果つる底なき の商品レビュー
今年度に入って、最初の一冊になるかな。 友人のオススメの池井戸潤。 ホンマは『空飛ぶタイヤ』を読みたかったんやけど、中古で売ってるところがなかなか見つからなかったので、とりあえずデビュー作のこの作品を読んでみました。 トリックは普通というか、そんな入り組んだものではなか...
今年度に入って、最初の一冊になるかな。 友人のオススメの池井戸潤。 ホンマは『空飛ぶタイヤ』を読みたかったんやけど、中古で売ってるところがなかなか見つからなかったので、とりあえずデビュー作のこの作品を読んでみました。 トリックは普通というか、そんな入り組んだものではなかった。 話のおおまかな筋はわかったけど、最後の結末のところがわからん!一応、これでも金融業界におるんやけどな・・・ 主人公のキャラ設定がなんか中途半端やったかな。 ちなみにこれってなんか元ネタがあるん? 『空飛ぶタイヤ』は元ネタあるって聞いたから、これにもなんかあるんやったら、この人の作品、読み漁りたいと思う。
Posted by
正義感から上司に従わず左遷された伊木が、同僚の阪本を死に至らしめた果つるそこなき暗澹たる悪に立ち向かう。
Posted by
ちょっと読みにくい気がするが、面白い。銀行のドロドロした内情が書かれているが、本当の銀行ってどんななんだろう。
Posted by
銀行を舞台にしたミステリー。金融用語が多く出てくるため話がよく理解できない部分もあったが、それを差し引いても充分楽しめた。さすが元銀行員の著者だけあって内情の描写はとてもリアル。それに反して物語の展開は意外とハードボイルド色が強く、驚かされた。主人公も魅力的で、とてもエンターテイ...
銀行を舞台にしたミステリー。金融用語が多く出てくるため話がよく理解できない部分もあったが、それを差し引いても充分楽しめた。さすが元銀行員の著者だけあって内情の描写はとてもリアル。それに反して物語の展開は意外とハードボイルド色が強く、驚かされた。主人公も魅力的で、とてもエンターテイメント性の高い作品。気に入った。
Posted by
銀行員の死から始まる謎の連鎖、池井戸さんの作品は銀行やサラリーマン組織の内幕を実に上手く見せてくれる。 読んでいてこちらも熱くなり、 引き込まれるのが楽しい。
Posted by
銀行ミステリー?、っていうか銀行ハードボイルド!? 第44回江戸川乱歩受賞作。 テンポ良く、謎がなぞを呼ぶ展開で、とても面白く読むことが出来ました。 ストーリは、債権回収を担当していた同僚が謎の言葉を残して死んでしまいます。そして彼に不正の疑惑。債権回収を引き継いだ主人公は、そ...
銀行ミステリー?、っていうか銀行ハードボイルド!? 第44回江戸川乱歩受賞作。 テンポ良く、謎がなぞを呼ぶ展開で、とても面白く読むことが出来ました。 ストーリは、債権回収を担当していた同僚が謎の言葉を残して死んでしまいます。そして彼に不正の疑惑。債権回収を引き継いだ主人公は、その中から融資をめぐる銀行の闇に立ち向かうと同時に、さまざまななぞを解いていきます。 同僚はなぜ死んだのか?不正をしていたのか?融資のからくりは?黒幕は誰?とどんどん読み進めることができます。 そして最後の最後の謎解きでスッキリ! さらに、最後の主人公はめちゃくちゃ強い(笑) 途中、この人が犯人ぽいと思うと殺されてしまい、さらにこの人と思うと、また殺されてしまい、まんまと作者の術中にはまりまくってしまいます。ちょっと人が死ぬことが多い作品です。 また、銀行や金融系の細かい描写がとてもリアルなわけですが、逆にそこが理解できず、自分の無知がとても残念。 まぁ、それでもこの作品は、楽しく読むことができるとは思います。 ということで、ハードボイルドファンにもミステリーファンにも経済小説ファンにもお勧めできる物語りでした。
Posted by
池井戸さんのデビュー作。第44回江戸川乱歩賞受賞作。 最近の池井戸さんのミステリーにはほど遠い本を読んできて、 デビュー作が江戸川乱歩賞を取ってると知って、少し違和感があったが この作品はたしかにミステリーでした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この作者のデビュー作とのことで期待したけど、 主役強すぎ。 主役暇すぎ。 皆協力しすぎ。 皆死にすぎ。 あんな会社の人いなくなったら、 自分で捜査してる暇ないでしょ。
Posted by
江戸川乱歩賞受賞のコメントに惹かれて読んだがう~ん…。だいたい銀行が舞台になってる時点で気づけば良かった。。。難しいって。銀行って『そういうものなのかぁ』と思いながら読んでたせいで評価が普通なのだと思いたい(笑) 登場人物はみんな魅力的でした。
Posted by
池井戸の出世作。銀行内部の論理、組織模様をこの時から描いていたんだ。◆最後のまとめ方が強引だが、その後の活躍の片りんを感じた。
Posted by