知的生産の技術 の商品レビュー
30年以上前に書かれた情報整理についての本。 かなり古い本なのに、情報整理に関しての核になるような本でした。 いかに入れた情報を自分のものにしていくかについて考えされました。 これを習慣として自分に落としていこう。
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知的生産の技術 ●知的生産の技術で肝心なのは、絶えず自己変革と自己訓練を行うこと ●カードには、みだしを付け、完全な文章で他人が分かるように書く ●資料は徹底的に細分化して分類しなければ役に立たない ●創造的な仕事をする空間と、事務的な仕事をする空間を分ける ●読書において大事な...
知的生産の技術 ●知的生産の技術で肝心なのは、絶えず自己変革と自己訓練を行うこと ●カードには、みだしを付け、完全な文章で他人が分かるように書く ●資料は徹底的に細分化して分類しなければ役に立たない ●創造的な仕事をする空間と、事務的な仕事をする空間を分ける ●読書において大事なのは、著者の思想を理解し、それによって自分の思想を育成すること ●日記として毎日の経験報告を記録する ●文章は考えをまとめる段階と文章を実際に書く段階がある
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タイトルに惹かれて買った。初版は1969年。ITツールがない時代なので、メモの取り方やカードの利用方法など古典的な知的生産活動方法が書かれた本。情報が溢れた世の中では記憶が曖昧になり、間違った情報で考察することがしばしばある気がする。ITツールを使うにしても、知識を獲得する方法と...
タイトルに惹かれて買った。初版は1969年。ITツールがない時代なので、メモの取り方やカードの利用方法など古典的な知的生産活動方法が書かれた本。情報が溢れた世の中では記憶が曖昧になり、間違った情報で考察することがしばしばある気がする。ITツールを使うにしても、知識を獲得する方法として参考にできる情報はあるのではないか。知的労働者は、川喜田二郎氏の「発想法」と併せて読むといいかも。
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まず、1969年の新書が未だに売れてるということに驚き。 部屋の整理をしてたら、昔叔母が読んだ本が出てきたんやけど、同じ本があったっていうねwww それくらい、いろんな人に読まれてる一冊。 方法論としては、もうだいぶ古いと思う。 ただ、当時としては新しかったのかなーと。...
まず、1969年の新書が未だに売れてるということに驚き。 部屋の整理をしてたら、昔叔母が読んだ本が出てきたんやけど、同じ本があったっていうねwww それくらい、いろんな人に読まれてる一冊。 方法論としては、もうだいぶ古いと思う。 ただ、当時としては新しかったのかなーと。 んで、この本がすごいのは、「なぜその方法をとるのか」という目的の部分を明確にしていること。 だから、方法論としては古いかもしれないけど、ここで述べられている観点で頭の整理をしたり、学んだことを整理したりしていきたいと思う。 ただ、この人がやってること、言われる前からオレ結構実践してたよ、ってちょっとした優越感www この人、他にもおもしろそうな本をいっぱい書いてるから、いろいろ読んでみようと思う。 語り口というか、文体はかなり読みやすかったしね。
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集めた情報の整理の仕方、メモの取り方、 そこからの発想の仕方などについて、整理されている本です。 驚きました。40年も前の本と思えません。 すべていまのビジネスハック系のオリジナルといえると思います。 「知的生産の技術」で紹介されている方法を、 発達した情報技術のノウハウを付与...
集めた情報の整理の仕方、メモの取り方、 そこからの発想の仕方などについて、整理されている本です。 驚きました。40年も前の本と思えません。 すべていまのビジネスハック系のオリジナルといえると思います。 「知的生産の技術」で紹介されている方法を、 発達した情報技術のノウハウを付与したのが、 「整理Hacks!」などの本となってアップデートされています。 見方を変えると、それらの「知的生産の技術」が40年間使い込まれて、 通用することが証明されてきたということかと思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
私はこの本のカードのやり方で卒論を書いてみました。 一度情報をバラバラにし、それから自分で再構成していく。 時間はかかりましたが、情報の整理を実践してみると得られるものは結構あります。 教授には、PCのがいいんじゃないか、と言われてしまいましたが 笑 こうした知識の整理方法のほか、文章が読みやすい。あえてひらがなを多く用いて、語りかけるようなスタイルで書かれている。 さすがに今の時代に合わなくなってしまった項目はありますが、読んでみて意図をつかむだけでも価値はあります。 特に学生の方に読んでもらいたいです。
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入院中に読みました。 やっぱり一緒に読んでおかないとまずいんじゃないかと思って。 読んでみると、いろんな人の本のネタ本になっているなぁと感じました。 もちろん、参考になる部分がたくさんありました。
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梅棹忠夫氏の代表作の1つです。1969年に出版された本ですが、40年以上にわたって再版され続けています。その理由は「はじめに」の項を読めば分かるでしょう。梅棹氏はコンピューターが普及するかなり前から、情報産業時代の到来を予見されており、情報管理の技術が「読み・書き・そろばん」と...
