ビジョナリーカンパニー(2) の商品レビュー
【誰をバスに乗せるか】 ・第一に,「何をすべきか」ではなく「誰を選ぶか」からはじめれば,環境の変化に対応しやすくなる. ・どういう人が「適切な人材」なのかは,専門知識,学歴,業務経験より,性格と基礎的能力によって決まる.どういう人物なのかを知るために,これまでの人生でくだした決定...
【誰をバスに乗せるか】 ・第一に,「何をすべきか」ではなく「誰を選ぶか」からはじめれば,環境の変化に対応しやすくなる. ・どういう人が「適切な人材」なのかは,専門知識,学歴,業務経験より,性格と基礎的能力によって決まる.どういう人物なのかを知るために,これまでの人生でくだした決定の理由を質問する.
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ビジョナリーカンパニー2がよく読まれる理由。 1が巨大企業の成功に対してであり、2が平均的な企業の躍進に対してだから。 印象に残ったのが2つ。 1 良い企業から偉大な企業へ飛躍した企業と同業他社を比較した場合、変貌を遂げる前から実行していた慣行がある。 自らのキャリアではなく...
ビジョナリーカンパニー2がよく読まれる理由。 1が巨大企業の成功に対してであり、2が平均的な企業の躍進に対してだから。 印象に残ったのが2つ。 1 良い企業から偉大な企業へ飛躍した企業と同業他社を比較した場合、変貌を遂げる前から実行していた慣行がある。 自らのキャリアではなく、企業全体の成功について野心的なリーダーを発掘し、昇進させていたのである。 2 「ハリネズミの概念」 キツネは多くのことを知っていたが、ハリネズミは重大なことを一つだけ知っていた。 ハリネズミの概念とは、次の3つが互いに交わる部分にあたる。 ⅰ)自分が世界一になれること ⅱ)経済的原動力になるもの ⅲ)情熱を持って取り組めるもの ついついキツネになりそうな自分がいる。 表面的なことではなく、常に本質を考え、上記の3つが互いに交わる部分を追求していきたい。 ハリネズミになるんだ。 「ハリネズミのジレンマ」を思い出した自分がいるw (cf.ヱヴァンゲリヲン)
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【感想】 前から読みたかった本をついに読みました! 無茶苦茶いい本です この本はよくある(成功する人の法則)の会社版といえ、長期間に渡って優秀な業績を保っている企業の分析を行っています。 とても面白い本ですが、注目すべきは 【この法則が人のキャリア設計にも応用できる】 という...
【感想】 前から読みたかった本をついに読みました! 無茶苦茶いい本です この本はよくある(成功する人の法則)の会社版といえ、長期間に渡って優秀な業績を保っている企業の分析を行っています。 とても面白い本ですが、注目すべきは 【この法則が人のキャリア設計にも応用できる】 という点です。 例えばハリネズミの法則の中の【情熱をもてる】という点。 本の中ではボーイング社の人々が新規参入を検討中の旅客機事業に熱い想いを抱いていく様子が描かれています。 自分も本当に熱い想いがもてる、理屈を超えて好きな仕事を見つけてみようと思います 【内容】 ほんとうに問題なのは、【なぜ偉大さを追求するのか】ではない。 【どの仕事なら、偉大さを追求せずにはいられなくなるのか】だ。 なぜ偉大さを追求しなければならないのか、そこそこの成功で十分ではないのかと問わなければならないのであれば、おそらく、仕事の選択を間違えている。 (飛躍した企業の一例:ニューコア) ロビーには安物の合板の家具しかなく、ロビー自体もクローゼットほどの大きさしかない。 豪華な食堂はなく、経営幹部への来訪社があると、向かいの商店街にあるサンドイッチ店、フィルズ・ダイナーでもてなす。 (謙虚な経営陣) 偉大な企業への飛躍をもたらした指導者が自分について語ろうとしないことにわれわれはおどろかされてきた。 インタビューのとき、会社について、他の経営幹部の功績についてはいくらでも話してくれるが、自分自身の貢献については話を避けようとする。
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こういうのは、「生存者バイアス」がかかってるって話もある。(遭難しかけて助かった人たちが神に祈っていたから、神に祈れば助かる、と考えるのは、遭難死した人たちも神に祈っていた可能性を忘れている)この本も結構な分量を研究方法の説明にさいている。 僕のスタンスはこうだ。 1)もっとも...
