溺レる の商品レビュー
食べている場面で、おいしそうじゃなかとに、食欲がわいた。 なにやら、自分がうまく言葉にできんことを、スカッと書いてあるような気がする。
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やっぱり、この人の文章好きかも。 さばさばしていて、さらりと狂っている。 シュールなんだけど、実はすごいこと言ってたりするんだけど、淡々としている。 独特。不思議な世界観。 いろんな愛のカタチがあるのだなぁ。 でも、わかるような気もする。 1度くらい、アイヨクに溺レて...
やっぱり、この人の文章好きかも。 さばさばしていて、さらりと狂っている。 シュールなんだけど、実はすごいこと言ってたりするんだけど、淡々としている。 独特。不思議な世界観。 いろんな愛のカタチがあるのだなぁ。 でも、わかるような気もする。 1度くらい、アイヨクに溺レてみたい。 ダメに、なってみたい。 なんだか切ないな。 男と女って、なんなんだろうね。
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生きてる心地がしない、食べてる気がしない、性交してる感じがしない 本。 誰もが、この本の中で、生きて、食べて、愛欲に溺れているのに、なんだか薄っぺらで、うとうとしてくる。 さらっとしすぎていて、逆に怖い
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時間と感情は無情に流れる。留まることはない。しかし、ふと、淀む時がある。淀みはぬるいものだ。清くはないが冷たくない。浸かっていると薄ら寒い。淀んでぬるい、停滞した時間と感情の質感を、読みながら感じた。その質感を体感する小説だと感じた。 巻末解説は種村季弘。男の人の解説だと思っ...
時間と感情は無情に流れる。留まることはない。しかし、ふと、淀む時がある。淀みはぬるいものだ。清くはないが冷たくない。浸かっていると薄ら寒い。淀んでぬるい、停滞した時間と感情の質感を、読みながら感じた。その質感を体感する小説だと感じた。 巻末解説は種村季弘。男の人の解説だと思った。妣の国という着眼は参考になった。
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「センセイの鞄」のあとに。 はっきりしない気持ちをはっきりした言葉で書くのが上手だなあと思った。 ふわふわした雰囲気でふわふわした結末にむかうのはあんまりおもしろくないと思ってしまったのは、センセイの鞄の後に読んだからかもしれませんね。
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現実味がまったくないようで、 ふとしたところが、恐ろしいほど自分の気持ちとリンクします。 読めば読むほど、時が経てば経つほど。 怖いくらい、リアル。 それでも、彼女の他の作品と同じように、 すべての要素を理解するのには、まだまだ時間がかかりそう。 それがきっ...
現実味がまったくないようで、 ふとしたところが、恐ろしいほど自分の気持ちとリンクします。 読めば読むほど、時が経てば経つほど。 怖いくらい、リアル。 それでも、彼女の他の作品と同じように、 すべての要素を理解するのには、まだまだ時間がかかりそう。 それがきっと、わたしが川上さんの物語にどっぷり浸かってしまう、大きな理由。
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情死~夫婦以外の組み合わせの男女の恋愛~大人の恋愛は 行きつくところは情死しかないものなのか~ こどもみたいな女がアイヨクニ オボレルのだろうか~さらさらしたアイヨク かと思っていたら、だんだんネバネバしてきて、この川上弘美って どんな人?って興味が出てきた。
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内容紹介 二人で何本も徳利を空にして、ゆらゆらと並んで歩く暗い夜の情景―「さやさや」。ちょっとだめな男とアイヨクにオボレ、どこまでも逃げる旅―「溺レる」。もっと深い仲になりたいのに、ぬらくらとすり抜ける男―「七面鳥が」。恋愛の過ぎて行く一瞬を惜しむ、傑作短篇集。女流文学賞・伊藤整...
内容紹介 二人で何本も徳利を空にして、ゆらゆらと並んで歩く暗い夜の情景―「さやさや」。ちょっとだめな男とアイヨクにオボレ、どこまでも逃げる旅―「溺レる」。もっと深い仲になりたいのに、ぬらくらとすり抜ける男―「七面鳥が」。恋愛の過ぎて行く一瞬を惜しむ、傑作短篇集。女流文学賞・伊藤整文学賞受賞。
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男女の関係を描いた短編集。 恋愛の始まりそうなとき、実りそうにない時、終わりそうな時。 描かれる恋愛は、自然体でどこにでもありそうな情景だけど、 なかなかそんな恋愛は体験できないなぁと思うようなお話。 駆け落ちの話もあるけれど、なんかステキ。
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自堕落。 所詮、男によって女は簡単に落ちていく。 恋は盲目ですね。 曽根崎心中とか みちゆきをイメージさせるが、 かといって登場人物からはそれほどの愛憎が感じられない。 現代版なのかしら。
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