カフカ短篇集 の商品レビュー

フランツ・カフカ(著者),池内紀(訳者)

2012/02/19

「判決」「流刑地にて」、「断食芸人」など大好きな話が入っているので星いつつ。
なんていうか、いつも自分の世界が嘘で、自分だけが取り残されて、そんな姿にそっと寄り添いたい。

2012/02/05

田舎医者くらいしかまだ読んでいないが、文体、雰囲気でカフカだと分かる。濃縮されたカフカが詰まっている。

2011/12/22

初カフカ。変身すら読んでません。不条理だったり、メタだったり、不思議な感じばっかりでした。カフカの講義とか受けてみたいです。

2011/12/15

「掟の門」など、生前に発表された短編や遺稿から見つかった短編を編集した短篇集。個人的な感想としては、カフカの短編は、ごく平凡な日常がいきなり非日常的なものと混合してしまうような、E.T.A.ホフマンにも通じる「不気味さ」を多分に持っている。それこそが、カフカが未だに読まれ続ける理由なのかもしれない。

2011/12/04

カフカといえば、不条理。
カフカといえば、「変身」という印象が強かった。

「変身」を読んで、ピンとこなかった人は、短編集を読むとよいかもしれない。
ひとつくらいは、面白いか、不思議か、妙に記憶に残るものがあるかもしれない。

それから、もう一度、「変身」を読み返すと、なんとなく、不条理の世界に浸っているのも悪くはないかもと思えるかもしれない。

ｐｓ。
自分は、カフカはジャズ喫茶で読むことにしている。
本を読むのに、音楽があれば、自分の世界だけに閉じこもってしまうことがないような気がするからです。

ひとそれぞれ、読書の仕方があると思いますが、、、

2011/11/29

やっぱりカフカはおもしろい。なぜあれほど私を魅了するのか。
訳が違う「掟の門」を読み比べましたが、ちょっとした翻訳の違いに抱くイメージが変わります。いろいろと連想してしまう、それがカフカの作品の良いところだと思います。短編のほうが、寓話や民話ようで、いろいろ想像力が働いて良いと思います。

2011/11/06

どこにこの本この文章の素晴らしさや言わんとする心の内を感じればいいのか私には難解すぎて理解出来ない。やはり古典の良さを感じるには数回は読んで見ないないとわからないんだろうか。文章としては読み易く翻訳がされているのだと思います。

2011/11/04

田舎医者が1番好きです。
非常識なエゴが何の前置きもなく描写されています。
今もそうだと思いますが、
ドクターは選べるようで選べないと思います。
病院は選べるけど。

2011/09/18

小宇宙的です。
ちょっとしたことで信じ込んでいた常識が危うくなり
不安なまま残りの人生を送らなければならないという
シュールで不思議な短編集でした。
安部公房っぽい。

2011/09/12

カフカは人によって解釈の仕方がすごくたくさんあると思う。５年後、１０年後には、今回と違った見方が出来そうだ。