文人悪食 の商品レビュー
人間はものを喰わねば生きていけない。 食には、業がずっしりつまっている。 作家の食を解いていくことは、作品の深みへ近づいていくことにつながる。 日本文学好きには必携の一冊。
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食ってすごい! 必須だけれど嗜好の極みでもあるしねえ……ただただ畏怖の念を覚えつつ、げらげら笑うばかりなり。
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著名な文人たちの食にまつわるエピソードを紹介した本。著者は,我らが食いしん坊師匠嵐山光三郎。食のエピソードを調べに調べ,集めに集めた,という感じだが,それに加えて,嵐山氏本人による文人たちとの交流も書かれている。食に興味津々であるひとならではの視点とその文章は滅法おもしろい。
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夏目漱石や森鴎外や志賀直哉や正岡子規や、つまりパソコンで名前打ったら一発変換で漢字出るような文豪たちも、ふたを開けてみれば何だ我々と大して違いは無いんじゃあないか。親しみが持てるなあ。彼らも一人の人間だったのだなあ。 という事を訴える本では断じてない。 やっぱり文豪って、変。浮世...
夏目漱石や森鴎外や志賀直哉や正岡子規や、つまりパソコンで名前打ったら一発変換で漢字出るような文豪たちも、ふたを開けてみれば何だ我々と大して違いは無いんじゃあないか。親しみが持てるなあ。彼らも一人の人間だったのだなあ。 という事を訴える本では断じてない。 やっぱり文豪って、変。浮世離れしてる。 全然親しみ持てなかった。でも面白い。
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貴方の愛する作家達が、びっくりするような物を食べているかも知れない…食事の内容もさる事ながら、それを食べていたメンバーがとにかく凄い。 本は厚いが読みやすい。
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文学史に燦然と輝く数多の文豪達。彼等を食というフィルターを通して切る新しい文学史。森鴎外が愛した「饅頭のお茶漬け」の意味。漱石がどうして胃潰瘍を悪くさせたか。研究者でもないと知り得ない濃い逸話のてんこ盛りです。
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キ○チガイと天才は紙一重だっていうけど、食事にも表れるのかねぇ。うわさではイチローはカレーしか食べないそうですが、もしそれがホントだったら健康的な食事なんてくそくらえ、だ。
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日本文学好きにはたまらない! 名だたる文人たちの食卓を暴いたこの作品は、ハリウッドセレブのゴシップよりもオイシイです。
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谷崎、泉鏡花、太宰に山頭火。 名だたる文人達の異常とも言える食に対する態度を通して、文人の哲学、コンプレックスなどいろいろなものが見えてくる。 文人達の人間くさい顔が見られる好書。
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日本近現代文学の新しい視点。 それぞれの文人達が人間らしく一生懸命生きていたのがわかって、更に彼らの作品に興味を持てる。 読んだことない作家も、読んだことある作家も、読書欲をそそる作品。
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