この闇と光 の商品レビュー
小さな別荘に幽閉され…
小さな別荘に幽閉されている盲目の姫君レイアの小さな世界を描く話です。失脚した、優しい父王。いじわるな侍女のダフネ。それがレイアの知る唯一の人。その小さな世界が壊れた先にあるのは、光、それとも闇か。ただ言えることは、『本書の半分から先を決して先に見ないでください。』それが本書を一番...
小さな別荘に幽閉されている盲目の姫君レイアの小さな世界を描く話です。失脚した、優しい父王。いじわるな侍女のダフネ。それがレイアの知る唯一の人。その小さな世界が壊れた先にあるのは、光、それとも闇か。ただ言えることは、『本書の半分から先を決して先に見ないでください。』それが本書を一番楽しんで読める方法です。
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父王が失脚したため、…
父王が失脚したため、お城の中に幽閉されている盲目の姫君・レイア。侍女のダフネは冷たく意地悪だが、優しい父王に守られて満ち足りた生活を送っている。ドレスも、書物も、花々も、父が選んだものだけで形作られた箱庭。だが、レイアが成長するにつれて、その完璧な世界に少しずつひびが入っていく―...
父王が失脚したため、お城の中に幽閉されている盲目の姫君・レイア。侍女のダフネは冷たく意地悪だが、優しい父王に守られて満ち足りた生活を送っている。ドレスも、書物も、花々も、父が選んだものだけで形作られた箱庭。だが、レイアが成長するにつれて、その完璧な世界に少しずつひびが入っていく―。がらりと見方が変わるどんでん返しと、耽美っぽい文章が読みどころ。
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盲目のお姫レイアのお…
盲目のお姫レイアのお話。レイアを取り巻く人は父王と意地悪な侍女ダフネだけ。閉ざされた空間から、世界が変わり目が見えるようになったレイア、様々な秘密を知る。とても面白かったです。読み終わったら、すぐにもう一度読み直したくなります。
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えっと、とにかく事前…
えっと、とにかく事前に情報を入れることなく読んでもらいたいです。きっと後悔しないと思います。
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お城、盲目の姫、失脚…
お城、盲目の姫、失脚。何をとっても西洋世界。そんな単語に囲まれた暗闇でレイアは暮らしている。父を愛し、侍女の粗野な言葉に脅え、それでも純真に育つ。けれど章を増すごとにその世界が崩壊し、真実に驚かされた
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皆川博子氏の作品は闇…
皆川博子氏の作品は闇と光が混沌としていますが、服部作品は光の世界に急に闇が襲来してくるような印象があります。何の情報も無しに読めば、快い衝撃を受けることが出来るでしょう。
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最初は淡々と物語が進…
最初は淡々と物語が進んでいく感じだったのだが・・・。世界が変わるどんでん返しがあります。面白かったです。
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叙述ミステリという手…
叙述ミステリという手法を使っているのでしょうか。後半の展開には驚かされます。
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盲目のお姫様、レイア…
盲目のお姫様、レイア。彼女を見守る人物と意地悪な侍女。予備知識なしに読むことをおすすめする。世界がかわる瞬間は鳥肌がたった。
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幽閉された盲目の姫君。長い髪、シルクのドレス。季節ごとの花々、優しい父王、そして姫を虐待する侍女。一度踏み込んだら抜け出せない、物語の迷宮へようこそ-。 初めての服部まゆみsan。 どこの王国かなぁと考えながら、姫・レイアが、意地悪な侍女・ダフネとできるだけ出会わなくて済みま...
幽閉された盲目の姫君。長い髪、シルクのドレス。季節ごとの花々、優しい父王、そして姫を虐待する侍女。一度踏み込んだら抜け出せない、物語の迷宮へようこそ-。 初めての服部まゆみsan。 どこの王国かなぁと考えながら、姫・レイアが、意地悪な侍女・ダフネとできるだけ出会わなくて済みますようにと祈りながら、読み進めました。 1章「レイア 一」が長く、正直、後半は少し予想できてしまいました。ただ、、2章「囚われの身」から5章「十五歳、夏」、特に盲目の世界で過ごした”悲劇”の9年間と、帰還した後の”幸せ”な世界との葛藤、6章「レイア 二」の”おとうさま”の独白、最終章「ムーンレイカー」の別荘訪問まで、予想を超えた展開にドキドキしながら、一気に読み終えました。 魅惑的な謎と優美な幻影とが折り重なり、とっても好きな世界観です。 続きは、闇と光の神-アブラクサスに託します!
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