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依頼人は死んだ の商品レビュー

3.7

117件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    49

  3. 3つ

    36

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    2

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2019/09/08

静かな炎天をたまたま読んで葉村晶シリーズと知り1作目から読みたいとこれを読んだのに2作目だったと途中で知り順番めちゃくちゃ。よく分からない話もあったし解釈に困るのもあるけどやっぱり葉村晶の感じが好き

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2019/06/14

連作短編の形をとっていますが物凄く短いものもありそれぞれ短編としても秀逸です。どれも人間の嫌な部分を炙り出し、しかもフォローもなく終わるという何とも後味の悪い短編ばかり。前作「プレゼント」の影を引きずり、それによる主人公への仕打ちに至っては読み手まで悲しくなります。最終話にちょっ...

連作短編の形をとっていますが物凄く短いものもありそれぞれ短編としても秀逸です。どれも人間の嫌な部分を炙り出し、しかもフォローもなく終わるという何とも後味の悪い短編ばかり。前作「プレゼント」の影を引きずり、それによる主人公への仕打ちに至っては読み手まで悲しくなります。最終話にちょっとオカルトっぽい部分があったのが好みとは違いましたが、飄々と物語を綴りながらも読み手を惹きつけ突き放す作りには本当にこの作家さんの上手さを感じました。決して楽しいだけの読書ではないのにシリーズ続きがとても気になります。

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2019/05/29

連続する短編。ミステリでもあるが、ちょっとしたホラーの要素も。主人公は葉村晶。見え隠れする濃紺のコートと痣の男。自殺の理由を追い求める、ちょっと…いやかなり暗いストーリー

Posted byブクログ

2019/05/27

葉村晶シリーズ。前作に輪をかけて、こんなところで終わっちゃうの?のオンパレード。面白くないわけじゃないが、作者と波長が合わないのか、私の体質にあわない作品。もう葉村シリーズは読まないだろう。

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2019/04/15

 タイトルからしてずるい。  前作のプレゼントと同様にミニマリストな短編連作。最後まで読むとミステリジャンルなのか分からなくなるけど、やはりむちゃくちゃ面白い。

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2019/04/04

自分で店頭買いした本。 そうとは最初気づかないくらいの連作短編集。 途中一作だけ男性の一人称になって、なぜ?と思ってたけど、最初の話もこの男性の話もとても後に繋がる話だった。 あとの話を読んでいるときに、あれ?っと思って読み返すことが何度もあった。 どの話も若干どんよりしてしまい...

自分で店頭買いした本。 そうとは最初気づかないくらいの連作短編集。 途中一作だけ男性の一人称になって、なぜ?と思ってたけど、最初の話もこの男性の話もとても後に繋がる話だった。 あとの話を読んでいるときに、あれ?っと思って読み返すことが何度もあった。 どの話も若干どんよりしてしまいそうな結末なのに、さほどじめっとはしない感じ。 シニカルというのはこういう感じのことを言うのだろうか。 自分の好みとは違うような気もするけど、読み終えるとなんか面白かったと思えた小説だった。

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2019/02/23

連作集。自分は単なる短編集と思って読み進めてたが連作ということを意識しておいたほうが楽しめる(分かりやすい)と思います。それぞれの話は単品として十分面白いので最終話は必要かな?と思いました。次作以降の布石なのか。そうだとするとシリーズのテイストが変わってくるんだが。次を読んでみよ...

連作集。自分は単なる短編集と思って読み進めてたが連作ということを意識しておいたほうが楽しめる(分かりやすい)と思います。それぞれの話は単品として十分面白いので最終話は必要かな?と思いました。次作以降の布石なのか。そうだとするとシリーズのテイストが変わってくるんだが。次を読んでみよう。

Posted byブクログ

2019/02/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

葉村晶シリーズ第2弾は、相変わらず後味の悪さが際立つ9つの連作短編集。 探偵となった彼女に持ち込まれる死にまつわる謎を解く過程で明らかになる人間の愛憎、恨み、薄汚い本性の数々。人は、意図するしないに関わらず、こうまで人を傷つけずにはおれない生き物なのか。 物語を読んでいる間中、まるでぬかるみを歩いているかのようにどろどろとしたものがまとわりつく感覚が拭えなかった。人のちょっといた悪意が人を追い詰める恐怖。人を死に追い込むのは、たった一枚のはがきで事足りる事実。 冒頭の短編「濃紺の悪魔」の「悪魔」が、ラストの「都合のいい地獄」で再登場し葉村自身に襲い掛かる恐怖と、「悪魔」から友人たちを救おうとする彼女の泥臭い戦いを息をつめて読みきったあとは脱力しました。 それにしても、この短編の構成は見事だわ~

Posted byブクログ

2019/01/03

葉村晶シリーズ第二作目となる短編集。彼女が専業探偵になったことで、ハードボイルドさにより一層拍車が掛かり、前作よりも面白さが増している。まさか最終章がホラーテイストになるとは全く思ってもみなかったが、誰よりも真実を追い求めてしまう彼女の性質はこちら側と向こう側、ギリギリの境界線上...

葉村晶シリーズ第二作目となる短編集。彼女が専業探偵になったことで、ハードボイルドさにより一層拍車が掛かり、前作よりも面白さが増している。まさか最終章がホラーテイストになるとは全く思ってもみなかったが、誰よりも真実を追い求めてしまう彼女の性質はこちら側と向こう側、ギリギリの境界線上で踏み留まっているのだろう。その生き急ぐ様な危うさが読者からすれば魅力的ではあるが、この頃の彼女にはまだ後作品ほど余裕はない。短編の割に情報量が非常に多く、詰め込み過ぎてキツキツな印象は拭い切れないので、やはり長編の方が好きかも。

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2018/10/25

女探偵が主人公の短編集。 どうやら、この主人公のシリーズものもあるようだが、うっかり短編集から読んでしまった。 ミステリでもあり、少し江戸川乱歩のような猟奇的な部分もあり。子供の頃だったら楽しく読んだかもしれない。

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