1,800円以上の注文で送料無料

この闇と光 の商品レビュー

4.2

89件のお客様レビュー

  1. 5つ

    32

  2. 4つ

    39

  3. 3つ

    12

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2013/05/11

小さな別荘に失脚した父王と一緒に幽閉されている盲目のレイア姫。 1Fには兵士がいるから、降りてはいけない。 盲目の人は魔女とみなされ、殺されてしまうという。 侍女のダフネは、父がいないときにはレイアに冷たくあたる。 「死ねばいいのに!」と言いながら、時には手をあげる。 3歳の時に...

小さな別荘に失脚した父王と一緒に幽閉されている盲目のレイア姫。 1Fには兵士がいるから、降りてはいけない。 盲目の人は魔女とみなされ、殺されてしまうという。 侍女のダフネは、父がいないときにはレイアに冷たくあたる。 「死ねばいいのに!」と言いながら、時には手をあげる。 3歳の時に失明して、それから9年間は暗闇の中だったけど 父といるだけでレイアは幸せだった。 ところが、後半から世界はがらりとかわります。 突然襲い掛かる混乱の嵐。前半との対比がお見事です。 そして最後に待っているのは混沌だと思う。 いや・・・恐怖か? 闇と光の意味を改めて考えてしまいましたよ。

Posted byブクログ

2013/01/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ブクログまとめ「どんでん返しがすごい小説5選」 (こーがさん・単行本)http://booklog.jp/matome/14/ko-ga (よーこさん・文庫版)http://booklog.jp/matome/14/yokoneko  で知りました。素敵な本との出会いに感謝~。  知ったきっかけとは関係なく、盲目で一方的な情報しか与えられていない主人公・レイア姫はまさにアンリライアブル・ナレーターだなあと思っていた。どうせ叙述トリックなんだろ……と警戒心むきだしのわたしだったのだけど、くぐりぬけられたのは1個目のどんでんだけ。その後はもうどーん! でーん! て感じ(どんなだよ)  まさに小説でしかできない作品。ミステリー的な形をとりながら、謎を謎のまま残して終わる、ある意味ではミステリを否定しているような、そんな感じも受けた。  冷静に考えると、アイツ、変態にもホドがあるな(笑)

Posted byブクログ

2013/01/10

なんて贅沢な小説! 小説の可能性に改めて気付かされ、目から鱗が落ちた!! 面白いのに、秘めておきたいような、特別な一冊!

Posted byブクログ

2012/11/10

ネタバレせずに感想を書くのが難しい・・・。 耽美な世界観に、心が奪われました。 失脚した父王と幽閉されている、盲目の姫君レイア。 物語の世界に浸る彼女に寄り添うと、不思議と世界が美しい。 けれど、不穏な空気は常につきまとう。 読み終わったあと、もう一度「レイア」の物語を見たく...

ネタバレせずに感想を書くのが難しい・・・。 耽美な世界観に、心が奪われました。 失脚した父王と幽閉されている、盲目の姫君レイア。 物語の世界に浸る彼女に寄り添うと、不思議と世界が美しい。 けれど、不穏な空気は常につきまとう。 読み終わったあと、もう一度「レイア」の物語を見たくなりました。 本を読まれた方と未読の方が、この感想を見て思う内容はきっと違います。 そんな本なのでした。

Posted byブクログ

2012/09/19

第6感が開きっぱなしにされているような。全ての感覚がホルマリン漬けにされてしまったような。最後の最後まで、読み終わっても、世界から抜け出せない。

Posted byブクログ

2012/09/05

闇と光の二つを合わせ持ってこそ、人間であると思う。 失脚した父王とともに幽閉されているとおぼしき盲目の姫君、レイア。 侍女のダフネに殺されるかもしれないとの不安を抱えながらも、美しい花や豊かな物語、芸術に囲まれる日々。 清く成長していくレイアは、果たしてこの世界を受け入れること...

闇と光の二つを合わせ持ってこそ、人間であると思う。 失脚した父王とともに幽閉されているとおぼしき盲目の姫君、レイア。 侍女のダフネに殺されるかもしれないとの不安を抱えながらも、美しい花や豊かな物語、芸術に囲まれる日々。 清く成長していくレイアは、果たしてこの世界を受け入れることが出来るのか。 ミステリとしての驚きは普通だったが、幼きレイア姫が父王との会話により色を覚え文字を覚え、次第に世界を獲得していく様子がとても面白かった。そしてまばゆいばかりの光を内に抱くゆえに、強烈に闇を意識せざるを得ない苦しみが痛ましく、そこが読みどころでもあった。 この本に興味を持った方は、出来るだけ早く入手してお読みになる方がいいだろう。 僕はこの物語に神々しくも妖しい堕天使の姿をみた。

Posted byブクログ

2012/08/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

盲目のレイア姫は、国を追われて、国王である父といっしょに住んでいた。それはそれは、かわいがられて。怖いのは侍女のダフネ。敵国の人間だし、苛められる。しかし、父のもとで、本を読みきかせられ、音楽をきき、字も覚えるのであった。絵だけは、盲目なのでムリだったが。 どんだけびっくりするんだろう、と思ってたら、やはり驚いた。 しかし、確かに、ダフネと父が言い争う場面とか、初潮をむかえたところとか、ん?みたいなとこがあった。そこがすっきりした。 実の両親より、育ての親ってとこか。

Posted byブクログ

2012/06/26

前半と後半のギャップが凄い。 これぞドンデン返し!の傑作です。 何ともいえぬ耽美な世界観も素晴らしい・・・・。

Posted byブクログ

2012/06/05

最初なんじゃこりゃな話だったけど、 途中から話がガラリと変わって驚かされた。 ネタ仕込みが手が込んでる割に、話自体はそんなに面白くない。 最初の話が飽きる。

Posted byブクログ

2012/05/31

ミステリーものでオススメだとどこかに書かれていたので、読んでみた。 最後に二転三転するけど、そこまで驚きはしなかった。

Posted byブクログ