フランクリン自伝 の商品レビュー
人間の幸福というものは、時たま起こるすばらしい幸運よりも、日々起こって来る些細な便宜から生まれるものである。▼相手を説得するために、正論など持ちだしてはいけない。相手にどのような利益があるかを、話すだけでいい。▼老いた若者は、若い老人になる。ベンジャミン・フランクリン -1790...
人間の幸福というものは、時たま起こるすばらしい幸運よりも、日々起こって来る些細な便宜から生まれるものである。▼相手を説得するために、正論など持ちだしてはいけない。相手にどのような利益があるかを、話すだけでいい。▼老いた若者は、若い老人になる。ベンジャミン・フランクリン -1790 政治家・科学者 あなたが転んでしまったことに関心はない。あなたがそこから立ち上がることに関心があるのだ。▼もし木を切り倒すのに6時間与えられたら、私は最初の4時間を斧を研ぐのに費やすだろう。▼馬の行きたい方向に馬を走らせるには手間も労力も要らない。▼欠点のない者は取柄もない。エイブラハム・リンカーン -1865 恐れはわれわれに自分の人間性を感じさせてくれる。▼逆境に勝る教育はない。▼愚か者はあれこれ思いをめぐらすが、賢い者は人にたずねる。▼人間は環境の創造物ではない。環境が人間の創造物である。▼評論家とは何者か。文学と芸術において成功できなかった人間である。ベンジャミン・ディズレーリ -1881 絶対に失敗しない唯一の人間とは、何もやらない人間である。セオドア・ルーズベルト -1919 屋根を治すとしたら、よく晴れた日に限る。▼あなたの敵を許せ。だが、その名前は決して忘れるな。ジョン・F・ケネディ -1963 恐怖は逃げると倍になるが、立ち向かえば半分になる。凧(たこ)がいちばん高く上がるのは、風に向かっているときである。▼20歳までに自由主義者でなければ情熱が足りない。40歳までに保守主義者でなければ知能が足りない。▼過去をより遠くまで振り返ることができれば、未来をより遠くまで見渡せる。ウィンストン・チャーチル -1965 もしきみを批判する者がいないなら、きみはおそらく成功しない。マルコムX -1965 あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なのか。明日死ぬとしたら、生き方は変わるか? チェ・ゲバラ -1967 あなたが正しいとき過激になりすぎてはいけない。あなたが間違ってるとき保守的になりすぎてはいけない。マーティン・ルーサー・キング・ジュニア -1968 思い切り泣けない人は、思い切り笑えない。ゴルダ・メイア(イスラエル首相) -1968 私はまた、私の敵にも感謝しなければならない。彼らが私を失望させようとしたことが、かえってこの仕事をやり通す力を私に与えたのである。ジョモ・ケニヤッタ(ケニアの初代首相) -1978 考えは言葉となり、言葉は行動となり、行動は習慣となり、習慣は人格となり、人格は運命となる。マーガレット・サッチャー -2013 勇者とは怖れを知らない人間ではない。怖れを克服する人間である。ネルソン・マンデラ -2013
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図書館で借りた。 ベンジャミン・フランクリン、アメリカ合衆国建国の父として並べられるうちの一人。と言っても大統領などトップに登り詰めた訳ではないので、知らない人も少なくないかと思う。 政治家ではあるが、科学者や出版業者の側面もあり、私は「アメリカの渋沢栄一的な人かな?」と思った。...
