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ピーターの法則 の商品レビュー

3.5

75件のお客様レビュー

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2024/09/26

名著。基本的にシンプルなプリンシパルを繰り返し補足説明しており冗長感はあるがプリンシパル自体は強固かつ普遍。それ故に古典となり得たのかと。

Posted byブクログ

2024/06/09

世の中の真実が書かれている。その品質は、現在の職位の報酬が昇進、次のポジションへの異動であり、その職員に適しているかは別。そのために無能レベルとなるというもの。

Posted byブクログ

2024/05/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ピーターの法則 「ピーターの無能の法則」、この法則を20代後半で知ってしまったがために、今の竹蔵があるのは間違いありません。 簡単に要約すると「ピーターの法則」は以下のようなものです。 *人はそれぞれの無能レベルがあり、階層社会で出世を続けていけば、いづれ無能レベルに達してしまう。 (名選手=名監督であるとは限らない。) *従って、ある一定時間が立てば無能レベルの人が各階層に溢れることによって、その組織は期待されるアウトプットを出すことができなくなる。 (会社30年説はこれで納得。) *無能レベルに達した人は、その階層にしがみつき、手放そうとしないので、有能な人がそのポストを得ることはほとんど期待できない。 (今の日本のお役所がこれの極限の形か?) *無能レベルに達した人は、その人自身も不幸である。 (不幸に思っていない困った人もいますが。。。) *ピーターの無能の法則から逃れる方法は、ただ一つ。無能レベルに上がらないことである。 (創造的無能のすすめと言っています。) 竹蔵は、自分のやっていて楽しいこと、面白いこと、満足感があることを目指して仕事をして来ました。本書にある創造的無能の薦めに従って、会社が外資系であったこともあり、専門職という管理職ではないキャリアパスが用意されていたので、そちらの方を希望して今の仕事があります。 なりふり構わず人を蹴落として偉くなって、お金を儲け、満足する人生よりも、できうれば人の役に立ち、信頼をしてもらい、まあまあお金ももらえたらラッキーという人生が自分には心地よい。 「人生これみな塞翁が馬」ですので、こういった人生感がどういった結末を迎えるのかはわかりませんが、人生は結果ではなくてプロセスだと考えるのであれば、そんなに悪い人生を送ってきた訳ではないなあと思います。 忙しい中でもちょっと立ち止まって、こういったユーモア溢れる本を読んで、少し人生を考えてみる「休養日」もたまには必要だと思います。 私の人生のいくばくかを変えたこの本、是非ご一読を。 併読書として「老人力」も良いです。 竹蔵

Posted byブクログ

2024/05/08

この本を以前の上司からお勧めされ、5年になります。 読んだのは、つい最近になってです。 以前の上司に伝えたい。 「私はまだ最下層の平社員だ」と。

Posted byブクログ

2024/03/27

「ピーターの法則」で知られる階層社会学の創始者ローレンス・ピーターによる著作。 原著は1969年に発行。 ピーターの法則とは、「なぜ世の中には(職業的)無能が溢れているのか?」というピーターの個人的な疑問から生まれた、 「階層社会では、すべての人は昇進を重ね、おのおのの無能レベ...

