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カフカ短篇集 の商品レビュー

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114件のお客様レビュー

  1. 5つ

    34

  2. 4つ

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  3. 3つ

    22

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    7

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2011/01/29

Kさん紹介の本。現実的にありえない状況であったり、常に孤独と絶望がつきまとう作品等、理解に時間を要する作品が多い。理解しようとすると突き放されるような感覚があります。

Posted byブクログ

2011/01/02

絶望、絶望、絶望。その繰り返し。 不可思議な展開から、提示されるのはいつも絶望。 しかし、僕らはそれを避けずに立ち向かわなければならない。 不可思議なカフカワールド! 読むべき作家であるのは間違いない! 良心から起こした行動が、世界の利益になるとは限らない。 池内紀さんの訳...

絶望、絶望、絶望。その繰り返し。 不可思議な展開から、提示されるのはいつも絶望。 しかし、僕らはそれを避けずに立ち向かわなければならない。 不可思議なカフカワールド! 読むべき作家であるのは間違いない! 良心から起こした行動が、世界の利益になるとは限らない。 池内紀さんの訳は読みやすい。

Posted byブクログ

2010/11/05

夢のようなひと時。『変身』で挫折した人も、せめてこの本だけは読んでからカフカの小説を判断していただきたいです。案外万里の長城が好き。

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2010/09/06

難解、夢を見ているようなストーリーの覆りっぷりに「え?」と呆気にとられてしまう。 結局どういう事?どうなったの?と疑問に思う事自体が狙いなんだろうか。 それも面白いと思うので少しずつ読み進めていきたい。

Posted byブクログ

2010/08/01

カフカの短編集。 謎に包まれた20の短編が織り込まれ、楽しく読むことができた。 しかし、難解で上手く解釈できないものも多くあった。小説に明確なメッセージ性を求める人には向かないかも。

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2010/07/27

カフカという人をあまり知らなかったが、これを読んで恐ろしく頭の切れる、そして神経質な、奥ゆかしい、秘めたがりな感じが窺えた。 「変身」のイメージが大きかったのでとっつきにくかったが(虫が嫌いなので) でも読んでみると、不思議な感じでとっても好きだった。 んー、え?なんで? け...

カフカという人をあまり知らなかったが、これを読んで恐ろしく頭の切れる、そして神経質な、奥ゆかしい、秘めたがりな感じが窺えた。 「変身」のイメージが大きかったのでとっつきにくかったが(虫が嫌いなので) でも読んでみると、不思議な感じでとっても好きだった。 んー、え?なんで? けっきょくなんなん? みたいな感想が多くある。 これが果たして「喩え」なのか本当によくわからない。 でもたぶん「喩え」なんだろうなと思う。 そういうよくわからないところが秘めたがりな感じなんだ、この人は。 もうちょっとカフカを勉強してみたくなった。

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2010/08/07

○橋人間 ・認識による自己破壊 ・誰一人として認識のみでは満足できない。認識に応じて行為に努めなくてはならない。しかし、その行為のためには力が足りない。故に自ら破滅しなくてはならない。

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2010/09/29

20100710 実は有名な「変身」すら読んでなかった。じゃあまず短編から、という理由で手を出したというわけでもないのだが、短編集でもカフカはカフカ、難解だ。でも奇を衒っただけの薄っぺらなシュール小説ではないと感じた。真剣な通奏低音があるんだろうな。 超短編「橋」で思いがけず涙...

20100710 実は有名な「変身」すら読んでなかった。じゃあまず短編から、という理由で手を出したというわけでもないのだが、短編集でもカフカはカフカ、難解だ。でも奇を衒っただけの薄っぺらなシュール小説ではないと感じた。真剣な通奏低音があるんだろうな。 超短編「橋」で思いがけず涙を誘われた。この橋は橋であって橋でない。谷の上に手足をかけて、誰かが通るのを待っていた人間だ。人間だからこそ、思いもかけない「なんと、橋が寝返りをうつ」ことだってあるわけで、崖の上から<男>はどこへ落ちて行ったのだろうか、それを考えるとこみ上げてくるものがある。  超短編ながら、これは小説一般の凝縮、この世の見取り図、あらゆる悲劇と喜劇の設計図とも呼べる作品なのではないだろうか。人間の苦悩は人を殺す力を持っているけれど所詮それだけで、私たちの悲しみも喜びもこのわずか1ページ半ほどの間に閉じ込められてさまよっているのではないか? ほかには「流刑地にて」「掟の門」「判決」「火夫」「父の気がかり」「夢」あたりが好きだった。「こま」だけはほんとにどうしようもない、何だかわからないのが悔しい。

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2011/05/07

20世紀を代表する作家の一人、フランツ・カフカの文字通り短編集です。 4ページからなる「掟の門」から始まり、「万里の長城」で終わる作品のチョイスがステキな、 カフカの作品集として1番のオススメ。 ステキな発想と、突然の不条理も違和感を感じさせない文章力で、普通の文学作品とは異なっ...

20世紀を代表する作家の一人、フランツ・カフカの文字通り短編集です。 4ページからなる「掟の門」から始まり、「万里の長城」で終わる作品のチョイスがステキな、 カフカの作品集として1番のオススメ。 ステキな発想と、突然の不条理も違和感を感じさせない文章力で、普通の文学作品とは異なったおもしろさがあります。 活字は苦手な方やライトノベルならって方にも、短編集で発想がおもしろいので、おすすめしたい一冊です♪ バランスよく収録されているので、試しにって方でも、お値段もお手ごろでオススメできちゃいます。

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2010/03/05

読みやすい短編集なうえに、カフカの頭の中が(理解できなくても構造をある程度眺めるくらいには)解る一粒で二度美味しい本でした。

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