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死に至る病 の商品レビュー

3.5

70件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

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2009/10/07

最初はのめりこむように読んだが、途中からだれた。ようは自分が良いと思えば良くて、悪いと思えば悪いと言うことを、色んな方面から述べているのだが、結局同じ結論、同じ様な内容な分けで、途中から、もういい加減にしろって思った。内容的には3分の2がそんな感じで、終盤になると哲学・思想のジャ...

最初はのめりこむように読んだが、途中からだれた。ようは自分が良いと思えば良くて、悪いと思えば悪いと言うことを、色んな方面から述べているのだが、結局同じ結論、同じ様な内容な分けで、途中から、もういい加減にしろって思った。内容的には3分の2がそんな感じで、終盤になると哲学・思想のジャンルではおなじみのキリスト教についての話題になるのだが、日々の生活にキリスト教が馴染んでいない日本という国に生まれた俺には、相変わらず、どうも理解できない部分が多い。まぁ、なんつうか、期待はずれ。歴史的な著書だろうが何だろうが、文章としては同じ語や内容のの繰り返しでお粗末だし、題名負けしてると思った。

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2009/10/04

キリスト教信仰に基づき「絶望」を突き詰める。さすがに速読しただけではきちんと理解できませんでした。改めてじっくり読みたい。

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2014/05/28

世界を認識する“私”という存在。西洋哲学の中でそれに眼を向ける実存主義。まず、題名に衝撃を受けました。 キルケゴールはキリスト教における神を通して、己の存在を受け入れる、ということになりますが、キリスト教に限らず、その“神”を別のものに置き換えて、己のあり方、それを考えるきっかけ...

世界を認識する“私”という存在。西洋哲学の中でそれに眼を向ける実存主義。まず、題名に衝撃を受けました。 キルケゴールはキリスト教における神を通して、己の存在を受け入れる、ということになりますが、キリスト教に限らず、その“神”を別のものに置き換えて、己のあり方、それを考えるきっかけになる本でした。 己の存在を受け入れ、社会との関わりを、その責任を全うする事―― それを放棄してしまうことが“死に至る”事でした。

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2010/04/03

実存主義というマジメな哲学はまったく古くなく、いまだに力強く人生のパートナーたりうる。 大林宣彦の新しい方の「転校生」や園子温の「自殺サークル」の核には、これがある。つまり「自分が自分と関係する」ということを考える。 絶望とは、神の前に自分自身から離れること、そして、神の前に...

実存主義というマジメな哲学はまったく古くなく、いまだに力強く人生のパートナーたりうる。 大林宣彦の新しい方の「転校生」や園子温の「自殺サークル」の核には、これがある。つまり「自分が自分と関係する」ということを考える。 絶望とは、神の前に自分自身から離れること、そして、神の前に自分自身であろうとすることとである、という。 え、じゃあ、どうすれば絶望から逃れられるのか、といえば、神を受け入れ、キリスト教を受け入れる、ということになる。 これに反発する人は多いだろうが、これは、べつに特定の教団への入信をすすめているのではない。「神」を「人生の意味」に読みかえて理解されたい。

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2009/10/04

読めば読むほどキルケゴールの考え方に囚われていく。なんて魅力的なんだろうと思う反面、恐ろしい。自分は自分で在りたいのか、それとも絶望して尚自己であり続けたいのか。著者の考えのほんの一部も理解できていないと思うけれど、言葉は自然に頭に入ってきた。

Posted byブクログ

2009/10/04

「死に至る病とは絶望である」キルケゴールの語る絶望は真理であるように思う。しかし、神を信じぬ者には絶望をすることすら許されていないかのような彼の筆致には、反感を覚えつつ憬れも抱く。

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2009/10/04

まずキルケゴールがキリスト教的な視点から「絶望は死に至る病である」と言っていることを知らなくて驚愕したり… 勉強させてもらってます。 しかし読めば読むほどキリスト教という特殊な宗教と哲学を結び付けている点は疑問に思わなかったのかな?とも思いました。昔のことなので仕方がないのかもし...

まずキルケゴールがキリスト教的な視点から「絶望は死に至る病である」と言っていることを知らなくて驚愕したり… 勉強させてもらってます。 しかし読めば読むほどキリスト教という特殊な宗教と哲学を結び付けている点は疑問に思わなかったのかな?とも思いました。昔のことなので仕方がないのかもしれないけれど、絶望者の心理状態には丁寧に思索をしている印象があるので。

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2009/10/04

初めて読んだ哲学書。何だかんだ言って、キルケゴールの思想には多大なる影響を受けていると思う。キリスト教を有る程度理解している方が、解りやすいとは思う。

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2009/10/04

ないものばかりが気にかかり、私に与えられているものに感謝することができないから私は幸せを感じられないんだ。 吾、唯足ることを知る。 そんな心境にいつかなれるんだろうか?

Posted byブクログ

2009/10/04

絶望とは普段我々が絶望を口にする時のような、意識のみの問題ではなく、状態を指すものである。 そしてその状態に対する意識が絶望に質的な差異を与えるのだ。 そして、絶望とは可能性の窮した状態であり、死とは神の恩恵(すなわち無限の可能性)との完全なる断絶に他ならない。

Posted byブクログ