白い巨塔(第1巻) の商品レビュー
でました「山崎豊子」 大学病院の裏側の世界。 治療と研究。教授と医局員。そのはざまでのアツレキ。 んっ~~ 医者って・・・
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タブーを扱う難しさ TVシリーズが有名な「白い巨塔」。医学界のタブーを扱うというその取材力というものに感動した。TVを見た人でも医学界の中の人間ドラマを本でも、っていうことでぜひおすすめ作品。5冊の長編だが、長さなんてのはほとんど感じない。 この白い巨塔もハンニバル同様に、本も映...
タブーを扱う難しさ TVシリーズが有名な「白い巨塔」。医学界のタブーを扱うというその取材力というものに感動した。TVを見た人でも医学界の中の人間ドラマを本でも、っていうことでぜひおすすめ作品。5冊の長編だが、長さなんてのはほとんど感じない。 この白い巨塔もハンニバル同様に、本も映像も本当にすばらしい。国立大学の医学部第一外科助教授・財前五郎役の唐沢利明とそのライバルの里見役の江口洋介はまさにはまり役だったと思う。
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山崎さんの小説は難しい内容にも関わらず、わかりやすいのでとても好きです。けれど財前教授のことは最後まで好きになれませんでした。彼の弱い部分や母親に対する思いやりも見えたけど、あの目上の人に対する媚びようと目下の人に対する見下しようは見ていて気分が悪くなりました。 それと反対に里見さんは大好き。家族のことを1番に考えたら確かに彼は手を出すべきじゃなかったのかもしれない。けれど、彼以外に遺族を助けられる人はいないという事実に直面して、医師生命をも捨てる覚悟で正面から立ち向かっていく姿は本当ににかっこよかった。「僕は学問的業績に埋もれた医学者である事より、無名でも患者生命を大切にする医者である事を選ぶ」と言える彼の強い信念が多くの人に影響を与えることができたのだと思う。 その信念に影響された人の1人、佐知子の言った「自分が出来る時力を貸すのは誰でも出来る事で、自分が出来ない時にでも何とかしてさしあげるのがほんとうの尽力というものではございませんかしら」という言葉には、改めて気づかせてくれるものがありました。 医者は、癌患者に対して徹底的にその人が癌であることを隠します。患者にショックを与えない為にそうするんだろうけど、私だったら知らせてくれた方が嬉しいのに。死ぬことがわかってるならなおさら。
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昔ドラマで見て内容知っていても飽きることなく読むことができた。大学病院という閉鎖的な空間での様々な人間模様がリアルに描かれていて興味深い。
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テレビで見た事があったのだが、読んでみてびっくり。 本当に医者が政治的に動いている。 一応、病院の話なのだけれど診療シーンなどよりはるかに多く、政治のシーンが描かれている。 改めながら、大学病院は怖い。。
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ドラマ化されてから読みました。時代背景考えると、やはり田宮次郎?の時の方がしっくりくるとは思いますが、人間の欲望(財前)と使命(里見)のぶつかり合いは非常に読みごたえがあります。名作でしょう。でも、財前は唐沢さんでは爽やかすぎるかな。イメージとして。
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大学病院医師とは因果な職業です…;ギラギラした戦いは読みごたえ十分。でもその分里見先生に癒されます。疲れた財前さんが里見さんにあいにいったシーンが後々切なく感じそうです。
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ヤマトヨ(そんな呼び名は失礼)の大河作品は数あれど、名作の呼び名高い白い巨塔。華麗なる一族、沈まぬ太陽、大地の子、運命の人、不毛地帯はほぼ読んできたので、自分にとっては最後の大物であろう。 一巻では、外科医財前五郎が教授の座を勝ち取るための、肉弾戦について描かれる。時代背景がたぶ...
ヤマトヨ(そんな呼び名は失礼)の大河作品は数あれど、名作の呼び名高い白い巨塔。華麗なる一族、沈まぬ太陽、大地の子、運命の人、不毛地帯はほぼ読んできたので、自分にとっては最後の大物であろう。 一巻では、外科医財前五郎が教授の座を勝ち取るための、肉弾戦について描かれる。時代背景がたぶん30年くらい前なので世界観は古いがヤマトヨの作品を読み慣れていればそんなものは気にならない。 ただひとつ、感覚がズレてしまうのは二次会が解散して家に帰る時間が10時とかになっていること。10時に帰宅する二次会なんてあるのかしら。
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【21/150】山崎豊子氏の長編作品のなかでは、私にとって最後の作品となる「白い巨塔」。著者には申し訳ないが5冊1000円で古本屋で購入。まだ1冊目なのでなんともコメントできない。 今まで読んだ山崎作品の中では、好きな順でいうと「二つの祖国」「沈まぬ太陽」「不毛地帯」「華麗なる...
【21/150】山崎豊子氏の長編作品のなかでは、私にとって最後の作品となる「白い巨塔」。著者には申し訳ないが5冊1000円で古本屋で購入。まだ1冊目なのでなんともコメントできない。 今まで読んだ山崎作品の中では、好きな順でいうと「二つの祖国」「沈まぬ太陽」「不毛地帯」「華麗なる一族」となる。さて、本作品はどこにランクされるか!?
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大学の時にドラマを見てからハマって小説を読みだした。 それ以来何回読んだだろうか。 就職の面接のときに一番好きな本を聞かれ、「白い巨塔」と即答した。 理由を聞かれ、なぜ好きなのかうまく伝えられなかったが今なら言える。 財前と里見、東教授やその娘佐枝子、柳原やそのほかの登場人物た...
大学の時にドラマを見てからハマって小説を読みだした。 それ以来何回読んだだろうか。 就職の面接のときに一番好きな本を聞かれ、「白い巨塔」と即答した。 理由を聞かれ、なぜ好きなのかうまく伝えられなかったが今なら言える。 財前と里見、東教授やその娘佐枝子、柳原やそのほかの登場人物たち。それぞれ強くもあり、弱くもあり、素直であり、卑怯である。 しかしみんなに信念があり、それに向かって素直に貪欲に生きている。 まさにそれこそ人間じゃねえか!……と。
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