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文人悪食 の商品レビュー

4.2

53件のお客様レビュー

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2017/05/06

かの有名な森鴎外の「饅頭茶漬」をはじめ、教科書などでおなじみの「文豪」たちの食にまつわるエピソードを集めたもの。 何も考えず笑い飛ばしながら読める本。 飯テロになるかどうかは、個人による(何

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2015/06/25

知らない文人が多い。 食についての記載を楽しみに読んだけれど、文人を中心としてどんな生活をしていたのかを書いている。 そのため、対象の文人を知らないと、興味をもって読み進められなかった。 3割ほど読んで中断。

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2014/08/28

なにを好んだか、どういう場所へ行って食事をしたか、食の視点から明治の作家や三島由紀夫たちを斬っていく。 その切り込み方や、豪快な文体で、伝記を読まなくても文豪たちの内奥がわかったような気になれる説得力がある。 批評をこういう形でするのは面白い。

Posted byブクログ

2014/02/20

ビスケット先生(夏目漱石)、饅頭茶漬(森鷗外)、牛タンの塩ゆで(幸田露伴)、自己を攻撃する食欲(正岡子規)、萎びた林檎(島崎藤村)、ドブ板の町のかすていら(樋口一葉)、ホオズキ(泉鏡花)、『一房の葡萄』(有島武郎)、一汁一菜地獄(与謝野晶子)、最期に吐いた飯つぶ(永井荷風)、もの...

ビスケット先生(夏目漱石)、饅頭茶漬(森鷗外)、牛タンの塩ゆで(幸田露伴)、自己を攻撃する食欲(正岡子規)、萎びた林檎(島崎藤村)、ドブ板の町のかすていら(樋口一葉)、ホオズキ(泉鏡花)、『一房の葡萄』(有島武郎)、一汁一菜地獄(与謝野晶子)、最期に吐いた飯つぶ(永井荷風)、もの食う歌人(斎藤茂吉)、弁当行乞(種田山頭火)、金目のガマのつけ焼き(志賀直哉)、咽喉に嵐(高村光太郎)、幻視される林檎(北原白秋)、食うべき詩(石川啄木)、ヌラヌラ、ドロドロ(谷崎潤一郎)、雲雀料理(萩原朔太郎)、食っては吐く(菊池寛)、食魔の復讎(岡本かの子)、餓鬼道肴蔬目録(内田百閒)、鰤の照り焼き(芥川龍之介)、職業は支那ソバ屋なり(江戸川乱歩)、西欧式菜食主義者(宮沢賢治)、伊豆の海苔巻(川端康成)、檸檬の正体(梶井基次郎)、ランボオと穴子鮨(小林秀雄)、暗がりで弁当(山本周五郎)、鰻めしに死す(林芙美子)、蝕歯にともる洋燈(堀辰雄)、安吾が工夫せるオジヤ(坂口安吾)、空気の中の蜜(中原中也)、鮭缶に味の素(太宰治)、百味真髄(壇一雄)、屁のまた屁(深沢七郎)、むかしの味(池波正太郎)、店通ではあったが料理通ではなかった(三島由紀夫)…目次を眺めるだけでお腹一杯である。 饅頭茶漬がたいへん気になりますぞ。ワタシも悪食か。

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2013/11/30

半分ほど読む. 労作. 文人たちの食を丹念に読んでいる. 中には檀一雄のように実際に編集者として,交際のあった作家もいる. 必ずしも悪食ばかりとは言えないが,食へのこだわり,こだわりのなさは客観的に見ると滑稽で物悲しい部分があるのは確か. 私がちょっと勘弁してほしいと思ったの...

半分ほど読む. 労作. 文人たちの食を丹念に読んでいる. 中には檀一雄のように実際に編集者として,交際のあった作家もいる. 必ずしも悪食ばかりとは言えないが,食へのこだわり,こだわりのなさは客観的に見ると滑稽で物悲しい部分があるのは確か. 私がちょっと勘弁してほしいと思ったのは,森鴎外.あれは食べたくない.

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2013/09/25

昔の文人たちは良きにつけ悪しきにつけ、個性が、アクが強い。今の小説家たち(文人、文豪と呼べる人は居ない気がする)は、お行儀が良すぎる。時代がそうさせてしまったのかもしれないけれど。

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2013/05/08

文豪と呼ばれた彼らはどのようなものを食べ、作品に影響していたのか。 作家間のつながりもわかるので面白いです。

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2013/04/22

食にまつわる話はいい。わたしが好きな食本は高峰秀子「おいしいはなし」池波正太郎「散歩のとき、何か食べたくなって」内田百閒「御馳走帖」吉田篤弘「それからはスープのことばかり考えて暮らした」町田康「つるつるの壷」町田さんは天ぷらご馳走になるエピソードが秀逸。

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2013/02/21

これは労作である。嵐山光三郎というと、テレビに出ている姿や「~~であーる」式の文体といった印象しかなく、こんなにまともな文章を書く人であるということすら知らなかった。 本書では明治から昭和の文士37人を取り上げ、その生と死を食から分析うぃようとしている。 小説や詩などの作品に...

これは労作である。嵐山光三郎というと、テレビに出ている姿や「~~であーる」式の文体といった印象しかなく、こんなにまともな文章を書く人であるということすら知らなかった。 本書では明治から昭和の文士37人を取り上げ、その生と死を食から分析うぃようとしている。 小説や詩などの作品に登場する食べ物の記述はもちろん、日記など本人によるものを調べあげ、友人などのコメントまで集めている。

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2012/11/15

一筋も二筋もいかない作家たち。 教科書でしか知らない偉大な作家でも食を通すと、人間味が増してきます。

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