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沈まぬ太陽(5) の商品レビュー

4.2

230件のお客様レビュー

  1. 5つ

    106

  2. 4つ

    61

  3. 3つ

    42

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2011/02/09

恩地元の「どんな苦境にも立ち向かう姿勢」に感動を覚えた。 難病にかかった先輩にも呼んでいただきたく、全巻をプレゼントした。

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2011/02/02

たしかこの本が今年一番最初に読んだ本。シリーズ読破中にJALに乗ったときは、えもいわれず怖かった。この事実の重さと終わったことではない、進行中であるという真実。

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2011/01/31

会長室篇は難しかった。金融の話を理解するのに時間がかかった。。どこまでがフィクションでどこまでがノンフィクションなのだろうか。それにしても、怖い会社だな。

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2011/01/20

すごい本があったもんだなー。 実際に起こった事故だけど評価をつけにくい。 大好きな甲子園を見にいくために一人で飛行機にのった少年の話で もう挫折するかと思うほど泣いた。 二度とこんな事故があってはならない。 日航さん、ちゃんとして。

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2011/01/19

これが、ひとつの航空会社だけの出来事とはどうしても思えません。日本を動かしているのはこんな企業の集まりなのでしょうか。私たちが働いている会社の実態も、本当はこんなものなのでしょうか。これが日本の縮図なのだとしたら、私たち1人1人が恩地元なのであり、日本の行く末こそ、経営を破綻させ...

これが、ひとつの航空会社だけの出来事とはどうしても思えません。日本を動かしているのはこんな企業の集まりなのでしょうか。私たちが働いている会社の実態も、本当はこんなものなのでしょうか。これが日本の縮図なのだとしたら、私たち1人1人が恩地元なのであり、日本の行く末こそ、経営を破綻させ国の力を借りて再生を目指す今の日航の醜い姿なのかもしれません。

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2011/01/08

読後感・・・・最悪です。 途中までの感想は前にも書きましたが、 第一巻、第二巻は、恩地さんという人が組合活動を率いてストをしたりしたことから左遷され、カラチ、テヘラン、ナイロビと10年間もへき地に飛ばされていたというお話でした。 第三巻は、御巣鷹山の日航機の墜落事件について...

読後感・・・・最悪です。 途中までの感想は前にも書きましたが、 第一巻、第二巻は、恩地さんという人が組合活動を率いてストをしたりしたことから左遷され、カラチ、テヘラン、ナイロビと10年間もへき地に飛ばされていたというお話でした。 第三巻は、御巣鷹山の日航機の墜落事件について。ここは実名も入れて詳しく描かれています。涙なくしては読めない、信じられないほどむごいお話です。 第四巻、第五巻は「会長室編」。JAL(小説の中では「国民航空」)を何とかしようと、総理が直接お願いして、関西の繊維会社の会長さんを兼務でJALの会長に迎えます。後でネットで調べたら、どうやら鐘紡の会長さんだった方のようです。 少なくとも小説の中ではこの人は清廉潔白な立派な経営者で、その理念に基づき一生懸命JALの立て直しにかかります。前の経営者たちが進めた組合の分裂を元に戻そうと、10年左遷されていた恩地さんを会長室付けの部長に迎え、一生懸命頑張るのですが・・・・。 いやもう、JALの中、そしてそれを取り巻く政治家たちも、ひどいのなんのって・・・・。吐き気がするほど気持ちの悪い魑魅魍魎の世界。 霞が関のお役人に話を通してもらうため、そのお役人が気に行っている銀座のお姉さんと密会するためのマンションをJALが用意したり、マスコミをうまく誘導して嘘八百の世論を形成したり・・・・。 これ、真実なわけ? 著者の山崎豊子さんがものすごい年数をかけ、ものすごい人数の人たちにインタビューを行って書き上げた大作だとは聞きますが・・・。 でも、最後まで読んだらきっと正義が勝つんだろうって思うじゃないですか。 JALの使いっ走りとして、政治家に無料航空券を配るなど、裏の仕事ばかりさせられ、ノイローゼになり、あげくに霞が関のお役人の密会場所の持ち主であるペーパーカンパニーの社長にされ、そのことを毎日日記に書き綴っていた人がその日記を特捜本部に送ってから自殺する、なんていう場面もあるんですよ。そういう展開だと、きっと特捜本部がその日記を元に調査を始め、JALの悪人たちは全部淘汰、成敗され、辛い目にあっていた恩地さんとか、清廉潔白の鐘紡の会長さんは、やっと日の目を見る!そしてJALは健全な会社になったから、もう乗っても大丈夫・・・とかいう終わり方かな・・・とか思うじゃないですか。 それが、なんと、鐘紡の会長さんを迎えていたいい者のはずの総理ですら、JALの利権狙いだったため、結局、鐘紡の会長さんは辞めさせらることになり、やめる直前に恩地さんを本人の希望する御巣鷹山事故の遺族のお世話係につけることを約束していたにもかかわらず、会長が辞めた途端に撤回され、またナイロビに左遷されることになるのです。 そしてJALの今のホームページを見てみると、いまだにJALには4つの組合がある。この小説のときのまま・・・・。 てことは、JALの体質は変わっていない=飛行機の整備よりも何よりも利益優先とかいいながら、政治家にお金を回しているだけでコスト高・・・な、いやな会社のままなわけ? 一般に客として乗っていると、サービスの質とか、食事の質くらいしか比較のしようがなく、事故の確率なんていちいち調査して飛行機を選んでいるわけじゃないから、よくわからないんですが、もしほんとにあのままなのなら、私もANAに転向した方がいいかも・・・・。 しかし、この小説、5巻もあるから、最後まで読み切った人はそういっぱいいないのかもしれないですが、この秋、映画が公開されたら、JALも大変でしょうな・・・。 それを機に、いい加減、まともな会社に生まれ変わってほしいです。 読みながら、自分自身がサラリーマンをやっていてやらざるを得ないポリティックスを考えると、ほとほとサラリーマンが嫌になって来ましたよ。早く辞めたい、サラリーマン・・・。

