始祖鳥記 の商品レビュー
2019年10月14日読了。 一万円選書からの一冊。江戸時代、大空を飛ぶことに己のすべてを賭けた男がいた。
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内容はまさに作品紹介のとおり。 時代小説特有の用語がイメージしづらい部分もあるので、時代背景は押さえたところで読みたい。
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私自身が時代小説が苦手で、存分にこの小説を堪能できたというわけではないのだが、江戸にはびこる悪政の中で男前に戦う、幸吉をはじめとした登場人物に魅了され、前代未聞のこころみを行う苦労、苦心、工夫に引き込まれた。今ぼんやり生きている自分の人生って何だろう・・・?と、作中の人物ではない...
私自身が時代小説が苦手で、存分にこの小説を堪能できたというわけではないのだが、江戸にはびこる悪政の中で男前に戦う、幸吉をはじめとした登場人物に魅了され、前代未聞のこころみを行う苦労、苦心、工夫に引き込まれた。今ぼんやり生きている自分の人生って何だろう・・・?と、作中の人物ではないが、考えさせられてしまう。私は空を飛ばないが、そういう意味では解説でも触れられていたが危険な小説である。
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実在した人をモチーフに描かれた話。 日本人初の有人飛行に成功したとされる人。 いつもそうだけれど、ここまで夢中になれる何かがあるのは羨ましい。いっそ妬ましいくらい。 例えそれが原因で周りや生活がうまくいかない時があっても、そんなに自分の情熱を傾けられるものに出会えることは一種の...
実在した人をモチーフに描かれた話。 日本人初の有人飛行に成功したとされる人。 いつもそうだけれど、ここまで夢中になれる何かがあるのは羨ましい。いっそ妬ましいくらい。 例えそれが原因で周りや生活がうまくいかない時があっても、そんなに自分の情熱を傾けられるものに出会えることは一種の幸せだと思う。 表具師という仕事、今ではすっかり聞きなれない職業になってしまいましたが、自分でものを作り出すかっこいい仕事だな、と思います。 1万円選書の一つ。
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制約されている中でどこかに糸口を見つけようと戦い続ける物語に心のエネルギーをもらえる。再読。やっぱり好き
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『始祖鳥記』(著:飯嶋和一) いわた書店さんの「一万円選書」の1冊(9/11) 今年の3月、キャンセル待ちに当選して、届いたカルテに記入し、待ちに待った本が届きました カルテに書いた私の希望は「小説が読みたい」 選ばれた11冊の本はどれも素晴らしく しばらく小説を読んでいなか...
『始祖鳥記』(著:飯嶋和一) いわた書店さんの「一万円選書」の1冊(9/11) 今年の3月、キャンセル待ちに当選して、届いたカルテに記入し、待ちに待った本が届きました カルテに書いた私の希望は「小説が読みたい」 選ばれた11冊の本はどれも素晴らしく しばらく小説を読んでいなかった私の胸のスポンジに たくさんの感情の雨を降らしてくれました また一万円選書をお願いしたいけど、大人気で再度は無理のよう・・・ いわた書店さんに選んで頂いた本から、自分で新たな世界を広げていきたいと思います いわた書店さん、小説の素晴らしさをまた思い出させていただいて ありがとうございました! 11冊の中には、テンポ良く読み進めてしまって付箋すらつけずにいたものもあります。 付箋が付いている本は付箋部分を紹介 付いていない本は備忘録としてタイトルのみご紹介します。 ・人とめぐり会うとは、どういう事なのかを、幸吉が初めて知ったのは、その卯之助と名乗る旅の砂絵師からだった(p36) ・人は皆同じものを見、同じものを聞いたとしても、同じ思いを抱くわけではない。いや実は、人それぞれが見たり聞いたり しているものは、すべて異なるものだ(p63) ・やれるだけのことを一つ一つ積み重ねて行けばよいのだ。一足飛びに何かをかろうとしたことが間違いだった(p210) ・杢平がよく言うように、人は願った通りになってしまう。どんな言い訳も通らない(p334) ・意志のないところには形もありえません。川は川の思い、木は木の思い。どんな言い訳もできません。決断したら 変えてはなりません(p355) ・「・・・これまで、嵐を超えずに咲いた花などなかったように思う」(p356)
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この小説は、江戸時代で地震・火災など天変地異の多発によって、人々の心が低下している中一人の岡山・津山の主人公「表具師 弥作」が希望をもって鳥人になり。
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2016.09.05読了。 今年6冊目。 岩田書店、一万円選書の一冊。 ひさしぶりにものすごく面白かった! 凧で空を飛んだ幸吉の話ももちろん面白いんだけど、源太郎や伊兵衛、杢平など登場人物も魅力的で面白い。 塩の話や、船での沖乗りの知識や颶風の中の航海などは興味深かった。 元...
2016.09.05読了。 今年6冊目。 岩田書店、一万円選書の一冊。 ひさしぶりにものすごく面白かった! 凧で空を飛んだ幸吉の話ももちろん面白いんだけど、源太郎や伊兵衛、杢平など登場人物も魅力的で面白い。 塩の話や、船での沖乗りの知識や颶風の中の航海などは興味深かった。 元気がもらえる一冊です。
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※このレビューにはネタバレを含みます
ライト兄弟の人類初の飛行機による初飛行よりも120年も前の江戸時代後期、人は空を飛べると確信した男がいた。 備前屋幸吉は表具師としての腕を持ち、その腕で己を乗せた大凧を作った。 職人としての最高位の銀払いの身であったが、空を飛んだことで人心を惑わした罪で岡山から追放された。 幕政に苦しむ民は幸吉の行為を、お上に対する反発だと喜んだ。 武士階級への反発心は、また別の男たちの心にも火をつけた。 江戸衆が独占する下り塩に苦しんでいた行徳の塩問屋、巴屋伊兵衛と、起死回生に手を貸す児島廻船衆たち。 そして幕府直轄で独占していた商人たちから、商いを奪い返す。 ところ変わって、幸吉は駿府で商いを興して成功していた。しかし、このままで人生を終わらせていいのか悩み始める。 やり残したことは一つ。再び空を目指す。 お上に逆らえず、ただうなだれるだけの毎日を過ごしていた男たちが立ち上がる。 その中心に幸吉がいた。本人は、ただ空を飛びたかっただけだが、周り放っておかなかった。 確かに、備前屋幸吉は実在した人物らしい。空を飛ぼうとした男が200年以上前にいた。 それを飛べる。そのためには何が必要か。鳥の羽を調べ、竹組の翼を技術で完成させる。 そんな技術者の魂にとても惹かれた。人が思いもしなかった何か、それを生み出し完成させるまでのプロセスは昔から変わらない技術者の基本だ。 そんな技術者になりたい。
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時代背景を詳細に書きまくっている小説。こういう日本人がいたことが凄いと言うか、日本人だからやったような気がする出来事。日本人という存在をあらためて考えさせられた。
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