文人悪食 の商品レビュー
日本文学系の予備知識があまり無くても読める
近代日本の文豪の食に対する姿勢を描いたものです。単なる食のエピソードの羅列に陥らずに、一人一人の文豪に対し、しっかりと嵐山さんが批評を加えてます。また、人の好き嫌いや派閥関係を暗示させるようないやらしさもありません。すっきりしていて、なおかつ文豪との邂逅がまざまざと伝わってくる批...
近代日本の文豪の食に対する姿勢を描いたものです。単なる食のエピソードの羅列に陥らずに、一人一人の文豪に対し、しっかりと嵐山さんが批評を加えてます。また、人の好き嫌いや派閥関係を暗示させるようないやらしさもありません。すっきりしていて、なおかつ文豪との邂逅がまざまざと伝わってくる批評が印象的でした。 おそらく、文豪の名前と興味さえあれば何の問題もなく読めます。日文系を専攻したい、している、高校生や大学生ならばぜひ手に取って欲しい本です。
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おもしろーい&今後の…
おもしろーい&今後の読書の幅が広がる感じがします。読む前にはまったく興味も知識もなかった昔の文筆家の本を読んでみたい気にさせてくれます。
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あの作家があんなモノ…
あの作家があんなモノ食べてたの?!作品からは想像できない作家の一面を食を通して覗いてみると、納得できたり意外だったり、、、。近代日本の有名作家をほぼ網羅した読み応えのある一冊。満腹時は読まないように。
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夏目漱石、島崎藤村、…
夏目漱石、島崎藤村、与謝野晶子ら文人たちががどんなものを好んで食べたかを書いている。その人たちが書いた小説や詩で読んだイメージとはまた違った印象を持った。
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食に対する姿勢って、…
食に対する姿勢って、けっこう人柄や人生観が出るような気がします。
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文豪達は何を好み、ど…
文豪達は何を好み、どんなものを食べていたのか?それはまるで生き方を現しているかのように、そしてその文豪達の作品をよく映し出しています。全三十七人、その食生活を調べ上げた力作です
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明治から昭和にかけて…
明治から昭和にかけては文人のあいだで美食ブームが起きたころです。人々の食に対する考えや執着など、文豪文人を通して知られるので、参考になります。
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まんじゅう茶漬けとか…
まんじゅう茶漬けとかちょっとえぇ?とか思う食べ物を好んで食してたのは森鴎外。おおぐらいだったのは太宰治。
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近代作家達の食生活を…
近代作家達の食生活を記した本。作家についても、当時の食事についても勉強になりました。
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メディアマーカー時代に読んで以来14年ぶり再読。 1回目の感想---おお!なんかすっげー。妖怪悪食ってタイトルでもいいな。または人格破綻者列伝か。短編伝記としてもおもしろい。あまりにディープでおもしろいのにすらすら読めない。 700余の資料を読み、5年かけて執筆したそうだ。
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