奇跡の人 の商品レビュー
途中まで、とても面白くて、 スイスイ読んでいた。 だけど、途中からダルー(ー_ー;) 先が読めてしまう内容。 もちろん、事細かい描写とか、表現とかは惹かれるんだけど、 だんだん苦しい展開。 なんで、序盤のような流れで進めないのかなぁ。 急展開ってわけじゃないけど...
途中まで、とても面白くて、 スイスイ読んでいた。 だけど、途中からダルー(ー_ー;) 先が読めてしまう内容。 もちろん、事細かい描写とか、表現とかは惹かれるんだけど、 だんだん苦しい展開。 なんで、序盤のような流れで進めないのかなぁ。 急展開ってわけじゃないけど、 だんだん現実から余計に離れていっちゃって(汗) 最後なんか、どうしてそうなるの?そんな奇跡があるわけないじゃん。。。 腑に落ちない>< 彼女の感覚も、よくわからないよ。 なんか勿体無かった。 もっと良い終わり方あってもいいのに・・・。
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秋の旅行中、読みかけで飛行機の中に忘れてきた1冊を買いなおして、ようやく読了。 事故で以前の記憶をなくした主人公が、退院後、過去の自分を探しにでかける。そこで待っていた事実は、決して彼にとっては幸せなものばかりではなかった。。 もう古い作品なので、読まれた方も多いと思います。...
秋の旅行中、読みかけで飛行機の中に忘れてきた1冊を買いなおして、ようやく読了。 事故で以前の記憶をなくした主人公が、退院後、過去の自分を探しにでかける。そこで待っていた事実は、決して彼にとっては幸せなものばかりではなかった。。 もう古い作品なので、読まれた方も多いと思います。後半からは引きずり込まれるように一気読み。読後は必ずしも爽快とか感動というような印象はなかったですが、さすがに”読ませる”佳作ですね。 今年ももうあと1冊読みきれるかどうか?新年1冊目は何にしようか?そんなことを考える年の暮れになりました。
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なんていうかラストのほうが読んでて気分が悪くなる。無理矢理に、上手い具合にラストへ持っていった風だけど、かなり苦労してなんとか到着した感が否めない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
主人公が自分勝手すぎる。 確かに31歳、中身は中学生程度と言い聞かせても、自分の欲求なのか過去の自分の記憶が戻ってきていつの間にかそのような行動をとってしまうのかわからないが、自分のことにしか目がない。 苦しんでいる描写であるとはわかっていても、それが伝わってこない。 むしろ、自分の欲求を叶えるために他者が拒絶しても、嫌なそぶりをしても自分のことしか考えていない。 過去と現在のはざまに苦しみもだえているのだろうが、それが伝わってこない。 自己中心的な行動・発想ばかり目が行ってしまった。 だから、主人公に共感できない。 この作品は、主人公に共感できるか否かで評価が分かれると思います。 そして、周りも違和感がある。 母親も、8年前の事故をすべて「主人公が悪い友達と遊んでいたから」と事故の原因を他のせいにしている印象を受けた。 入院生活の献身的な様子は、他者の心を動かすくらい感動を生むと思う。 だが、事故の原因をすべて他にしている印象を受け(多分母親の言葉から事故の原因等の想いがなく、主人公の古い友人からのことばでしか説明していないからか)、『事故前から息子を叱ることができない、甘やかしている親』であったような人物像さえも大変失礼ながら感じてしまった。 他の登場人物も、事故を起こしてた原因や事故による被害を主人公に伝えるのは酷だと考えて気を使っていたのだろうが、本当に腫れものに触るように接しすぎだと感じる。 そして、主人公との交流が中途半端な描写しかしていない。 だからか、脇役の登場人物が出てきた意義を見いだせず、登場人物の印象が薄くなり何のために登場したのか、登場意義を見いだせなかった人物が数多い。 作品名を聞いて、もっと深みのある話だと思っていたがところどころ極端であったり薄かったり意義を見出せなかったり… 読破後、感動を感じれなく残念でした。 登場人物がまとまっていなくばらばらに動き、また主人公に共感できなかったです。
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うざい。 主人公にすごい嫌悪感を抱いた。というか、今思えば、主人公が昔の恋人・聡子に入れ込めば入れ込むほど嫌悪感が湧いてきたので、私の反応はOriginal克己=悪人、New克己=善人を主張したい作者の狙い通りだったのかも。 記憶を無くした克己が、聡子にすがってでも記憶を取り戻し...
