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果つる底なき の商品レビュー

3.5

396件のお客様レビュー

  1. 5つ

    37

  2. 4つ

    155

  3. 3つ

    153

  4. 2つ

    28

  5. 1つ

    2

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2013/03/26

池井戸潤の江戸川乱歩賞を受賞したデビュー作。 銀行を舞台に主人公が同僚を死に追いやった闇に立ち向かうストーリー。その後の池井戸作品の原点とも言える読み応えある作品でした。 最後に主人公を救ったものの存在が作品中にうまく伏線として張られていて、こう来たか!という意外性があった。

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2013/03/16

44回乱歩賞 同時受賞TwlveYO 池井戸潤作品はどれを読んでも絶対外さない。おすすめ。 銀行マンで融資担当の伊木は、事故に見せかけて殺された坂本の疑惑を晴らすため一人立ち上がる。

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2013/03/15

「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」の印象が強くて、また弱者が強きをくじく的な展開かと思いきや、こちらは池井戸氏の初期の作品。三菱銀行を辞めて間もなく書いた小説で相当硬さが感じられる…なーんてえらそうに、この作品江戸川乱歩賞を受賞してるんですよね。私は彼の最近の作品の方がリラックスし...

「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」の印象が強くて、また弱者が強きをくじく的な展開かと思いきや、こちらは池井戸氏の初期の作品。三菱銀行を辞めて間もなく書いた小説で相当硬さが感じられる…なーんてえらそうに、この作品江戸川乱歩賞を受賞してるんですよね。私は彼の最近の作品の方がリラックスして読めるので好きなのですが… でもさすが、銀行ミステリーっていうんですか?内情にくわしくないと書けませんよね。融通手形ってなに?和議ってなに?って感じ。もうだれか図に書いて説明してほしい。 映画もそうだけど、本は娯楽だから眉間にしわよせて読まなきゃいけないむずかしい話はつらいです。私ってばか?

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2013/03/30

ミステリーですが、作者のその後に続く、働くことへのプライドを感じる作品でした。副支店長のイメージが、あまり良く描かれない事が、多いですね。

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2013/03/06

2013.3.4読了。 銀行で融資を担当している主人公と、その回収を担当していた同期が突然死。事故、自殺、他殺がわからないうちに以前担当していた融資先で今は倒産して回収に回っていた取引先に融資手形が発見されたり、と色々隠されてた事柄が明らかになってきて…という話。

Posted byブクログ

2013/03/02

少し前に人気を博した池井戸潤のデビュー作。なにか時代錯誤めいた違和感を随所に感じるな、と思ったら1998年の本でした。納得。 果つる底なき暗澹たるものと闘う主人公、わかりやすい図式。細部は銀行の内幕を盗み見る感覚でなかなか興味深かったです。

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2013/03/02

池井戸さんの他作品と比べると爽快感がなくて、真相がつかめそうでつかめない。敵の姿がハッキリしないもどかしさ。でも、もやもやしながらもどんどん読み進められちゃう!やっぱり面白い!!

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2013/03/02

銀行員の謎の死から始まる、ミステリー。 元銀行員の作家さんが書く金の動きがリアル。 ただし、主人公と思われる銀行員のスパイさながらの行動には違和感を感じる。 それにしても銀行員という人種の考え方は受け入れることができない。

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2013/02/25

同僚の死をきっかけに、一人の銀行員が同僚の死の謎、その裏に隠された大きな闇に立ち向かっていく。 誰しも、銀行は馴染み深いものではあるけれど、窓口の向こう側は意外と知らないことだらけ。金が中心の仕事であり、それをただの仕事の道具とみる人と、自分のものにして権力まで手に入れようとす...

同僚の死をきっかけに、一人の銀行員が同僚の死の謎、その裏に隠された大きな闇に立ち向かっていく。 誰しも、銀行は馴染み深いものではあるけれど、窓口の向こう側は意外と知らないことだらけ。金が中心の仕事であり、それをただの仕事の道具とみる人と、自分のものにして権力まで手に入れようとする人。 謎を解いていくうちに、一人、また一人と犠牲者が出てくるが、なかなか真相がつかめず、最後まではらはらさせられる。金にこれほど人は振り回されてしまうのかと、ぞっとした。けれど、最後は主人公のしてきたこと、同僚の無念を少しでも晴らせたんじゃないかとすっきりすることができた気がする。

Posted byブクログ

2013/02/20

他の池井戸作品に比べて展開が早く、若干読みにくいかもしれないけれど、入れ子型の伏線がよく考えられていて良かったと思う。

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