蒲団・一兵卒 の商品レビュー
ほとほと情けないオヤ…
ほとほと情けないオヤジを書くのが上手な田山花袋。これを読んで共感するか、鼻で笑うか、ため息つくか、私はこの情けなさがいとしくて、花袋を読むのをやめられません。
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自然主義文学の先駆で…
自然主義文学の先駆である表題作は、笑える名作でしょう。
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評価の低い私小説です…
評価の低い私小説ですが、そこに何を見出すかは自分しだいです
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この作品を、ただのオ…
この作品を、ただのオヤジの汚い恋と読むか、人間の本質と読むか。是非読んで見てください。
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こんな恥ずかしい体験…
こんな恥ずかしい体験をよく暴露できますねぇ
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自らの私生活の体験に…
自らの私生活の体験にもとづいて書かれた「蒲団」は、当時(明治40年)の文壇において、自己の心情を赤裸々に曝け出すというそれまでになかったスタイルの小説として、大きな衝撃を与えたという。が、いまとなってはさして物珍しくもなく、衝撃は感じられない。近代日本文学の歴史を知る意味では読ん...
自らの私生活の体験にもとづいて書かれた「蒲団」は、当時(明治40年)の文壇において、自己の心情を赤裸々に曝け出すというそれまでになかったスタイルの小説として、大きな衝撃を与えたという。が、いまとなってはさして物珍しくもなく、衝撃は感じられない。近代日本文学の歴史を知る意味では読んでおいて損はないのかもしれないが。
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うだうだ気持ちを書き…
うだうだ気持ちを書きつづる文体に寒気!!でも、それが魅力なんですねぇ…。
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暗くて暗くて暗い作品…
暗くて暗くて暗い作品です。うつ病になってしまいそうです。
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不倫たる関係に身を焦しながら、対峙すれば常識者なりと澄まし顔で相手のふしだらを追求する。なんたる卑小ものかと思わせる著者の情念にある種の敬服をおぼえ、優雅に泳ぐ水鳥よろしく、外面は権威と常識でこしらえ、内面はあられもなく欲に暴れたくる大人は現代にもたんといると暗示もわすれていない...
不倫たる関係に身を焦しながら、対峙すれば常識者なりと澄まし顔で相手のふしだらを追求する。なんたる卑小ものかと思わせる著者の情念にある種の敬服をおぼえ、優雅に泳ぐ水鳥よろしく、外面は権威と常識でこしらえ、内面はあられもなく欲に暴れたくる大人は現代にもたんといると暗示もわすれていないことに感嘆する。 私もその一人だ。
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引き続き昔の文学を…の流れで、田山花袋作品を。 オーディオリスニングにて読める代表作をパラパラ(少女病、一兵卒、ネギ一束)と…代表して感想をここに記載。 うーん…ざっくりと言うとまあまあかなぁ… 個人的には、太宰治とか谷崎潤一郎とかの方が好みだったかなと。 率直に表現すると、...
引き続き昔の文学を…の流れで、田山花袋作品を。 オーディオリスニングにて読める代表作をパラパラ(少女病、一兵卒、ネギ一束)と…代表して感想をここに記載。 うーん…ざっくりと言うとまあまあかなぁ… 個人的には、太宰治とか谷崎潤一郎とかの方が好みだったかなと。 率直に表現すると、文章も内容もそこまで深みを感じないというか… この時代には新しかったのかもしれませんが、今読んだときにひときわ優れた何かが…というのは、正直自分は感じられなかったですm(_ _)m とはいえ、元々の目的だった「自然主義文学」を体験することはできたかなぁと。 あと、自分の仮説「夏目漱石以降は圧倒的に読みやすい説」は改めて正しいのかなぁと(´∀`) 森鴎外はムズかったけど、田山花袋はひとまず読めたので(笑) <印象に残った言葉> ・死と相面しては、いかなる勇者も戦慄する。 ・九月一日の遼陽攻撃は始まった。 <内容(「BOOK」データベースより)> 日本の自然主義文学運動の先駆けとなった作家、田山花袋の短編小説。初出は「太陽」[1907(明治40)年]。かつて少女小説の書き手として人気を博していた杉田古城は、現在では飽きられ、雑誌の編集でなんとか生活していた。その彼の唯一の楽しみは通勤電車で美しい女学生を見、妄想にふけることだった。変態的性欲をもった男の末路を描いている。
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