図書館で借りた。 ベンジャミン・フランクリン、アメリカ合衆国建国の父として並べられるうちの一人。と言っても大統領などトップに登り詰めた訳ではないので、知らない人も少なくないかと思う。 政治家ではあるが、科学者や出版業者の側面もあり、私は「アメリカの渋沢栄一的な人かな?」と思った。私が知ったきっかけも科学者的側面だ。電磁気学の本で、有名な実験「凧揚げで雷が電気であることの証明」で知った。 そんな人の自伝が岩波文庫として、しかも赤(アメリカ文学)として残っている。それはなぜかと言うと、社会人がよく読むジャンル「自己啓発本」としてベストセラーになったかららしい。 たしかに怒るより好みから入り込むコミュニケーション術であるとか、女性の教育の考察であるとか、様々な側面で参考にはなる。現代でよく聞く定説が、ところどころで感じ取れる。 ただ読んでみて私の感想は、おじさんの半生自慢の印象のほうが強いかな(笑)
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「13徳」の「規律」と「沈黙」は、まさに自らに課したいものであった。またそれ以上に付録の『富に至る道』で謎の人物「貧しいリチャード」が言及する言葉の数々が実にいい。
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気持ちが良いほどの勤勉さ、無欲。 言うのは簡単だけどやるのは難しい。 自分をもう一度見直してみようと思える1冊です。
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アメリカ建国の父フランクリンの自伝 印刷屋見習いから始まり イギリスからアメリカへ渡り 立身出世していく 文体が古く、淡白な文章が読み難い
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フランクリンの生い立ちとかはあまり興味ないし読み物としてもさほど面白くもなかったので読み飛ばしたが、周囲から評価され社会に貢献し続けている人生だったということはなんとなくわかった。 13の徳を積む具体的な方法、その週に重視し反省する徳目を定義するという話についてはかなりよさそうな...
フランクリンの生い立ちとかはあまり興味ないし読み物としてもさほど面白くもなかったので読み飛ばしたが、周囲から評価され社会に貢献し続けている人生だったということはなんとなくわかった。 13の徳を積む具体的な方法、その週に重視し反省する徳目を定義するという話についてはかなりよさそうなので実践しているところ。そこだけ読めばこの本の6割くらいの価値はあるような気がする。
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20190429 アメリカ独立戦争時代に、アメリカ建国や資本主義確立の父となったフランクリンの自伝。明治時代の著名人達も愛読した。 植民地となっていたアメリカを代表して各国との条約調整といった政治力や、稲妻の発見といった科学的実験、また、消防や図書館などの組合を作って地域貢献する...
20190429 アメリカ独立戦争時代に、アメリカ建国や資本主義確立の父となったフランクリンの自伝。明治時代の著名人達も愛読した。 植民地となっていたアメリカを代表して各国との条約調整といった政治力や、稲妻の発見といった科学的実験、また、消防や図書館などの組合を作って地域貢献するといった経済的アイディアに富んでいた人である。信頼をベースにした互助を形成し社会を発展させるといった思想が、資本主義アメリカの基礎を築いていったのだと思う。 そんな思想をフランクリンが育むことができた理由には、印刷工として成功を収めた若い時代からの職業倫理なのではないだろうか。とにかく勤勉、誠実たること。それが結局は信頼を形成し新たなビジネスを引き寄せることになるのだ。しかも当時において宗教に頼らない合理的な思考で徳を磨くことが成功につながると理解している点は参考になる。さらに、13徳として立てたプランを実践し、評価し、再定義している点は習慣法として今でも輝きを放つ考え方である。 自分もビジネスパーソンとしてどう行きていくか、フランクリンから学ぶ点は大いにある。 //MEMO// アメリカ資本主義の父であるフランクリンについて知ることで、欧米の人たちの考え方を理解する一助となる。 また会話する際の教養という点でも押さえておくべき人物である。 さらに、成功した人物の考え方・ロジックを学びたい。 フランクリン 1706〜1790 宗教ではなく徳のPDCA 13徳 節制 沈黙 規律 決断 節約 勤勉 誠実 正義 中庸 清潔 平静 純潔 謙譲
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人生は短いので、だらだらしている時間をなるべく減らして十三徳の樹立と富の蓄積に励まなければならない。これが幸福への最速の道であると思う。
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主に節制と勤勉の徳について書かれていた。自分で定めた13の徳を毎週一つずつに集中して身に付けようとしているのが印象的だった。
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フランクリンの生い立ち、人生観だけではなく、当時のアメリカ黎明期をも知ることができ面白かった。 国籍関係なく、優れた人物だった。
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