うざい。 主人公にすごい嫌悪感を抱いた。というか、今思えば、主人公が昔の恋人・聡子に入れ込めば入れ込むほど嫌悪感が湧いてきたので、私の反応はOriginal克己=悪人、New克己=善人を主張したい作者の狙い通りだったのかも。 記憶を無くした克己が、聡子にすがってでも記憶を取り戻したいのはわからんでもない。しかしだ。過剰なまでの聡子の拒否反応を受けてそれでも諦めずにOriginal克己についての答えが聞けるまで粘るのは、自己中心的でいい歳した大人がやるべき行為じゃないだろう。それ以上にむかつくのが、「過去の自分が知りたい」って言いつつ「自分が聞きたい答え」が聞けるまで粘る態度、「記憶を取り戻したい」という言い訳を盾に人様の迷惑も顧みず押し進む横柄さ、実際に警察沙汰になると無垢な被害者面する無意識下での卑怯さ。その卑屈さがNew克己かOriginal克己かは知らないけど、どちらにしてもすごく嫌悪感を抱かせる人間であることには変わりない。 周りの人間も聖人君子が多すぎ。八年前に死んだ彼氏(旦那ですらないよっ!)を今でも真剣に想い続けていた聡子、聡子と克己に挟まれて「二人とも悪くないよっ!でも運命の歯車が噛み違えてこういう現実になっちゃったんだもん!仕方ないよ!」なんてドラマの主人公ぶってるトンコ。Original克己が彼らとどれほど親密で深い関係を持ってたかわからないので、そんなポッと出のキャラにそこまで入れ込まれて悪キャラなのに青春ドラマの主人公的行動されても浮くばかり。 さらに、New克己とOriginal克己の2つの性格が表に出てくる頻度が徐々に変わっていく効果を描こうとしたのか、はたまた過去の追いかけっこ中にNew克己が成長しただけなのか、中盤とか、逆に違和感あり過ぎで冷めてしまった。「いやいや、退院直後は小学生並みの知能だった人が、ここまで冷静に物事を観察して計画立てて、人の嘘を暴けないでしょ」って。もう少し、Original克己の過去を暴くとともに彼の性格が表に出てくる過程を描いてくれたら、最後まで萎えずに読めたのかも。 これは自分の感性の問題だけど、恐れていた過去の悪事が、「浮気相手を半殺しにして下半身不随です」と「巻き込み事故で老人が一人死亡です」ってのもねぇ。先が読めるからか、最悪を想像させられた後だからか、発覚した時の肩透かし感がすごい。ここまで引っ張っといてこれ?しかも被害者赤の他人・・・現実社会ならまだしも、小説の中ではインパクトなさすぎ。 インパクトが激弱なので、そこから始まるNew対Originalの善行に対する内なる戦い、Newが投げかける記憶を失った犯罪者をどう罰するべきかの疑問、聡子の克己に対する献身の決意とか、もうどうでもいいよー。 登場人物全てがむかつく話。もしそれが狙いならすごくよく書けていると思うけど、自分は読みたくない。 10/10/2012
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事故により、一時は植物人間となってしまうものの、奇跡的な回復をみせる。ただ脳は損傷のため、過去の記憶はなく、彼は過去を取り戻そうと、あえぐ。 過去を知らない方が幸せかのか、知らずに生きることが罪なことなのか…
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
主人公は、事故で、記憶を失った青年。まったく、新しい人生を生きなおしていた。記憶は、まったく回復しなかったが、社会復帰可能と判断されて、事故8年後に退院。その後、直ちに過去の自分を探そうとする。自分が非常に暴力的な人間で、恋人がいたことを知る。恋人は既に結婚しており、会うことを何度も拒否したが、主人公の病的な執着により再会するも、直後、主人公はまた事故でダウン。あーばからしい
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交通事故で記憶を失った主人公が、奇跡的に復活し、自分探しに出る。失った記憶を辿りたいという執念が後半からものすごい勢いで加速していくのだが、その加速の仕方がストーカーっぽくて、読んでいて怖くなる。 その怖さはラストで「なるほどねー」と納得できるんだが。 丁寧な描写は巧みではある...
交通事故で記憶を失った主人公が、奇跡的に復活し、自分探しに出る。失った記憶を辿りたいという執念が後半からものすごい勢いで加速していくのだが、その加速の仕方がストーカーっぽくて、読んでいて怖くなる。 その怖さはラストで「なるほどねー」と納得できるんだが。 丁寧な描写は巧みではあるが・・・ミステリーといっていいのかどうか。難しいジャンルであるな。
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生き直すというリアリティの無い設定だったが、展開が読めずワクワクして読み進められた。 最後をそういう結末にするとは? 先の見えないこの時代、やり直しはきくんだよ。というストーリー展開にして欲しかったかも。
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