果つる底なき の商品レビュー

池井戸潤(著者)

2013/09/04

同じ支店で連続して死人や重傷者が出たら社会的にも銀行的にも大問題になりそう…やや構成が甘いかな。終盤にかけての展開がなんかなおざりな感じが否めないので星三つかな。

2013/08/31

デビュー作は乱歩賞受賞作品だったことを忘れていました。時代を感じさせるところがたくさんあるのだけれど、これはこれで十分に楽しめました。

2013/08/27

今をときめく池井戸潤氏。この小説も銀行を舞台にしたサスペンス。主人公に堺雅人が重なる(笑)銀行特有の業務や組織のパワーバランスに、人間の感情が絡み、物語に深みが増している。

2013/08/15

★2.5。
ミステリーという割には人が死にすぎるし、警察の動きが緩慢すぎる。
こんな感想を書いているということは、それなりに楽しませてもらったということ、少しばかり苦い人生訓も含まれた手軽な娯楽作。
でも何故この作品が江戸川乱歩賞受賞なのか、同賞の位置付けがよく分からないが、乱歩のイメージと繋がらないと思うのは当方だけか。
ところで読書はやはり涼しいところでするものです、人間の体温と同じレベルの気温の中では出来ません。

2013/08/11

そんな理由であんなに何人も殺しちゃうの⁉テンポの良さにサクサク読んだ。次も池井戸潤読みます。この夏、池井戸潤にハマってる。

2013/08/05

この"貸し借り"は、あまりにも大きく重すぎるでしょ!。今をときめく半沢は熱さを兼ね備え、作順的先輩株の伊木はハードボイルドに甘さが目立つ。原点の様な荒々しさと殺しも多いミステリーサスペンス色。守るべき者への思いと自己主張のバランスは柔らかな着地♪

2013/08/04

下町ロケットに続く池井戸潤のビジネスミステリー。銀行と殺人事件をミックスしたとても斬新な切り口。

冒頭に、これは貸しだからな、という坂本のセリフの殺害される部分からぐっと引き込まれる衝撃、読んでいる最中にも押し寄せる恐怖、その一方で銀行という業界の細部に渡る知識。

とても面白かったです。人は生きていると辛いことがある。それでも生き続けなくてならない。悲しいこと辛いことはやがで忘れられる日が

2013/07/24

最近異動してきた上司に貸りた一冊。ドラマ「半沢直樹」の話題がきっかけ。ページを捲っていて、仕事柄イメージし易かったので読みにくいということはなかったし、内容も面白かった。ただ、作者の文章に今ひとつ馴染めなかった印象がある。融手には注意しなきゃな。

2013/07/17

キーワードがテンポよく出て、解決されていく。ほんとに一気に読んでしまえる内容で、難しい言葉も適宜解説がったり、すっ飛ばしてくれるので読みやすい。自分の銀行のイメージのさらに先をいくドロドロさ。本質は人の欲につながるけれど、カネと絡めるとより一層リアルな感じがする。銀行って怖いな、というイメージがあるけど、事実を解明していく流れがすんなり入ってきて面白かった。

2013/07/05

銀行を舞台に連続しておこる謎の死。事故死か自殺かそれとも殺人事件か。
銀行の利潤追求の執拗さやその人間関係、派閥争いや出世欲など銀行内の嫌な面が書かれている。その中で世間一般的にまともだと思える人の評価が悪いのは金を扱う銀行組織だからだろうか？
ストーリーとしては２時間ドラマのような流れで、そんなに簡単に人が殺せるの？殺す理由ってそんなの？もうひとひねりあればあ。