「ピーターの法則」で知られる階層社会学の創始者ローレンス・ピーターによる著作。 原著は1969年に発行。 ピーターの法則とは、「なぜ世の中には(職業的)無能が溢れているのか?」というピーターの個人的な疑問から生まれた、 「階層社会では、すべての人は昇進を重ね、おのおのの無能レベルに到達する。ゆえにやがて、あらゆるポストは、職責を果たせない無能な人間によって占められる。仕事はまだ無能レベルに達していない者によって行われている。」 とする理論のことである。 つまり、序列・職位のある組織においては、現時点の職位で評価された人だけが昇進する。 その人が新しい職位でも高い評価を受けた場合、さらに上の職位に昇進する。反対に、新しい職位で評価されなかった場合はその上には昇進できない。 こうして「昇進が止まっている人=その職位に対して無能レベルに達した人」という構図となり、一定の時間を経るとすべての階層が無能で「詰まる」ことになる。 同様のことがあらゆる組織、あらゆる階層で起こっているとするのである。 これはそこそこ有名な理論らしいが、私は今まで知らなかった。たまたま知る機会があって非常に興味深い理論だと思い、詳細を知るために本書を手に取った。 本書の文章は平易なもので読みやすい(ピーター教授の論文とインタビューを基に作家のレイモンド・ハルが非常に読みやすく書いているため)。 ピーターの法則の原理、先行研究、例外となるケース、関連するコラムが紹介され、理論の詳細はよく理解できた。 しかし、1番知りたかった「ではどうすれば法則から抜け出せるのか?」というところが明示されなかった。 本書はピーター教授にとっても第一作目の著作であり、研究は後年も続けられているためこのあたりの内容が薄いのかと考えられる。 なので読後、私が調べたこと・考えたことから自分なりにこの対策を講じたい。 ・対策1: 昇進する条件にその階層における成果だけでなく、上層で求められる能力も含める 冷静に考えれば当然の話ではあるが、現在の階層での目立った能力や成果のみで昇格させるのではなく、次の職位で求められる能力も加味して昇格させることで、昇進してから無能になってしまうことを防ぐことが重要である。 そのためには各職層の職務能力的要件定義を行い、必要となる能力を明示化することが求められるだろう。 ・対策2: 無能レベルに達した者を降格・配置転換させる これも当たり前の話だが、JTCでは明らかにパフォーマンスも評判も悪い幹部が長年放置されているケースが散見される。昇進して無能レベルに到達してしまった人はちゃんと降格なり配置転換することで組織の人材活性化を図るべきだろう。 米コンサルティング・ファームがカルチャーとして持つ「up or out」がまさにこれに該当する。 そのためには正確にマネジャーのパフォーマンスを測る指標が必要。 本書ではピーターの法則を弱めるためには、組織内に閉じた階級制度があれば良いと言及されている。つまり、支配階級と被支配階級のように先天的な固定的階級があれば、被支配階級で有能な者が階級の壁を越えられないために、その有能さを残したままポストに留まることになる。 そしてこの階級制度は現代でも「学歴」という形で存続している。 これは興味深い説ではあるが、学歴社会ゆえの弊害も多いと考える。 本書は内容が濃いわけではないが、ユニークで興味深い理論をよく理解できる。

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2023/11/27

全ての階層社会において昇進は、最後の最後では有能レベルから無能レベルに昇進することであるという。 無能にならないために昇進を断る、昇進に値しないと判断され、昇進を提案されないようにする方法などの有能を続けるための要素など、真面目に議論しているようだが、思いっきり皮肉っているのが面...

全ての階層社会において昇進は、最後の最後では有能レベルから無能レベルに昇進することであるという。 無能にならないために昇進を断る、昇進に値しないと判断され、昇進を提案されないようにする方法などの有能を続けるための要素など、真面目に議論しているようだが、思いっきり皮肉っているのが面白かった。 世の中には、無能が思った以上に多く、それでも社会が回っていることに疑問を持っていたが、有能レベルから無能レベルに昇進した結果だったのだと知った。 なぜ昇進を目指すのかについて目を向けると、昇進を目指させる仕組みになっていて、組織に染まらず、その仕組みに乗っからない方が案外楽なのだろうと感じた。 とても有能(スーパー無能)な場合は、階層社会の外に出るが、自分がその階層の上に立つことで、無能へ向かっているのか?という疑問が出てきた。

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2023/07/09

今年度からPTAを始めて組織に所属するようになったため、旦那からオススメされた一冊。PTAは会社ではなく基本ボランティアのため、階級制度に当てはまらない部分もいくつかありましたが、偉くなれば必ず無能になっていくピーターの法則には心当たりがあり、ドキリとしました。読後は無能にならな...

今年度からPTAを始めて組織に所属するようになったため、旦那からオススメされた一冊。PTAは会社ではなく基本ボランティアのため、階級制度に当てはまらない部分もいくつかありましたが、偉くなれば必ず無能になっていくピーターの法則には心当たりがあり、ドキリとしました。読後は無能にならないようにするべく、目の前の仕事に没頭し、創造的無能を心がけていきたいです。

Posted byブクログ

2023/02/06

☀️ 〜有能とは何か?〜 ママ専門コーチのゆうきです。 ▷ママがワクワクする本紹介→ @bookmamaaaa ▷ラジオ版→ @kosodatenomikata いつもご覧いただきありがとうございます♪ ーー内容ーー 1969年に書かれた本であり、今もなお読み継がれる...

