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知的生産の技術 の商品レビュー

3.9

298件のお客様レビュー

  1. 5つ

    69

  2. 4つ

    101

  3. 3つ

    75

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    2

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2020/06/04

1969年発行の本ですが、情報の収集・整理・活用術として、今でも十分通用する内容でした。 京大型カードとその使い方、切り抜きと規格化、整理と事務、読書、文章に関する論述が特に参考になりました。 なお、ひらがなが多めの文章に慣れるまで少し時間が掛かりましたが、「7. ペンからタ...

1969年発行の本ですが、情報の収集・整理・活用術として、今でも十分通用する内容でした。 京大型カードとその使い方、切り抜きと規格化、整理と事務、読書、文章に関する論述が特に参考になりました。 なお、ひらがなが多めの文章に慣れるまで少し時間が掛かりましたが、「7. ペンからタイプライターへ」のひらがなタイプライターの記述を読んで、敢えてひらがなを多く使っている理由がわかり、納得しました。

Posted byブクログ

2020/05/23

 知的生産を行なうために私たちは入手した情報をどのように整理し、利用すべきなのか。その技術についてまとめられ、また何よりそれらの諸技術についての著者の見識が述べられている。  著者は他者に先立って「情報」というものを数理的側面に限らず社会的、人間学的な側面を含めた総合的な概念とし...

 知的生産を行なうために私たちは入手した情報をどのように整理し、利用すべきなのか。その技術についてまとめられ、また何よりそれらの諸技術についての著者の見識が述べられている。  著者は他者に先立って「情報」というものを数理的側面に限らず社会的、人間学的な側面を含めた総合的な概念として研究した学者である。したがってこの本の中で述べられている技術はどれもプリミティブでありながら現代にも通用するものばかり。著者の所見を通じて「情報」というものの本質に触れることも可能な、HOWTO本の域を超えた思想的な側面を持つ本、とすらいえる。  残念であることには、そんな著者ですら「ワープロ」という存在を予見することは不可能だったようである…本文ではタイプライターによる規格的な書類製作を見越して、ひらがなを多めに用いている。  とはいえ「機械による規格文字を用いた文章の作成」を考えただけでも凄まじい先見の明を持っている。個人的にこの本の真骨頂・最大の山場は、第4章・5章の事務作業と規格化についての部分であろう。  ITが溢れかえる現代であっても、いやそんな現代であるからこそこの本は光り輝くと言える。

Posted byブクログ

2020/04/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

先見の明。知的に誠実に世の中や学問と向き合って日々工夫して考え続ける人は、その思考の先の当然の流れとして、これからの時代に必要になることがわかるのだなと思った。 実行すること。考え工夫しつづけること。 いまのIT全盛のこの時代ならどんな先が見えたのだろう。晩年の書籍もあれば読みたい。

Posted byブクログ

2020/04/14

知識はただ増やすよりも、整理していつでもその知識を引き出せる状態にしておくことの方が大事だなーと思った。

Posted byブクログ

2020/07/27

知的生産の技術という考え方を、自分で考えるきっかけになる。自分なりの方法で考えるにあたって参考になる。 あと、本は全部読んで世界を理解すること、引用より自分で考え抜くことの重視などは、今のイノベーションの組み合わせの考え方やビジネスのスピード・効率重視の考え方とは相反する部分が多...

知的生産の技術という考え方を、自分で考えるきっかけになる。自分なりの方法で考えるにあたって参考になる。 あと、本は全部読んで世界を理解すること、引用より自分で考え抜くことの重視などは、今のイノベーションの組み合わせの考え方やビジネスのスピード・効率重視の考え方とは相反する部分が多く、新しい知識を創造する仕事である研究者との違いか?と考察。 ・知的生産の技術であり、ハウツーではない これは自分で考え抜くものであって、教えられるものではない ・発見の発見のためのメモ ・忘却のための装置 ・カードはメモではない→1枚のカードにひとつ ・書物は精神の糧、食事のアナロジー ・本全体の世界を理解するためにも、全部を読む、部分は見た ・著者の文脈と自分の文脈の交差点

Posted byブクログ

2020/02/26

古典なので読んだ。ここでいう技術はまさに技術で、ハウツーものではないと言うものの、ほとんどハウツー本。手帳、ノート、整理整頓…。さすがにちょっと古いかな。

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2020/02/07

タイトルから想像した内容と違って目から鱗だった。 これまでひとり四苦八苦してきた情報や知的消費をどう生産に生かすかのアレコレ。こんなにも深く考え向き合っている人がいるというのが、ばかみたいだけと、深く感動した。 創造的読書というのはおおいに共感。 人の作品を観ながら曲を作るという...

タイトルから想像した内容と違って目から鱗だった。 これまでひとり四苦八苦してきた情報や知的消費をどう生産に生かすかのアレコレ。こんなにも深く考え向き合っている人がいるというのが、ばかみたいだけと、深く感動した。 創造的読書というのはおおいに共感。 人の作品を観ながら曲を作るという作曲家もいるぐらいだし、みんなそうなんだろうなあ。 自分の知的生産活動についても改革しようと決心。 このクラウド時代、PC、スマホで色々試してきたけど、やっぱり手帳とメモに戻ってナウ。 著作は時代と自分にあったやり方を模索せよということだろうけど、とりあえず物は試し。やらねば分からない脳なので、情報カードをさっそく買ってみました。 知的生産をあきらめないよう頑張りたい。

Posted byブクログ

2020/01/21

ちょっと古くて、私にはあまり参考になるとは思えませんでした。新しいもので、参考になるようなものほないですかね。。。

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2019/12/23

たしかアウトプット大全(樺沢著)で引用されていて積読していた一冊。やや個人の主張がつよい気がしなくもないし、タイプライターや手書きの原稿など時代を感じるところもあった。カード式の思考法は思考の整理学?か何かでも聞いたことがあるけどどうにも手を出す気になれない。。なにか思うことはス...

たしかアウトプット大全(樺沢著)で引用されていて積読していた一冊。やや個人の主張がつよい気がしなくもないし、タイプライターや手書きの原稿など時代を感じるところもあった。カード式の思考法は思考の整理学?か何かでも聞いたことがあるけどどうにも手を出す気になれない。。なにか思うことはスマホか手帳にメモってしまう。しかし、全体通して考えることと文字に残すことのメリット・デメリットや主観的に本を読む創造的読書、日本語の流動性と正語法など著者の考えは面白かったし、知的生産の内容ではなく、そのメソッドの方に着目したのは50年前には新しかったのかなと思う。あと50年前にしてプログラミング教育の必要性に触れているのはすごい。

Posted byブクログ

2020/03/26

得ることばかりであった。 全ての整理がカードにいきつくのは笑った。 読み返したい一冊だ。 2020/3/26 再読したらカード分類法の意義がよくわかってきた。 後で「使う」という観点からはカードが最適なような気はする。ちょっとやってみる。一万枚の前に千枚にした。

Posted byブクログ