白い巨塔(第1巻) の商品レビュー
まだ1巻しか読んでないけど、はまるなー かなり今さらですか。 頭の良い人の文章ってやっぱり簡潔で読みやすいな。
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常に時代のタブーに挑戦する作者の鋭い着眼点と人間考察がすばらしい。 随分前に書かれたもので財前教授と同世代の読者は相当の高齢者になるはずだけど、両親の時代を思い出しながら楽しんで読みました。
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ちょっと怪しげな大阪弁が多数出てくる所が壺。彼女の作品では「沈まぬ太陽」や「大地の子」では里見的な人物が主人公なのに対し、あえて悪役的な財前が主人公な所に医療の難しさを感じた。がんばれ柳原君。
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25年ぶりにドラマでよみがえった不朽の名作。大学病院という閉鎖的な環境で、医師という偉大な職業とはかけ離れた「教授選」という醜い争い。マスコミに期待され、権力欲に燃える財前助教授の裏工作、金に糸目はつけない財前の義父、そんな財前の恩師でありながら、教授にはさせまいと翻弄する東教授...
25年ぶりにドラマでよみがえった不朽の名作。大学病院という閉鎖的な環境で、医師という偉大な職業とはかけ離れた「教授選」という醜い争い。マスコミに期待され、権力欲に燃える財前助教授の裏工作、金に糸目はつけない財前の義父、そんな財前の恩師でありながら、教授にはさせまいと翻弄する東教授。醜い争いが始まる!
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30年以上前に書かれた話なので、現況とは多少異なる部分があるが、医療業界の問題点を鋭く描いている事には変わりなく、今読んでも得るものの多い名作。 有名な最後のシーンは必読です。
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人事なんてものは、所詮、こんなつまらぬ些細なことで決まるものなんだ。人間が人間の能力を査定し、一人の人間の生涯をきめる人事そのものが、突き詰めてみれば必ずしも妥当ではない、残酷な、そして滑稽な人間喜劇なんだ。(p.265)
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