サンタのおばさん の商品レビュー
「片想い」のあれだな。最初っから出すつもりだったのかしら。 単純に読めば単なる「いい話」だけど。けっこう鋭い視点があったりして面白い。特に日本サンタの嘆きが、現代社会の痛いところを突いてるなあ、と感心。さすがは東野さん。
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イラストが可愛らしい。 サンタさんのお話って、どこか夢があるって感じるのは どうしてなんだろうなぁ。 こんなサンタも悪くないってそう思える。 世界に何人もサンタがいていいし、 サーフボードに乗ったサンタがいてもいい、 赤い服を着てないサンタもいい。 なら、おばさんサンタも良いの...
イラストが可愛らしい。 サンタさんのお話って、どこか夢があるって感じるのは どうしてなんだろうなぁ。 こんなサンタも悪くないってそう思える。 世界に何人もサンタがいていいし、 サーフボードに乗ったサンタがいてもいい、 赤い服を着てないサンタもいい。 なら、おばさんサンタも良いのかもしれない。 でもさ、サンタとおばさんって なんかミスマッチな感じがして面白いよね。
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人種差別とか男女平等などのテーマだったんだ。 サンタは男で太っていて白いひげをたらしている・・・そんな先入観で決め付けている。 サンタに限らず世の中そんなことも多々あるんだろうな
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東野圭吾にこんな可愛らしい平穏な物語が書けるのね、と思わず手にとって一気読みしてしまった短編物語。 イラストは杉田比呂美。どこかで見たことがあるようなとても透明感のある優しい絵です。物語はクリスマス前のフィンランドで始まる。 恒例のサンタクロース会議が開かれる。そこに一人のおばさ...
東野圭吾にこんな可愛らしい平穏な物語が書けるのね、と思わず手にとって一気読みしてしまった短編物語。 イラストは杉田比呂美。どこかで見たことがあるようなとても透明感のある優しい絵です。物語はクリスマス前のフィンランドで始まる。 恒例のサンタクロース会議が開かれる。そこに一人のおばさんが現れる。素敵な絵とともに各国支部担当のサンタクロースが次の アメリカ支部担当サンタクロース候補の承認に討議する。そこではサンタクロースのイメージから人種・肌色・年齢・性別による あらゆる差別や偏見、固定概念に対する社会風刺が語られていく。ここでやはり東野圭吾なんだな、と思う。 一人のおばさんジェシカは息子から推薦されてやって来たということがわかって、また東野圭吾なんだな、と思いながら、最後は いつになくハーピーエンド。そういう意味では、イラストもかわいいので、子供達に読んでわかってもらえるのだろうか。 日本支部のサンタクロースは、少子化問題に触れられると「・・寂しい気持ちもある。おまけにサンタを本気で待ってくれる子供なんて、 ほとんどいなくなった。夢がないんだ」と話す。外国支部からは一言、「子供達が欲しがるのはどうせゲームばかりでしょ?」とからかわれる。 どうもまだ日本では子供を持つ大人が読んでおいたほうがよいかとも思う。
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珍しく東野圭吾の子供向け絵本かな?と思って読んでみたら、「大人向けの絵本」という印象だった。優しく可愛らしい絵とユーモラスな題材にうっかり騙されそうになるが、内容はなかなか深い(笑)でも、面白くて楽しいのが流石だ。世界中のサンタのおじさん達が集まって、新入りのサンタ、世界初の「サ...
珍しく東野圭吾の子供向け絵本かな?と思って読んでみたら、「大人向けの絵本」という印象だった。優しく可愛らしい絵とユーモラスな題材にうっかり騙されそうになるが、内容はなかなか深い(笑)でも、面白くて楽しいのが流石だ。世界中のサンタのおじさん達が集まって、新入りのサンタ、世界初の「サンタのおばさん」を認めるか侃々諤々の議論をするところは笑いながら読んだ。父権に対する拘泥、人種差別などもあるサンタの世界はほんわかおとぎ話だけではないらしい(笑)なのにやっぱり心暖まるほんわかしたステキな絵本だった。クリスマスの頃、また読み返してみたい。
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サンタクロースは男性と決めつけられていて女性がサンタになりたい!と言った時確かに不思議な気持ちはあったがそれもいいと思った(^^♪
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東野圭吾さんの絵本。 大人の絵本だな。 サンタクロースの会議が開かれる。 各国のサンタが出てくるんだけど、国民性がにじみ出てておもしろかった。 お母さんサンタ。 いてもいいんじゃない。
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絵本だけどただほのぼのするだけじゃなくて、ニヤリとさせられるようなユーモアや、はっとする風刺がちらり。 それぞれのサンタがそれぞれの地域独特の性格なのがおもしろい。 12人中7人がヨーロッパのそれぞれの国担当っていうところも偏りすぎで笑えるなあ。 夢があるようでないような、でも最...
絵本だけどただほのぼのするだけじゃなくて、ニヤリとさせられるようなユーモアや、はっとする風刺がちらり。 それぞれのサンタがそれぞれの地域独特の性格なのがおもしろい。 12人中7人がヨーロッパのそれぞれの国担当っていうところも偏りすぎで笑えるなあ。 夢があるようでないような、でも最後はほっこりする不思議なお話。 可愛らしい挿絵ととてもマッチしていた。
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高校生のときに行った朗読劇で聞いて気に入って買った1冊。 最近になって東野作品だったことを知ってびっくり! ミステリーではなく、ほっこりできるお話です♪
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「大人の絵本」という感じです。 東野圭吾さんの作品はどちらかというと硬い。ミステリアス。でも、ファンとってはそこがたまらいのですが。しかし、可愛らしい絵とセットになると母性本能なる父性本能が働くのでしょうか(!?)こんなにもユーモラスに溢れた作品は久しぶりでした。 「サンタは男性...
「大人の絵本」という感じです。 東野圭吾さんの作品はどちらかというと硬い。ミステリアス。でも、ファンとってはそこがたまらいのですが。しかし、可愛らしい絵とセットになると母性本能なる父性本能が働くのでしょうか(!?)こんなにもユーモラスに溢れた作品は久しぶりでした。 「サンタは男性」「サンタは赤い服をまとっている」 ある程度の基準は大切です。しかし、固着しなくてもいいのではないのかね? 違う視点で物事を見ること、感じることも大切だよ。 分かっていても、行動に移すことができない私を含めて脳が固着してしまった人にそっとささやかれているような気がしました。 あと、あらゆる国のサンタが登場しますが、国柄をとてもうまく反映していることも「さすが!」と思いました。 内容の展開も読んでいて全く違和感なく、どちらかというと心があったかくなりました。 最後にサンタのおばさんはプロポーズを受けるのですが、そのシチュエーションはクリスマスにぴったり!!2人の顔がサンタの服のように真っ赤に染まっているのが文章を通してみることができて、こちらもなんだか恥ずかしい。 ちなみに、未だに、サンタはいると信じていますし、来ることも信じています。 しかし、来た事に気づいていないのか、それとも、私の家が分からないのか、それともいい子にしていないからなのか登場せず。 それでも、待ち続ける時間もこの本に出会えたおかげで今年のクリスマスは少し楽しめそうです。
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