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白い巨塔(第1巻) の商品レビュー

4.2

186件のお客様レビュー

  1. 5つ

    72

  2. 4つ

    72

  3. 3つ

    28

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

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2013/12/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第1巻終了。この方の作品を知らずして社会派小説は語れないんじゃね?!などと思い読み始めました。魑魅魍魎がはびこる泥沼のような世界の話だが、それを必要以上に感じさせず読みやすい。先が長いのでじっくり読もう。

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2017/06/04

227 本書が刊行されたのは1965年。当時は今ほど医事裁判はなかった。なのにこのリアリティー。加えて、著者が医療関係には全く素人であるというのに、綿密に取材され出来あがった本書。凄いとしか言いようがない。 同著者、読了2作目。

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2013/10/14

病院内での教授の座を巡る医師たちの戦いが描かれている。 正直、ほんとつまらん事で争っているなぁと思った。 教授になれるかどうかの本人たちにしたら大層な事なのかもしれないけれど、患者からしたら本当にどうでもいいこと。それよりももっとちゃんと医学を勉強して欲しいと思う。 それから...

病院内での教授の座を巡る医師たちの戦いが描かれている。 正直、ほんとつまらん事で争っているなぁと思った。 教授になれるかどうかの本人たちにしたら大層な事なのかもしれないけれど、患者からしたら本当にどうでもいいこと。それよりももっとちゃんと医学を勉強して欲しいと思う。 それから、○○は教授の機嫌を損ねないように□□と言った言い方をした。という文体が小説内に多々出てくるので、その解説のような文体がいい加減嫌になってくる。そんな事は書かれなくても、読み手が自分で判断するので必要ないと思う。

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2013/08/26

医学界を題材に人間の本質を描いた傑作小説。 医療現場・職場の人間関係・友情・家族・恋愛・人間の生き方が巧みに描かれている。

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2013/07/27

山崎豊子作品で気になっていた最後のシリーズ。 これは、ただの病院ものと言うより、色々な人格の人がいて、それぞれの人物の心の描写が素晴らしい。 私は、中学生の時に、実際に正しい事をして、女子高で仲間はずれにされたことがある。女子高での一人でのお弁当や移動は辛い。ロッカーにごみが入...

山崎豊子作品で気になっていた最後のシリーズ。 これは、ただの病院ものと言うより、色々な人格の人がいて、それぞれの人物の心の描写が素晴らしい。 私は、中学生の時に、実際に正しい事をして、女子高で仲間はずれにされたことがある。女子高での一人でのお弁当や移動は辛い。ロッカーにごみが入っていたこともある。 自分の行動を悔いることはないが、里美先生の様に、正しい事をすると世の中はこういう目にあうから、それなりの覚悟をしてからの行動を勧める。だけれど、最後に敵対していた財前が最も信頼したのが里美先生で、悪意ではなく、最後に人の心に通じるのは誠実さであると思う。 今の私は、大河内先生を目標にしたいと思う。 もう一人気になったのが柳原。5巻の258ページでの発言。彼は最後まで小心者だが、強くない人間の気持ちもわかるので、何とも言えず読んでいたが、彼は最後まで善意ではなく、自分の立場の方を考えていた事に驚く。 現在、私の知り合いが、きつい会社の同僚と一緒に、もう一人の同僚をのけ者にする行為をしている。私は、それを非難することで、知り合いから嫌われてしまった。自分を里美先生とすごく重ねた。だけど、里美先生の、相手に対する優しさがなかった点を反省する。そして、私の知り合いの同僚は財前。それは明らかだが、私の知り合いが誰かと重ねながら読んだが、決定しかねた。柳原でないこと、そしてこの物語の様に、最後には私の誠意に気づいてくれる事を祈って、感想文の筆をおきます。

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2013/06/09

何度もドラマ化された本書。いま読んでも、全く色あせない。大学という組織、それも国立大学、さらに数ある学部の中でもいまだに別格扱いの医学部、そのなかでも絶大な権限・権力・お金を握り続けているのが外科。そして、弱腰の厚生労働省の体質と姿勢。こうした状況は、本書が書かれた頃、いまだ何も...

何度もドラマ化された本書。いま読んでも、全く色あせない。大学という組織、それも国立大学、さらに数ある学部の中でもいまだに別格扱いの医学部、そのなかでも絶大な権限・権力・お金を握り続けているのが外科。そして、弱腰の厚生労働省の体質と姿勢。こうした状況は、本書が書かれた頃、いまだ何も変わっていない実態といべきか。 現在、山崎豊子氏が再度本書を書くとすれば、どんな主人公像になるのだろうか。やはり、国立大学医学部教授のポストに固持していくのか、それとも海外に飛び出し、さらに高みを目指していくのか、そんなことを思いつつ1巻から5巻まで一気に読み直した。

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2013/03/09

ドラマを残念ながら見れずに、三浦しをんのエッセーから興味を持って全部読んだ。 すごくドロドロすぎる。 でも、財前君、偉くなって威張りたくなる君の気持ちも分かるよ。 今だったらCTぐらい速攻できるのに・・・ 最期の鵜飼教授への「用はない、あっちへ行け」と解剖時への遺書は涙が出...

ドラマを残念ながら見れずに、三浦しをんのエッセーから興味を持って全部読んだ。 すごくドロドロすぎる。 でも、財前君、偉くなって威張りたくなる君の気持ちも分かるよ。 今だったらCTぐらい速攻できるのに・・・ 最期の鵜飼教授への「用はない、あっちへ行け」と解剖時への遺書は涙が出てきた。

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2013/03/03

面白い!山崎豊子の小説は古いものは古びず、新しいものは古びている(運命の人のひどさよ!) この教授選のドロドロっぷりね たまらん! 全面的にドラマのキャストが頭に浮かぶがほぼ全てはまり役であるように思う

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2013/02/21

第一回の選考委員会ぐらいまで。 おれが大好きで観てたのが唐沢の白い巨塔なんだよね、だから登場人物がみんなそのメンツで想像されてしまう。ただ時代が全然違うけどね。

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2012/12/19

重厚な社会派小説を読む。新聞記者出身というだけあってか、巨大組織に鋭くメスを入れる内容。人間の欲深さに背筋が寒くなる思い。古臭い、という感覚はありますが、なんとなく本質はどの時代も変わらないのだろうなと思いながら読んだ。とにかくまだ序盤なので、続きを読みます。

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