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2010/12/31

山崎豊子著。1999年。会長室の調査から、社内・社外に広がる不正が徐々に明らかになってくる。会長や恩地が地道に問題を解決しようとするが、利権を維持したい子会社のトップや政治家・官僚が別ルートで妨害を加える。 実際のJALの運営とは異なる部分もあるだろうが、負債総額2.3兆円で破...

山崎豊子著。1999年。会長室の調査から、社内・社外に広がる不正が徐々に明らかになってくる。会長や恩地が地道に問題を解決しようとするが、利権を維持したい子会社のトップや政治家・官僚が別ルートで妨害を加える。 実際のJALの運営とは異なる部分もあるだろうが、負債総額2.3兆円で破綻したことを考えると、物語にある不正や利権はそれほど間違っていないように感じられる。とすると、国営企業はどこも同じなのだろうか。

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2010/12/19

就活中に勧められて読み始めたけども、凄くはまってしまいましたね。 その企業のことを知りたいなら、どんな情報よりも山崎サンの本を読んだら良い、って言ってた人の心持ちが解りました。 これだけの大作であるのにハッピーエンドってならないのは、やっぱりあの未曾有の大事故や人間の...

就活中に勧められて読み始めたけども、凄くはまってしまいましたね。 その企業のことを知りたいなら、どんな情報よりも山崎サンの本を読んだら良い、って言ってた人の心持ちが解りました。 これだけの大作であるのにハッピーエンドってならないのは、やっぱりあの未曾有の大事故や人間の醜い部分を、それは事実として受け止めなきゃいけない、忘れてはいけないんだ、っていう作者の強い想いが伝わってきました。 恩地サン・国見サンは男の理想像ですね。 自分は面白いって思ったけど、小説として面白い面白くないは抜きにして、一度はみんなに読んで欲しい作品でした。

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2019/01/16

JALが怖すぎる…。 でも、悪いことをすると、絶対にわかってしまうのね。 主人公が正しかった という風に終わって、本当に良かった。 今のJALは、少しは改善しているのだろうか… 最後のページでは、号泣しました。

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2010/11/19

裏で行われるさまざまな駆け引き。その結果、会長も辞任する。主人公は、御巣鷹山の遺族係へ戻る事を希望するが、それも汚い裏の手によって邪魔され、またナイロビへと追いやられる。 しかし、真実は明らかにされる。

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