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パレード の商品レビュー

3.5

161件のお客様レビュー

  1. 5つ

    16

  2. 4つ

    52

  3. 3つ

    72

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    1

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2012/05/20

読み物としてはつまらなくない。が、他の方がレビューで書くような怖さは感じなかった。あたしの読解力が足りないんだろうけど、なんか響くものはなかったかな。割と話題作だったイメージだし、映像化されてた気がするから、読後は残念な気持ちになったことは否めない。

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2012/05/04
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 吉田さんらしい、書き手と登場人物の間にほどよい距離のある文章。吉田さんと言えば、「元職員」で見せたような、些細なきっかけにより善良な人の心の暗部が剥き出しになる「感情の暗転」のようなものが印象的だが、今回もラストでぱりっと締められており、さすがという感じがした。また、見る人によって見え方の変わるサトルの人物像でリードしつつ、自分の心情一つで親切な人々が自分を憎悪しているように見えるというラストに持ち込むところなど、 構成も意外性があって見事だった。

Posted byブクログ

2012/04/25

徐々に色んなことが明らかになってくる。 覚えているのは、読み終わったときすごく恐かったこと。ただ単に恐いというより、もっと人間の深い所で。

Posted byブクログ

2012/04/22
  • ネタバレ

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ルームシェアする5人のそれぞれのリレー形式 良介:大学生。イタリアンレストランでバイト。寝相が悪い。桃子という名の車を持っている 琴美:無職。俳優の内田君の彼女 未来:雑貨店のバイト店長。本職は売れないイラストレーター。深酒して記憶をなくすことも 直輝:映画配給会社勤務。もとは直輝と恋人が借りていた部屋だった。寝言が不気味。ジョギング中に女性を襲って顔を殴っている サトル:未来が拾ってきた男娼。家宅侵入して昼間を過ごしている (美咲:直輝の元恋人。現在はイマカレのマンションに住んでいる それぞれの話で住人の事情と生活の様子が語られる 最後に直輝が傷害事件の犯人だと明かされるが、かれらの日常に影響はない。

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2012/02/09

恋愛が絡まない5人の共同生活。お互いの認識も微妙にずれている。自由であり、利用し合うような居心地の良い生活空間になるのかな。それぞれのエピソードも経過で決着までいかない。ラストの評価は分かれるだろうなぁ、僕は好きじゃない。読後感として、引き込まれた部分と拒絶反応の部分と・・総合す...

恋愛が絡まない5人の共同生活。お互いの認識も微妙にずれている。自由であり、利用し合うような居心地の良い生活空間になるのかな。それぞれのエピソードも経過で決着までいかない。ラストの評価は分かれるだろうなぁ、僕は好きじゃない。読後感として、引き込まれた部分と拒絶反応の部分と・・総合すると平均かな。

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2012/02/05

軽いルームシェアの話かと思ってたのにまさかのラストにホラー。ビックリしすぎてお腹いたくなる。好みじゃないけどサクサク読める。とりあえずあたしは聖フランチェスコ会のモットーはタイプじゃないな。

Posted byブクログ

2012/02/16
  • ネタバレ

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アパートに住む四人の男女。 不思議な同居生活をそれぞれの視点を通して見ていくと、浮かび上がってくる不気味な影。 どうにもモヤモヤする小説だった。

Posted byブクログ

2012/01/20

マンションの一室に同居する5人の若者たちの日常を描いた作品。 5編の章から構成されており、若者5人のそれぞれの視点で描かれる。 20代前半に誰もが経験するであろう怠惰な時間をリアルに描いているのがよかった。 作中に出てくる比喩の的確さや会話のテンポが非常によく、読ませる小説とし...

マンションの一室に同居する5人の若者たちの日常を描いた作品。 5編の章から構成されており、若者5人のそれぞれの視点で描かれる。 20代前半に誰もが経験するであろう怠惰な時間をリアルに描いているのがよかった。 作中に出てくる比喩の的確さや会話のテンポが非常によく、読ませる小説としての完成度は高い。 期待していなかった分、得した気分になった。 ただ、難点もある。 吉田修一の作品全般にいえることなのだが、終わり方に説得力がない。 全編を通して、人生のある時間に限定された疑似家族の表と裏を丁寧に描いたにも関わらず、終わり方はわりと唐突。 唐突な終わり方は。以前「悪人」を読んだときも感じました。 読書の最中、いくつかのエピソードで人間洞察の鋭さを感じさせる一文に何度か唸ったりしたので残念。 ラストがもっと余韻を残すつくりになっていたら、最も好きな小説のひとつになっていたかもしれない。

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2012/01/06

5人の共同生活を、俯瞰から人間観察するように描いている。パーク・ライフ 悪人と著者の作品を読んだが、いずれも濃密な人間関係ではなく人間の孤独を描いているようである。その為登場人物へは感情移入しにくい。そして突然の終了。これらが特徴かな

Posted byブクログ

2011/12/18

他人と住むならこういう関係が一番いいと思う ていうか自分がこういう風にしかできないから一緒に住む人にも同じようにして欲しい

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