梅棹忠夫氏の代表作の1つです。1969年に出版された本ですが、40年以上にわたって再版され続けています。その理由は「はじめに」の項を読めば分かるでしょう。梅棹氏はコンピューターが普及するかなり前から、情報産業時代の到来を予見されており、情報管理の技術が「読み・書き・そろばん」と同じように基礎的なリテラシーになることを指摘されてます。本書が出版された当時はパーソナルコンピューターなどありませんが、今で言うデータベース化と同じようなことを全てマニュアルで実践されていたというから驚きです。 ITが発達した現代では容易に情報の収集、蓄積、検索をすることは容易にできるようになりました。普通の人でも当時の梅棹氏よりも多くの情報を扱っているかもしれません。では、現代の我々は梅棹氏のような「知的生産」活動をしているでしょうか? 膨大な情報に囲まれている現代では、情報を集めただけ、他の人に転送しただけで終わってしまっているのではないかと思います。梅棹氏は本書で情報管理の技術について述べられていますが、あくまでも知的生産のための手段として情報を位置づけており、徹底的に活用しようとする姿勢が根本的に異なります。 本書の「発見の手帳」「読書」「日記と記録」の章は現代の「ライフログ」や「思考法・発想法」と通じるものがあります。梅棹氏は鋭い観察眼で得たログと、それらを体系化する思考力をもって後世に残るような「知的生産」活動を実践されました。 今や世界中の人がツイッターやSNSの機能を活用して膨大な情報を生み出したり、流通させていますが、その情報はどれだけ有効に活用されているでしょうか?本書の内容は出版当時よりも現代にこそ生かされるべきものかもしれません。
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梅棹忠夫展に行ってから気になったので図書館で借りた。 図書館にあった本と古くて、1982年で33刷だった。 この本自体は、1969年に初版を発行。古い本だけれど、考え方が時代の先を見据えていて、面白かった。 名言その一 明日の自分は他人と思え →私がよくやる失敗で、適当にその...
梅棹忠夫展に行ってから気になったので図書館で借りた。 図書館にあった本と古くて、1982年で33刷だった。 この本自体は、1969年に初版を発行。古い本だけれど、考え方が時代の先を見据えていて、面白かった。 名言その一 明日の自分は他人と思え →私がよくやる失敗で、適当にその時の感覚で作った資料だけだと、後で見た時に、どういう意味で、どう計算したのか?理解に苦しむことが多い。説明が無くても、誰もが理解出来るような資料作りが出来るようにしたい。 名言その二 型を決めてしまえば、楽になる →メールのテンプレートをもっと活用すれば、より効率的にメールが送れるはず。 名言その三 記憶を頼らず、記録せよ。何でもメモするメモ魔になれ!発見はその時に、瞬時に書くべし! →忘れないうちにドンドンメモする。今後、手書きが必要なものについては、SHOT NOTEを有効活用する。
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※このレビューにはネタバレを含みます
大阪・万博記念公園内にある国立民族学博物館、いわゆる「みんぱく」をつくった立役者で初代館長が書かれた名著です。2011/03/10-2011/6/10までこの方の生涯・考え方に焦点をあてた展覧会がみんぱくで行われており、見学に行ったのを機に読み始めました。 人の整理の方法をただ模倣するだけでは意味がない、独自の考えを生み出して整理する力をつけることこそが大事だということに気づかされました。 といっても京大式カードに大いに魅了され、evernoteをさっそく使い始めてしまいました。 6章の本の読み方も一読されることをおすすめします。
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