依頼人は死んだ の商品レビュー

若竹七海(著者)

2011/07/22

初、若竹作品。いい本に出会えた。まず文字に無駄が無い。文章に重い負荷をかけて凝縮させたようだ。あとがきにも書かれてたが、北村薫氏の雰囲気に似ている。読み応えも★５点。「契約探偵」葉村晶の辛辣で気の利いた台詞に思わずニヤリとさせられた。道徳的観点が自分に似ていると思える作家は、実はそんなに多くない。さらに喜ばしいことに葉村晶はシリーズもののようだ。早速調べてリストに追加しよう。

2009/10/04

女探偵・葉村晶が活躍するハードボイルド短編集。

カッコイイ良い女、発見w

少し切なく、少し恐い。

そんな作品はいかがですか?

2009/10/04

このね、女探偵葉村晶のシリーズが大好きなんですよ!!!
クールでニヒルって感じがたまりません!!!

だからボクのＨＮもここから来てるんです。

2009/10/04

女探偵葉村晶シリーズの短編集。妥協しないドライなキャラもいいし、各話の落としもいい。（読了'08/02）

2009/10/07

念願の詩集を出版した婚約者の突然の自殺に苦しむ相場みのり。
健診を受けてないのに送られて来たガンの通知に当惑する佐藤まどか。
などなどの奇妙な事件を依頼された女探偵・葉村晶。
彼女は、地道に捜査をして解決へと導く。
少し怖い話。少し切ない話が書いてあります。
決して手加減をしない女探偵・葉村晶シリーズの連作短編集です。

2009/10/04

【2004.01.12.Mon】
『悪いうさぎ』と同シリーズの短編。葉月の凝り性に感心させられる。全体的に犯人の異常な性格が目立つ。しかし、そこがラストの面白さを引き立て、意外な結末に感嘆することになる。

2009/10/04

探偵が主人公で一人稱とくれば、これはもうハードボイルドなのだらう。
違つてゐるのは、探偵が女性であること、重苦しい雰圍氣がないこと。
この小説の世界は實にライト感覺だ。
ただし、かなりシニカルな科白は多い。
９話からなるすべての短篇が、讀んでゐて樂しめた。

２００４年１月２９日讀了