪さがあり、それがまた葉村晶のキャラクターとの良いバランスになってて、読み始めると止まらなくなる。 特に、「たぶん、暑かったから」の最後は相当ぞくっとした。 最後の「都合のいい地獄」では、どこかダークなファンタジーのような要素もあってラストの展開も目が離せなかった。

Posted byブクログ