☀️ 〜有能とは何か?〜 ママ専門コーチのゆうきです。 ▷ママがワクワクする本紹介→ @bookmamaaaa ▷ラジオ版→ @kosodatenomikata いつもご覧いただきありがとうございます♪ ーー内容ーー 1969年に書かれた本であり、今もなお読み継がれる名著。社会学をもとに、組織で生き残るための知恵が実例とユーモアとともに書かれた一冊。 ーー感想ーー 長く人事関連の仕事をする中で、ずっと疑問に思っていたことがある。 面接官が「こいつは優秀だな」とA評価を出した人は、C評価だった人より“本当に”優秀なのだろうか?という疑問だ。 確かに会社の尺度から見たら「扱いやすい」「求める条件にフィットしている」のかもしれない。 でも、別な尺度で測ったらCじゃない可能性だってあるのではないか? ・・・ その疑問に本書が答えを出してくれた。 『上司は、組織の自己都合という尺度で、部下が有能かどうかを判断する。』 つまり、組織(階層社会)は、『維持されること』が第一の掟だから、より組織と調和できる人間が有能ということになる、ということだ。 そして、『階層社会では、すべての人は昇進を重ね、おのおのの無能レベルに到達るす』というピーターの法則につながる。 ーー 先日、区役所に書類を出したら電話がかかってきて「日付が入っていなかったので書きに来てください」と言われて「は、、はい?」と変な声が出てしまった。 階層社会の中で生きると、手段が目的化してしまうのだ、という指摘は本書の中でも多数の事例とともに紹介されている。 たしかに、階層社会の内部では有能(調和が取れる人)かもしれないが、外部から見たらそうではない、という事態になる。 『有能か無能かは、見る人次第で変わる』というのは最もだ。お陰様で、長年の疑問がはれた。 ーー では著者のいう「有能」とは何か? それは、組織の目的のために仕事をする人。つまり、「組織と調和」することよりも「提供する仕事」に重点を置いている人だ。 しかし、ピーターの法則に当てはめると、この有能な人はやがて昇進によって無能となってしまう。ポジションが変わることで求められることが変わるからだ。 名選手は必ずしも名監督ならず、と同じこと。 この事態を回避する手段も面白く書かれているのでぜひ読んでいただきたい。 ーー そして最後、著者が「人間の最大の任務」と言っているのは、生活の質(Quality of Life)を向上させることだ。これは無能に到達することを防ぐことで果たすことができるという。 つまり、食糧を得て、暖をとり、健康的な環境を維持し、子供を育てるという、生存に必要不可欠な要素の質を上げること。 これを読んだ時、肩の力が抜けた。 ずっとキャリア志向だった私は、フリーランスになった今も、本当はもっと組織の中で頑張れたのでは?と思うこともあった。 でも、もうそう思うのはやめた。 ママとして「人間の最大の任務」という、重要な仕事でキャリアを積むことにしよう。 あなたは任務は何ですか? — 最後まで読んでいただきありがとうございます

Posted byブクログ

2022/10/18

昇進することによって、各々の無能に連れていかれる。 あの人はいい教師だったのに、教頭としては…ということが起こるのだ。 役割が変われば違う仕事になるから当たり前といえば当たり前。 仕事ができれば昇進の道は開かれる。ただ、いつしか無能の領域に辿り着いてしまう。 なんだか不思議な仕...

昇進することによって、各々の無能に連れていかれる。 あの人はいい教師だったのに、教頭としては…ということが起こるのだ。 役割が変われば違う仕事になるから当たり前といえば当たり前。 仕事ができれば昇進の道は開かれる。ただ、いつしか無能の領域に辿り着いてしまう。 なんだか不思議な仕組みだと思った。 それを阻止するためには創造的無能をつくる。 自分の居心地のよい場所でとまり、自分の能力以上のことはしない。 それができたらどれだけ楽かと思いながらとても納得した。

Posted byブクログ

2022/05/29

ピーターの法則、階層社会では、すべての人は昇進を重ね、各々の無能レベルに到達する。 ピーターの必然、やがて、あらゆるポストは職責を果たせない無能な人間によって占められる。 仕事は、まだ無能レベルに到達していない人間によって行われている。 なんか多くの大企業に当てはまる内容でドキッ...

ピーターの法則、階層社会では、すべての人は昇進を重ね、各々の無能レベルに到達する。 ピーターの必然、やがて、あらゆるポストは職責を果たせない無能な人間によって占められる。 仕事は、まだ無能レベルに到達していない人間によって行われている。 なんか多くの大企業に当てはまる内容でドキッとした。

Posted byブクログ