日蝕 の商品レビュー
とっつきにくい文章で…
とっつきにくい文章ではあるが、読んでいくうちにその魅力にはまってしまう。
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「芥川賞」「三島由紀…
「芥川賞」「三島由紀夫の再来」・・・・さすがに最初はとっつきにくいかったですが読むにつれなるほどと感じさせるその筆致力!さすがでした。
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宗教とか錬金術とかの…
宗教とか錬金術とかのことは正直よく分からないけれど私はこの作品の雰囲気が好きです。
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世間では「難解・意味…
世間では「難解・意味不明」と叩かれているようですが。漢字にはルビがふってあるし、なんだか古臭いし言ってることも、まあ、簡単とはいえないが、純文学作品を読み慣れている人ならイケるのではないでしょうか。私事で申し訳ないですが平野啓一郎さんの顔が好きです(爆。好みなんですよ~ああいう顔...
世間では「難解・意味不明」と叩かれているようですが。漢字にはルビがふってあるし、なんだか古臭いし言ってることも、まあ、簡単とはいえないが、純文学作品を読み慣れている人ならイケるのではないでしょうか。私事で申し訳ないですが平野啓一郎さんの顔が好きです(爆。好みなんですよ~ああいう顔。
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難しい文体だが,作品…
難しい文体だが,作品設定・テーマとの関係ではこれもアリだと思う.自分は読んでて結構楽しめた.
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テーマがどうとか言う…
テーマがどうとか言うよりは、錬金術、異端信仰といった世界観を楽しむ作品だと思います。文体は装飾的ですが、難解ではありません。
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古風な文体が好きなの…
古風な文体が好きなので、なかなか良かったです。難しい漢字も視覚的に楽しめます。ストーリーにも引き込まれました。ただ、心の奥底の感情を揺さぶられるようなことは全くありませんでした。そういう意味では「暇つぶし」ですね。
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芥川賞作品。難しいと…
芥川賞作品。難しいと騒がれましたが、新潮文庫版にはふりがながふられているので、だいぶ読みやすいです。
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ウンベルト•エーコ「薔薇の名前」の雰囲気で、異端審問の中世ヨーロッパを舞台に、目眩くアンドロギュヌスの倒錯的エクスタシーを描く。 楽屋落めく、底の浅さを示すところは気になるが、そんなところは目を瞑れば良いだけの話だ。 学生の処女作とはとても思えない驚異的な出来栄え。 日本人が書...
ウンベルト•エーコ「薔薇の名前」の雰囲気で、異端審問の中世ヨーロッパを舞台に、目眩くアンドロギュヌスの倒錯的エクスタシーを描く。 楽屋落めく、底の浅さを示すところは気になるが、そんなところは目を瞑れば良いだけの話だ。 学生の処女作とはとても思えない驚異的な出来栄え。 日本人が書いた作品とは思えない。 澁澤龍彦に読ませたかった。 三島由紀夫の再来と評されるのも宜なるかな。 三島が16歳で「花ざかりの森」をものした時の、文壇に与えた衝撃は、「日蝕」の登場と似たものがあったのかもしれない。
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平野啓一郎自身の小説は何気に初めて。「三島由紀夫の再来」と謳われていると、少しは引っ張られてしまうので、そういうこと言うのやめた方が良いのになあ…。一方で、陶酔というか宗教的合一で得られる法悦感のテーマに関しては、理解できるが…でとどまってしまったのは残念な気もするが、そこが平野...
平野啓一郎自身の小説は何気に初めて。「三島由紀夫の再来」と謳われていると、少しは引っ張られてしまうので、そういうこと言うのやめた方が良いのになあ…。一方で、陶酔というか宗教的合一で得られる法悦感のテーマに関しては、理解できるが…でとどまってしまったのは残念な気もするが、そこが平野であるということなのだと思う。アンドロギュノスに出会い、ピエェルが彼に触れている部分は美しくあったのだけれど、もう一歩陶酔が欲しいし、光…の部分も欲しいが、それに酔うような文章を書くことが良いのかはスタンス次第。ニコラが感じた霊肉一致を体験したいという欲求を持ちつつ、それを是とせず本作を書いたのが平野の良いところなのだな
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