果つる底なき の商品レビュー
15年前に刊行された一冊.最近の池井戸さんの作品と比べると,少し大人しい感じ.玄人向け?でもバブル崩壊直後の雰囲気が出ててとても良かった. 以下あらすじ(巻末より) 「これは貸しだからな。」謎の言葉を残して、債権回収担当の銀行員・坂本が死んだ。死因はアレルギー性ショック。彼の妻・...
15年前に刊行された一冊.最近の池井戸さんの作品と比べると,少し大人しい感じ.玄人向け?でもバブル崩壊直後の雰囲気が出ててとても良かった. 以下あらすじ(巻末より) 「これは貸しだからな。」謎の言葉を残して、債権回収担当の銀行員・坂本が死んだ。死因はアレルギー性ショック。彼の妻・曜子は、かつて伊木の恋人だった……。坂本のため、曜子のため、そして何かを失いかけている自分のため、伊木はただ1人、銀行の暗闇に立ち向かう!第44回江戸川乱歩賞受賞作
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設定に少しだけ無理がある部分もあるが、素晴らしい描写で情景や状況を目の前で見ているような錯覚を覚える。 少し金融の専門用語で読みにくい部分もあった。 「これは貸しだからな」から始まる展開の進め方に魅せられた。
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『オレたちバブル~』、ドラマ半沢直樹がおもしろくて、池井戸さんにはまった。池井戸さんの物語には勢いがあると思う。
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江戸川乱歩賞と池井戸潤というアンマッチ?が気になり買い求めたが、さすが池井戸潤、とても面白く、あっという間に読了。 空飛ぶタイヤ、下町ロケットとは違うテイストで面白かった。
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主犯山崎耕太並びに李洋平との格闘シーンの描写が仔細過ぎて、折角の大事な箇所がダレ気味になったが、全体的にはスリルがあって面白く読破出来た。
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池井戸さんのデビュー作。銀行推理小説だった。銀行員ならではの銀行内部の事情をよく描写してある。自分が経験した専門領域で一つの小説を書く事はできると言う人がいるが、それをこの後も突きつめていくところが著者のすごいところだと思う。
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舞台は銀行。 読み手にわかりやすくするために解説付きというは気が利いているw デビュー作だけあって表現はちょっと硬めかな!?
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久々の池井戸さんの本です。 二戸銀行に勤める伊木は同僚の不自然な死に疑問をいだき、真相にせまる。 1998年に江戸川乱歩賞を受賞したこの作品、池井戸潤さんのデビュー作です。
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池井戸小説の原点として、という観点でご一読な本。 相変わらず、というか、ここが原点なのだろうけど、銀行ディテール、描写ディテール、凄いですよね。 ちょっと人、死にすぎだし。 結末は、うーん、少し僕には難しかった、一気読みしてたらリズムでへー、となったかもしらん。
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これが池井戸潤先生の原点だったのか! 設定がちょっとぶっ飛び過ぎなところもあるけれど、ここから始まって、「空飛ぶタイヤ」「半沢直樹」「下町ロケット」など数々の名作が生まれたんだなーと思うと感慨深いです(*^^*) 池井戸ファンは是非読んでみては? そうじゃない人にはごく普通の...
これが池井戸潤先生の原点だったのか! 設定がちょっとぶっ飛び過ぎなところもあるけれど、ここから始まって、「空飛ぶタイヤ」「半沢直樹」「下町ロケット」など数々の名作が生まれたんだなーと思うと感慨深いです(*^^*) 池井戸ファンは是非読んでみては? そうじゃない人にはごく普通のミステリー小説って感じかもですが…。
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