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蒲団・一兵卒 の商品レビュー

3.4

60件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

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  3. 3つ

    20

  4. 2つ

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2013/08/09

蒲団は読んでいたため、未読だった一兵卒のみ読了。 一兵卒は正直何がしたいのか良くわからない。ただ途中の死についての描写などは迫真のものがあり、その点は良かった。 蒲団は言うまでもなく☆5の名作で、一兵卒は☆3なので、平均してこの本は☆4つ。

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2013/04/29
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※このレビューにはネタバレを含みます

小説の弟子に欲情する→彼女に恋人ができる→貞節が云々とねちねち→家族会議→帰す→蒲団クンカクンカ。 これだけ。 仰々しい文体や偏狭な思考を楽しむコメディとしては可。 「勉強するです」とか「なんとかせんければならん」とか。 笑えたが、もう当時の人とは同じ感性で読めないんだなと気付かされた作品でもある。

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2012/12/27

日本近現代文学史に出てくる作品なので読んだ 「蒲団」 高名な先生の告白 汚いと思ったけれど、そういうことってありますよね、と妙に納得した

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2012/07/07

第一印象は文体が整っている、美しいということ。 時間の流れ、年齢はどうしようもない。年が離れた女性を好きになった男のつらさ、どうしようもないじれったさ、苦しみ、煩悶。 それにしても主人公の男は女々しい。しかしこれはほとんどの男がこの年になると経験する気持ちではなかろうか。

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2012/05/05

国語の先生から教えてもらった自然主義文学が広まった田山花袋さんの「薄団」 赤裸々すぎて現代人の私もびっくりです。 一兵卒は未読です。

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2012/03/03

とにかく情景の肉感の脅迫生がすごいと感じた。まるで、その世界に作者自身が入り込み、ルポルタージュを作成したかのような感じだ。ここまで、創作という行為に種着している人も珍しい。

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2012/01/29
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【一言】 読了して一言目の感想は「気持ちが悪い」 自分が女なので、女性の目線から読んでしまうが、それにより最後の有名な箇所が非常に気持ち悪い。 ただ、嗅ぐのも嗅ぐ方だが、残す女も残す女、といったところ。

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2011/12/05
  • ネタバレ

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〜蒲団〜 文学者である時雄のところに芳子という女学生が弟子入りを志願してくる.時雄の芳子に対する否定的な態度は次第に肯定的へ移り変わり,いつしか時雄は芳子に恋心を抱くまでになった.ある時芳子を目当てに恋人の秀雄が上京してくる.時雄は監視者として二人の様子を観察し,芳子の関心を自分へ向けさせるようにさり気ない行動をするも無駄に終わる.そしてついに時雄は芳子を破門し,父親と共に田舎へ帰らせる.虚無感に包まれた時雄はかつて芳子のいた部屋に入り,彼女の使っていた蒲団に顔を埋めて泣くのであった. 最後の場面で時雄が流す涙の所以を突き止めるのはそう容易いことではない。 〜一平卒〜 とある一兵卒の最期を生々しい表現をもって描いた作品。「苦しい!苦しい!苦しい!」の連呼は見るに堪えない。脚気が生死に関わる病気だったことは知らなかった。静かなところでひっそり生涯を終えたいという願いは脚気を患っている以上叶わぬ夢に過ぎなかった。あまりにも酷であるとしか言えない。

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2011/09/25

率直な感想としては、「明治の貞操観はやべぇ」ということ、現代の処女厨なんてもんじゃありません。自分がおっさんになってからまた読んだらより深く共感できるかもしれない作品。一兵卒は絶望を描いた作品といったかんじ、個人的にはパッとしない。

Posted byブクログ

2011/07/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 ぐだぐだと眠たいことを言っている。作者の懺悔録として文壇に衝撃を与えたのかもしれんけど、そのシーンに居合わせなかった身としてはピンとこない。単に好きな女の子とうまくいかなくて布団で泣いただけの話。時代背景を知るぶんにはいいかも。旧式の女と新式の女っていうのがなんとなくロボット臭い。 子供のために生存している妻は生存の意味があろうが、妻を子に奪われ、子を妻に奪われた夫はどうして寂寞たらざるを得るか。

Posted byブクログ