模倣犯(上) の商品レビュー

宮部みゆき(著者)

2012/01/02

上下読みました。宮部みゆき大好きです。夢中になってかじりついていた一冊。映像化もされましたが、字の方がオススメです。細やかな登場人物の描写に、つい引き込まれます。

2011/11/06

この著者の作品の多くに共通する事項だが、様々な登場人物の背景が丁寧に描かれていて、どの人物にもある程度の感情移入ができる。
余談だが、映画版は見ない方が賢明。

2011/10/28

宮部さんの人間描写にはゾッとさせられました。連続殺人事件が題材ですが、早々に犯人がわかってしまう為、推理小説ではなく、その犯人や犠牲者や家族についての心理、生活背景について細かく描かれています。が、登場人物が多く長編すぎて読むのは結構大変でした。（下巻へつづく）

2011/10/19

「楽園」を読んでいたら思いがけず「模倣犯」の引用が多く、あまり思い出せなかったので再読。

やたら長い小説だった。心情や情景の説明がやたらめったら長くて、飽きた部分は飛ばしつつ読みました。

これは映画化されましたよね。SMAP中居くんがピース役で。
テレビで観ました。
ラストがとんでもなく「？？？？？」って演出でしたが、
あれでよく著者はOK出しましたね…ビックリ。
完成品が著者の意向に沿っていないと、ＮＧ出して「原作」から名前を抜いてくれって言う場合があるのに、宮部みゆきはあれでOKなのか？！謎です…。

2011/10/16

登場人物１人１人に何らかの存在意義があり、各々の背景もよい描かれている。必要ないと思っていた人物を、なぜ著者が登場させたのかわかった時には、背中がゾクッとした。
また、この本１冊で日本における殺人をめぐる様々な問題ー被害者側の家庭崩壊、マスコミ、加害者側の主張、冤罪などーを、訴えている。

2011/09/21

かなり分厚いです。
途中でくどく感じたりじれったかったりもしますが、
すんなりと読めたほうです。

登場人物すべての描写が細かく描かれているので
いろんな人の思いが伝わってきます。

物語途中、読者側は犯人が分かっているのに、
作中の登場人物は分かっていないので、それが、
もう！なんで気づかないの！！といらいらしたり。

映画では、なぜかピースがかっこよく描かれてしまっていて、
それは違うのではないのかなと思いました。

2011/09/20

武上（たけがみ）さんという刑事が出てくるんですが、さーっと読んでいるとしょっちゅう、武士（ぶし）に読み間違えます。そして、武士は立ち上がった、とかタバコを吸った、とか、いちいちサムライ姿のビジュアルが一瞬立ち上がり、あ、違うか。とイメージ修正しどおしでした。（・・・バカ。）

お話は、面白いですが長すぎる。そして、本が重すぎる。

2011/09/14

　とにかく長い。書きたいことが山ほどあるのはわかるが、長すぎる。

　筋そのものは、犯人捜しでもなく、トリック解明でもなく、ミステリーとしておもしろいかと聞かれると個人的には首をかしげざるを得ないが、それを背景とした数々の心理描写がとてもおもしろい。

　被害者の家族の心理、犯人の家族の心理、家出少女の心理などが遠慮なく描かれている様は、この長編を読む価値を感じさせる部分だろう。

　ちょっとテーマがあちこちに飛びすぎた気がしないではないが、それぞれの小テーマがそれなりにおもしろかったのでよかったとしよう。

2011/08/10

人間の暗く重く深い部分をえぐって傷つけてくせになる。残酷で不思議とリアル。なぜかふと読み返したくなる推理小説。

2011/07/30

面白かったけど、長すぎでした。
第一部まではちゃんと読んでたけど、第二部からは流し読んだ。
犯人側の叙述が冗長すぎる気がした。
でも、それでも面白かったし、止まらないし、考えさせられるのはやはり宮部みゆき。