パレード の商品レビュー
吉田修一さんの本、始めて読んだ。 現実的なんだけど妙に不自然で、へんてこな、居心地の悪い空気が漂っていた。でもこういう共同生活、ちょっと憧れる。
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1ヶ月も待ってやっと借りてきた本。 一人一人順番に書かれているからわかりやすくて読みやすかった。 個々で感じていることを表には出さず、でも内心はそんなこと考えていたんだなー、とあとから色々わかって心理描写が面白かった。 ただ、終わり方がすっきりするわけではないので奇妙でした!
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みんなそれぞれ無関心。 一緒に住んでいても本当の自分を見せず 深くは関わらず知らないふり。 ほのぼのルームシェアの話から一転。 読み終わった後の気分はよくないです(笑) 映画化されているらしいので機会があればそっちも見てみたい。
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マンションに同居している男3人・女2人の物語。ひとりひとりの話がオムニバス形式で描かれている。それぞれは色々な考えや思いを抱えているけど、あまり深くは交わらず浅く軽く付き合っている5人はとてもうまくいっている。どの人もそれぞれ魅力的で面白くてどんどんあっという間に読み進めた。 ただし、物語の途中途中に少しずつ登場する事柄が結末にこういう衝撃を持ってくるとは!同居って楽しいよねぇって楽しく読んでいたのに「ががーん」って思った。 みんなそれぞれ自分が一番で他人の事を本当に考えてはいないからこんなふうにつきあっていけるのかもしれない。各人が他人から求められる架空の自分を演じている。そしてそれぞれそのことに気づいている。でもその歪みが最後の結末に表れているのかもしれない。
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いつの時代も現実は厳しい!でも相応しい自分を演じれば、そこは誰もが入れる天国になる。先の見えない五人の微妙な2LDK共同生活。
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2LDKのマンションで共同生活をしている杉本良介、大垣内琴美、相馬未来、伊原直輝に小窪サトルが加わる。それぞれの立場から穏やかに日常生活が描かれていると思っていたら最後の展開にびっくり。わかったようなわからないような。
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どう終わるのか期待しながら読み進めていただけに、ラストは衝撃。 後味はあまり良くなかったが、印象に残る作品となった。 彼はその後どうしたのだろうか。
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図書館で。 映画とどっちを先にするかなあと迷ってたんですが、図書館で予約がまわってきたので先に読みました。 面白かった。 この作家さんの他の話も読んでみたいなと思いました。 映画が楽しみ。
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ラストはうっすらと恐ろしい。このラストの感触だけを描くためにに作られた物語とも感じる。狂気と日常が薄く重なり合い、織り成す不自然なバランス。ピンクパンサーはメタファーとして、すべてに絆創膏を貼るように、踊る。伏線が弱く散発していて、引き込まれるというよりは、現実と非現実の間に距離...
ラストはうっすらと恐ろしい。このラストの感触だけを描くためにに作られた物語とも感じる。狂気と日常が薄く重なり合い、織り成す不自然なバランス。ピンクパンサーはメタファーとして、すべてに絆創膏を貼るように、踊る。伏線が弱く散発していて、引き込まれるというよりは、現実と非現実の間に距離感を感じる、その不安定さを楽しむような物語。
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読んでておもったこと。 登場人物ごとに物語を進めてる感じだったのだけど・・・ この本自体は同じ人が書いてる。 それは分ってても、ほんとに違う人物がまさに、そこに 住んでた彼らが一人ずつ、書いてるかのように 思えたの。 (もしかしたら映画を先に見たからその、役者さんの印象が強...
読んでておもったこと。 登場人物ごとに物語を進めてる感じだったのだけど・・・ この本自体は同じ人が書いてる。 それは分ってても、ほんとに違う人物がまさに、そこに 住んでた彼らが一人ずつ、書いてるかのように 思えたの。 (もしかしたら映画を先に見たからその、役者さんの印象が強いのかも しれないけれど) でも、女性は女性らしく男性は男性らしく 言い方とか上手く使い分けていたと思う。 うん、面白かったよ。
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