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この闇と光 の商品レビュー

4.2

89件のお客様レビュー

  1. 5つ

    32

  2. 4つ

    39

  3. 3つ

    12

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

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2018/03/20

急展開に驚いた。 何もかもがよくわからないまま、少しだけ明かされて終わる。 釈然としない。 けど、面白い。

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2017/04/04

レイア姫の身に起きたすべてが圧倒的で美しくて悲しくて、大いなる闇に身を囚われながら、光を追憶し、そしてまた歩き出してほしいと願う。 結末…… スキ…… もう放り出された、レイアと同じ気持ち……

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2017/02/09

こうくるのか、と思い、さらにこうきたのか、となる。前半は少し退屈なくらいだけれど、その分暗闇の中にいる主人公に入り込め、後半との対比が面白い。善悪や美醜、光と闇はその境界が難しいのだなと思った。 2017/2/9

Posted byブクログ

2016/09/29

ネタバレせずに感想書くのが難しいな。他の方の感想を見て、ネタバレはやめておくことにしました。 ある王国の王と王女の話、から始まるミステリーという感じかな。一体どこまでが真実でどこまでが小説なのか。 最後の方はすごく強引に話が展開した気がするのが残念だが、それまではとてもテンポ...

ネタバレせずに感想書くのが難しいな。他の方の感想を見て、ネタバレはやめておくことにしました。 ある王国の王と王女の話、から始まるミステリーという感じかな。一体どこまでが真実でどこまでが小説なのか。 最後の方はすごく強引に話が展開した気がするのが残念だが、それまではとてもテンポよく、いい感じだったので★4つ。好きなタイプのミステリーかな。他の作品も読んで見たいかも。

Posted byブクログ

2016/06/09

初読みの作家さん、故人であった。 どんでん返し系作品にカテゴライズされており、集中して読む。仕掛けはなんとなく気づくことができた。読了後思うことは2つ、以下ネタバレになります。 1にこの誘拐という事件背景に既視感を覚えた、「八日目...

初読みの作家さん、故人であった。 どんでん返し系作品にカテゴライズされており、集中して読む。仕掛けはなんとなく気づくことができた。読了後思うことは2つ、以下ネタバレになります。 1にこの誘拐という事件背景に既視感を覚えた、「八日目の蝉」である。出自は「闇と光」が先であり、内容も異なるものの誘拐犯の精神の意味不明さに同じ匂いを感じた。蝉においてはその意味をカタチ作ろうという意志を読み取るとるができたが、今作はそこに敢えて意味を持たすことを避けたように思えた。 2に、解説で皆川博子氏が論じられていたことである。作者の審美眼こそが今作であり、その意味ではミステリ的私小説とでも言えるか?様々な小説、音楽、絵画が蘊蓄とともに登場し、自分の興味は未知であるそれらのものに向けられることが多かった。結末がなんとも微妙なカタチになっており、読者を選ぶ作品である。個人的にはゴシック調の世界観は好むものであり、他の作品も読んでみようと思った。

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2016/05/20

どこからが夢で、どこまでが現実か。 闇と光の王が支配する、甘い毒にまみれた虚構の世界を、 出口のない迷路を、喜んで彷徨い続ける。 あなたもいかが。

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2016/05/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

真相は薄々感じつつ… 久々に混乱しながら読めて楽しかった 半分読んで急展開、 最後の最後にまた転がされて… 本作の章に『』が付いている 『レイア 一』と『レイア 二』は 怜の創作?どこまでが事実? 『レイア 二』は、本編での手紙のやりとりで 指摘があった通りちょっと雑な感じがするけど 『レイア 一』はやっぱり事実なんだろうなぁ… その後のふたりがどうなったのか気になる まさにストックホルム症候群

Posted byブクログ

2016/02/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読みやすく意地悪なメイドに恐怖する可哀想な境遇の主人公に感情移入し易いので、この中世の美しいゴシック世界にどんどん引き込まれていく。盲目の主人公の行動範囲は途方も無く狭いが、優しい父に愛され音楽と物語の夢のような世界で幸せにすくすく成長し...と突如夢から現実に勢いよく引き戻される。同じ話?とすら思った程物語が変化する。 繋がりそうにない2つの世界がまさかこんな風に繋がるとは思わなかった。しかし違和感は全くないのがすごい。

Posted byブクログ

2016/02/20

見えないものは美しく、見えるものは醜い世界。特に前半がたまらない。グールドを聴きながら読んでいたら作中にも登場して嬉しかった。

Posted byブクログ

2016/07/26

レイア姫とお父様とダフネと兵士の話。 途中でガラッと物語は変わる。 盲目の姫は盲目ではなくなるし、お父様とダフネと兵士もいなくなる。 素敵な素敵な世界。 光は闇で、闇は光。 タイトルはレイア姫の気持ちの表れだったのかなと。みんなが光だと思うことが、必ずレイア姫にとっての光...

レイア姫とお父様とダフネと兵士の話。 途中でガラッと物語は変わる。 盲目の姫は盲目ではなくなるし、お父様とダフネと兵士もいなくなる。 素敵な素敵な世界。 光は闇で、闇は光。 タイトルはレイア姫の気持ちの表れだったのかなと。みんなが光だと思うことが、必ずレイア姫にとっての光ではない。

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