こういうのは、「生存者バイアス」がかかってるって話もある。(遭難しかけて助かった人たちが神に祈っていたから、神に祈れば助かる、と考えるのは、遭難死した人たちも神に祈っていた可能性を忘れている)この本も結構な分量を研究方法の説明にさいている。 僕のスタンスはこうだ。 1)もっともらしい(努力が大切、なるほど、最もらしい) 2)道徳的に正しい(他人に貢献せよ、なるほど、道徳的だ) 3)やってもいいと思える(内なる声に耳を済ませ、出来るかは別として、できたらいい気がする) なら、OK,とりあえず信じてやってみよう。 本書は、OK、とりあえずやってみよう、と思えた。 職業人としての自信と、個人としての謙虚さ 人選が大切 経済的にOKなだけでなく、No.1になれて、情熱が持てるところに集中すべし
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詳細に比較・分析した結果、飛躍したこれらの企業には共通した以下のような特徴があった。 ●飛躍を導いた経営者は、派手さやカリスマ性とは縁遠い地味なしかも謙虚な人物だった。その一方で勝利への核心を持ち続ける不屈の意思を備えており、、カエサルやパットン将軍というよりは、リンカーンや...
詳細に比較・分析した結果、飛躍したこれらの企業には共通した以下のような特徴があった。 ●飛躍を導いた経営者は、派手さやカリスマ性とは縁遠い地味なしかも謙虚な人物だった。その一方で勝利への核心を持ち続ける不屈の意思を備えており、、カエサルやパットン将軍というよりは、リンカーンやソクラテスに似た思索する経営者であった。 ●飛躍を導いた経営者は、最初に優秀な人材を選び、その後に経営目標を定める。目標にあわせた人材を選ぶのではない。 ●飛躍を導いた経営者は、自社が世界一になれる部分はどこか、経済的原動力は何か、そして情熱を持って取り組めるものは何かを深く考え、必要とあればそれまでの中核事業を切り捨てる判断さえ下す。 ●劇的な改革や痛みを伴う大リストラに取り組む経営者は、ほぼ例外なく継続した飛躍を達成できない。飛躍を導いた経営者は、結果的に劇的な転換にみえる改革を、社内に規律を重視した文化を築きながら、じっくりと時間をかけて実行する。 飛躍した企業と比較対象企業の例 ジレット vs ワーナーランバート フィリップ・モリス vs R.J.レイノルズ キンバリー・クラーク vs スコットペーパー ウェルズ・ファーゴ vs バンク・オブ・アメリカ
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良い企業から偉大な企業になるための本。 情熱、規律の中の自由。 個人的にはこの2つがキーワードだと思います。 絶対に世界一になる。 そのための規律ある人・考え・行動。 これは必読です。
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読売新聞の書評で、「ビジョナリーカンパニー2では、組織が人を育てることの重要性について説き、それに涙し・・・」というような文章があったので、興味をもって読みました。 読んだ当時はバンカメとファニーメイの比較は後付では・・・?と思いましたが、リーマンショック後の動向を見ていると、ど...
読売新聞の書評で、「ビジョナリーカンパニー2では、組織が人を育てることの重要性について説き、それに涙し・・・」というような文章があったので、興味をもって読みました。 読んだ当時はバンカメとファニーメイの比較は後付では・・・?と思いましたが、リーマンショック後の動向を見ていると、どのような“ビジョン”が超長期的に正しいのか分からなくなります。。 1は読んでいませんが、原題は1、2という順序付けはないので、こちらから読んでもまったく問題はないです。
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1ほどの衝撃はない。 基礎編を踏まえた応用編といった感じ。様々な業界を例に取り上げ、 A.うまくいった企業 B.うまくいかなかった企業 という単純な対比が多用してあります。
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どこまで通用するのだろうか。 結局、筆者が言っていることは、 アメリカという国の特色から脱却しろということであろうか。 地道な努力をすることは、どの企業でも難しいが、 身につけば武器となるであろう。 短期的な利益を求めず、長期的なビジョンを持って経営をしろということであるが、 サ...
どこまで通用するのだろうか。 結局、筆者が言っていることは、 アメリカという国の特色から脱却しろということであろうか。 地道な努力をすることは、どの企業でも難しいが、 身につけば武器となるであろう。 短期的な利益を求めず、長期的なビジョンを持って経営をしろということであるが、 サーキットシティー・ファニーメイはもはや存在しない。 とても参考になる本ではあるが、 それ以上に実社会の変化は早く、 数年に一度は、法則の見直しも必要だろう。 (出版した時点で、反省点を挙げているだけになるかもしれない。) そして、本で学ぶことも大事だが、 その理論を今、置かれている状況で応用しないといけない。 さまざまな理論の引き出しを増やしておくことが必要だろう。
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good to great 優良企業が、いかにして偉大な企業になりうるか。 アメリカで優良から偉大に飛躍した企業11社を5年間にわたって分析し、幹部へのインタビューをし、その共通項を導き出した書籍。 膨大なデータに裏づけられた、客観的な共通項。 Great Compan...
good to great 優良企業が、いかにして偉大な企業になりうるか。 アメリカで優良から偉大に飛躍した企業11社を5年間にわたって分析し、幹部へのインタビューをし、その共通項を導き出した書籍。 膨大なデータに裏づけられた、客観的な共通項。 Great Company 「株式運用成績が15年にわたって市場並み以下の状態が続き、"転換点"の後は一変して15年にわたって市場平均の三倍以上になった企業」 たしかにすごい数字である。
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