ふたりの証拠 の商品レビュー
「悪童日記」に続く三…
「悪童日記」に続く三部作の2作目。名前のなかった双子に名がつけられる。そして深まる謎と不穏な空気。前作とは雰囲気がガラリとかわる。
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悪童日記のシリーズ、…
悪童日記のシリーズ、第二段、悪童日記の最後で分かれた二人のその後。もしかして、二人はこのまま会えずにいるのか?が最大の焦点、一人称の「僕ら」が「僕」になったことで、見えていた社会はあまりいいものではない気がする。
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悪童日記シリーズ第2…
悪童日記シリーズ第2弾! 2作目にしてようやく主人公や脇役達の名前が登場しました。前作の衝撃的なラストの続きで、片方は国境を渡ったのですが、だんだん訳が分からなくなってきます。本当に二人は双子なの?
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悪童日記の続編 「ぼくら」双子が別れ、「おばあちゃん」の家の国に残ったリュカの物語がメイン。 戦争が終わったものの、全体主義?が支配する重苦しさがある世界。 前著ではなかった固有名詞が出てきて、リュカにも個人的に人間関係を築いていく。前著同様に、感情を排した文章ながら、それぞれの人物の感情を感じさせる事柄が描かれる。 そして、リュカも、実の父親との間に生まれた子を抱える母親とその子を家に住まわせ、自分の子のように愛情を注ぐ。 リュカの話がメインで進むが、終わりにもう一人の双子が登場する。そこでは日記がもう一人のクラウスの妄想であるようなことがほのめかされる。
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『悪童日記』の続編で、前作のラストで生き別れとなった双子の片割れのその後が描かれている。 戦争を背景にした悲劇の物語というベースの設定は変わらないものの、前作とは打って変わり、5ページ前後だった一章あたりの長さがどんと増えたことが特徴的で、ともなって主人公を含めた登場人物の造詣に...
『悪童日記』の続編で、前作のラストで生き別れとなった双子の片割れのその後が描かれている。 戦争を背景にした悲劇の物語というベースの設定は変わらないものの、前作とは打って変わり、5ページ前後だった一章あたりの長さがどんと増えたことが特徴的で、ともなって主人公を含めた登場人物の造詣に厚みが加わったように思う。語り手も双子から三人称のものへと変わり、客観的な描写が主になったので読んでいてずいぶん印象が異なる。 またよく読むと、特に主役が変わる最終章で顕著なのだが、前作と辻褄が合わない箇所が出てくる。これは次作に繋がる意図的な仕掛けなのだが、読者は面食らうかもしれない。 総じて『悪童日記』の衝撃度には及ばないものの、本作はまた違う意味で印象に残った一冊になった。ヒット作の続編ということで、普通に考えると前作と同じような作風にするのが安パイなんだろうけど、あえてそうしなかったところも評価されているのかなと思う。
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戦争が終わり、過酷な時代を生き延びた双子の一人は国境を越え、一人は故国に留まる。書き連ねた手記の意味とは。 前作とは語り口が変わる、視点が変わる、双子はふたりではなくなる、証拠・記録・書かれたものの意味が揺らぐ。 読後感としては前作より派手さはない、ただ精神的な不安定さが増す。こ...
戦争が終わり、過酷な時代を生き延びた双子の一人は国境を越え、一人は故国に留まる。書き連ねた手記の意味とは。 前作とは語り口が変わる、視点が変わる、双子はふたりではなくなる、証拠・記録・書かれたものの意味が揺らぐ。 読後感としては前作より派手さはない、ただ精神的な不安定さが増す。この話をどこからどこまで信じていいのか分からず、戸惑う。とにかく読みながらずっと気持ち悪い感じ。 これはちゃんと次作で着地するのか…?
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双子の兄弟クラウスに国境を越えさせてからのリュカの物語。父親の子を抱えたヤスミーヌ、障害を持った子マティアス、反逆罪で無実の夫を殺されたクララ、党書記のベテール、本屋のヴィクトールと色んな人間たちが面白い。とても引き込まれて行く物語で一気に読んでしまった。
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本書にてようやく双子の片割れの名前がリュカであると明かされる。前作『悪童日記』では「僕たち」という一人称複数だったことや祖母から「牝犬の子」と言われていたことから名前を呼ばれることがなかった。 『ふたりの証拠』とは、果たしてリュカとクラウスが別人である(ふたり存在している)こと...
本書にてようやく双子の片割れの名前がリュカであると明かされる。前作『悪童日記』では「僕たち」という一人称複数だったことや祖母から「牝犬の子」と言われていたことから名前を呼ばれることがなかった。 『ふたりの証拠』とは、果たしてリュカとクラウスが別人である(ふたり存在している)ことを証明するものという意味だと捉えたのだがどうなのだろう。年末の旅行の移動中に読んでいたのだが、読書の方に熱が入ってしまう。
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当時の世相を反映したものになっているのかなとも思いました。いろいろなエピソードを入れ込んでいますが、これが最終巻でどのように収めてゆくのかなぁと。
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なるほど、何を書いても何かしらのネタバレに触れてしまいそうだが、一つ言えるのは悪童日記とは明確にテイストが異なるということ 前作のあの不気味で異様な平板さ、読者を突き放すような距離感とは違い、本作にはじわじわと迫ってくる現実味を帯びた不穏さがある 次の最終巻はいったいどこへ着地す...
なるほど、何を書いても何かしらのネタバレに触れてしまいそうだが、一つ言えるのは悪童日記とは明確にテイストが異なるということ 前作のあの不気味で異様な平板さ、読者を突き放すような距離感とは違い、本作にはじわじわと迫ってくる現実味を帯びた不穏さがある 次の最終巻はいったいどこへ着地するのか、いやでも気になってしまう
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