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哲学の教科書 の商品レビュー

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57件のお客様レビュー

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この人が教えてくれる…

この人が教えてくれると哲学も身近な気になる。本人の哲学への思い入れが伝わる。

文庫OFF

とても読みやすい文章…

とても読みやすい文章で、また興味深いタイトルが並びます。哲学を全く知らないが一から分かりやすく知りたいという方におすすめだと思います。

文庫OFF

本書は、哲学者の思想…

本書は、哲学者の思想を解説した本ではなく、「哲学とはなにか」、哲学することの本質を、非常にわかりやすく丁寧に示している。本書を読み進める中で、哲学すること、その実践のトレーニングを積むことができるだろう。過去の哲学者の思考プロセスをただ指でなぞるだけというような無意味なことはしな...

本書は、哲学者の思想を解説した本ではなく、「哲学とはなにか」、哲学することの本質を、非常にわかりやすく丁寧に示している。本書を読み進める中で、哲学すること、その実践のトレーニングを積むことができるだろう。過去の哲学者の思考プロセスをただ指でなぞるだけというような無意味なことはしない。そんなことをしている暇があるなら、是非本書をお勧めしたい。

文庫OFF

2024/06/27

p90 ただ、こうしたことがたまたま「これまで」起こらなかっただけです。 p142 「これまでそうであった」だけです。

Posted byブクログ

2023/01/16

書き手の中島義道のクセの強さに惑わされて、過去の読書でこの本の真価を見定められていなかったかなと反省する。改めて読んでみると本書の議論は私好みの話題である時間や自己の「知覚」についてで成り立っており、つまりごく素朴な/根源的事象を根底からあぶり出す試みから成り立っていると思った。...

書き手の中島義道のクセの強さに惑わされて、過去の読書でこの本の真価を見定められていなかったかなと反省する。改めて読んでみると本書の議論は私好みの話題である時間や自己の「知覚」についてで成り立っており、つまりごく素朴な/根源的事象を根底からあぶり出す試みから成り立っていると思った。それは下手をすると読者を「この世界は何でもありなのだ」と危険な思想(つまり「狂気」)に誘うかもしれないが、さすがに中島義道はそうした危険な発想を諌めて私たちを現在の哲学のムーブメントへと誘導してくれる。読み返し、また学びたく思った

Posted byブクログ

2022/09/30

https://mitchsato17.wixsite.com/home/post/%E5%B9%B8%E3%81%9B%E3%81%AA%E4%BC%91%E6%97%A5-%E5%88%9D%E3%82%81%E3%81%A6%E5%93%B2%E5%AD%A6%E3%81%...

https://mitchsato17.wixsite.com/home/post/%E5%B9%B8%E3%81%9B%E3%81%AA%E4%BC%91%E6%97%A5-%E5%88%9D%E3%82%81%E3%81%A6%E5%93%B2%E5%AD%A6%E3%81%AB%E8%A7%A6%E3%82%8C%E3%81%9F%EF%BC%9F%EF%BC%81

Posted byブクログ

2022/07/27

中島ワールド全開。 哲学者とは何者か、 自分のこの哲学的な問いは如何なるものなのか、自分の哲学の素質は相対的にどの辺りのポジションなのか、 がよく分かる一冊。 第5-6章で急に著者の思想が垣間見えるのも面白い。

Posted byブクログ

2022/03/09

「分かる」ということは、その問題、対象に対して見切りをつけるということであり、「分からない」よりも怠惰で愚鈍で盲目な状態かもしれない。私は1+1=2を「分からない」人を馬鹿にしていたことがある。しかし彼は、何の疑問も持たず「分かった」ものにしてしまった私より、真摯な態度でその問題...

「分かる」ということは、その問題、対象に対して見切りをつけるということであり、「分からない」よりも怠惰で愚鈍で盲目な状態かもしれない。私は1+1=2を「分からない」人を馬鹿にしていたことがある。しかし彼は、何の疑問も持たず「分かった」ものにしてしまった私より、真摯な態度でその問題について考えていた可能性がある。「何も分からない」人は「なんでも分かる」人よりも真摯な態度で世界を見ているのではないだろうか。しかしいつまでも「分からない、分からない」と嘆いて、身動きが取れなくなるのも嫌だしなあ。ある程度の分かった感で満足してしまえばいいのか。それとも、分からないことの気持ち悪さを抱えながら生きていくのが人間だと居直っていくのか迷うところではある。まあなるようになるか。 2022年3月9日に一応読み終わったが、分からないとこが多々ある。何度読み返しても分からないような気がするんだけど大丈夫だろうか。まあ気長にいこう。

Posted byブクログ

2021/03/06

■著者が扱っているメインテーマ 哲学そのものとは何か? ■筆者が最も伝えたかったメッセージ 本来役に立たない、答えがないところに対して、子供のような素朴な問いを発して、自分なりにそれを求め続ける態度。 ■学んだことは何か 哲学は他人が苦しみもがいて得た考え、プロセスを学ぶこと...

■著者が扱っているメインテーマ 哲学そのものとは何か? ■筆者が最も伝えたかったメッセージ 本来役に立たない、答えがないところに対して、子供のような素朴な問いを発して、自分なりにそれを求め続ける態度。 ■学んだことは何か 哲学は他人が苦しみもがいて得た考え、プロセスを学ぶこと、つまり知識を得ることではない。 自分なりに素朴な問いを発して、それにとことん追求し続ける態度にある。

Posted byブクログ

2020/12/23

哲学の入門というと哲学史から勧めることは多いが、この本はそういう慣習と離れて哲学が私たちの身の回りとどう繋がるかから踏み込んでいて大変わかりやすかった。 私たち存在の根源にもつながる、死だったり時間をそれに答えを出すのでなくて考えることに哲学がある。 それは小難しいことでなくとも...

哲学の入門というと哲学史から勧めることは多いが、この本はそういう慣習と離れて哲学が私たちの身の回りとどう繋がるかから踏み込んでいて大変わかりやすかった。 私たち存在の根源にもつながる、死だったり時間をそれに答えを出すのでなくて考えることに哲学がある。 それは小難しいことでなくとも考え続けること。 明日が次がどうなるかわからないだとか、それこそ思考実験のようで普段は想起しないことー明日、世界が破滅するかもしれない…目覚めないかも知れないーそういったことについて思いを巡らすきっかけにもなった。 かといって難しいことはなく、また形式的だったり権威的な文章で語られていないため読みやすい。 時たま抽出される実例…死刑囚の手紙だったり著者の体験談も瑞々しく効果的なものを心象に加えていた。 考えること疑問に思うこと、そこに哲学的な何かがある。 ある程度学んだ末に読んでも初心を思い出させ新たな発見もさせうる書物だった

Posted byブクログ