ふたりの証拠 の商品レビュー

アゴタ・クリストフ(著者),堀茂樹(訳者)

2023/03/05

1.おすすめする人
→過去の戦争に興味がある、人間の本性を知りたい

2.感想
→「悪童日記」を読んでからの「ふたりの証拠」は
　かなり読みやすくスラスラいける。
　最後の章で、どれが本当でどれが作り話なのか、
　謎が生まれる。
　「悪童日記」を読んだ時には、
　もう読みたくないと思ったが、
　「ふたりの証拠」を読み切ると、
　残された本も読みたくなる。

2023/02/22

三部作の二作目。人の悲しさ残酷さ　世の中がさらりと書かれているようで、逆に　今身近な事？とも思わされる。結末が、少し怖い。

2022/11/12

悪童日記の第二部。ここでようやく兄弟の名前が明かされ、村の人々の固有名詞が少しずつ出てくる。第三部の第三の嘘まで読んだが、これらは一気に読んだ方が良い。3冊に分かれているが、これら三つで一つの話が完結する。悪童日記の続きが二人の証拠であり連続性があるが第三の嘘になると様子が全く変わってくる

2022/10/19

面白くて一気に読んでしまった。悪童日記に続く２作目。主人公リュカの10代後半から20代前半までを描いた本作であるが、この子は頭が良すぎる。頭の回転が早いとか、臨機応変な対応ができるとかそういう次元の話ではない気がする。最終章の３作目にも期待したい。

2022/08/10

■ Before（本の選定理由）
前作「悪童日記」から継続。
一心同体ともいえる双子の兄弟の行方は。

■ 気づき
大人になるとはこういうこと？
前作と違い戦時下の影響は控えめで、青年へと成長したリュカの内面が描かれる。家族を持ち、そして失う過程は凄惨そのもの。

■ Todo
続編もあるようだが、一体どうなってしまうのか。この物語を、どう受け取れば良いのだろうか。

2022/08/08

読んだ記憶があるような、ないような。

片割れ同士になってしまった、祖国に残った方の少年の話。なかなか普通ではない主人公なので度肝の抜かれること多し。

子供をそだてつつも、やはり母を求めて年上の愛人の家に行くわ、子供の母親は子供を連れて出ていくかもしれないと思い殺すわ、なかなかヤバい人物。でもかなりのイケメンらしいというような描写。

戦争を体験すると間違いなく普通の人格から遠ざかってしまうんだろうなと思う。

2022/03/18

最後、どういうことだってばよ？必至

これは第三の嘘でどう落ち着くんだい？気になるがすぎる。すぐ読む。

ぼくら、が離れて、完結した無敵さが無くなって人間味が生まれてるな、と読み進めていたのだけど、ページが少なくなるにつれて鳥肌が立ってくる。
1人でもぼくらだった1人なんだね、戦慄じゃん

2022/03/03

双子がいつ会えるのか。幸せになれるのかと、読み進めていたのに。。。ラストの驚き。我慢できずに深夜に第3巻に突入！

2021/12/26

前作に引き続き一気に読んでしまいました。
「悪童日記」とは違い人物の名前が出てきたのは個人的には少し残念だけど、やっぱり世界観が好きでした。独特の文章と、あの淡々とした感じ。
双子で一緒にいた時は、感情的にではなく、論理的に動いていた印象だったけど、リュガはすごく人間らしくて、クラウスといたことであんなに人間らしくない子どもだったのかと思いました。
「第3の嘘」も楽しみです。

2021/12/12

3部作の2作目
よく"衝撃の読書体験"とか言うじゃないですか。しらーっと冷めた目でそんな宣伝文句見てたけど、敢えて言う。読後、衝撃で思考停止よ。
前作より内容も衝撃度も上。
リュカは自分の深層何も語らないのにその孤独も闇も葛藤も全て流れ込んでくる。からの！ラストの衝撃！
完結編読まねば。

2021.9.29 読了　備忘録