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竜馬がゆく 新装版(八) の商品レビュー

4.6

230件のお客様レビュー

  1. 5つ

    149

  2. 4つ

    51

  3. 3つ

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2010/03/26

この巻をもって長い物語は完結した。竜馬という男の大きさを知り、幕末という時代への興味が大きく沸いた。それにしても暗殺されたというそのことはとても惜しく、悲しい。竜馬が生きていたら、その後の歴史はどうなっていたのだろうか。いまはまだそれを考えるほどの知識がないが、いつか考えてみたい...

この巻をもって長い物語は完結した。竜馬という男の大きさを知り、幕末という時代への興味が大きく沸いた。それにしても暗殺されたというそのことはとても惜しく、悲しい。竜馬が生きていたら、その後の歴史はどうなっていたのだろうか。いまはまだそれを考えるほどの知識がないが、いつか考えてみたい。

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2010/03/22

とうとう終わってしまった。。 さみしいなあ。 この頃の龍馬は本当にカッコイイ。 ひとつひとつの行動に鬼気迫る感じがする。 最後、龍馬がどうなってしまうか、知っているだけに、胸が熱くなる思いで読み進めた。 巻末の、後書きも面白かった!

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2010/03/19

読んでいる途中であまりにも中途半端に勇さんがちらほら 出演させられているので、よもやまさか暗殺犯を新選組として書きはしないだろうなと ちょっと不安になりましたが、まあいくらなんでもそんなことはありませんでした。 なんというか、新選組サイドでこの時代の小説や史料を読んでいる時と、...

読んでいる途中であまりにも中途半端に勇さんがちらほら 出演させられているので、よもやまさか暗殺犯を新選組として書きはしないだろうなと ちょっと不安になりましたが、まあいくらなんでもそんなことはありませんでした。 なんというか、新選組サイドでこの時代の小説や史料を読んでいる時と、 時間の流れが違って感じられた。 竜馬の方が早くて能動的とでもいうか。 新選組の場合、本来したいと思っていたことをさせてもらえず、 義理や人情で抜けられなくなってきて、嫌な仕事をさせられていて、 という状態から結構後半、どこまでを新選組と言うかにもよりますが、 まあ土方さんの箱館までを考えれば本当に辛い状態で長く感じるし、 更にその後明治まで生き残った人たちのことを考えたら、 例えば斎藤さん改め山口さんみたいな人にとっては、ただひたすらに静かに 口をつぐんで過ごしてきた長い時間。 なんだかそういう、恐ろしい長い旅路が新選組な気がする。 竜馬は、少なくとも司馬さんの書き方ならば、 ちゃんと考えてて、何も考えてなくて、陽気で、 すごいことも軽く平気でやってしまう、みたいな。 竜馬という人が陽気に書かれているから、最期の場面もそんなに しんみりせずに読めました。 しかし、見るサイドを変えるとひとつの行為がこんなにも違って見える。 それにしても新選組の書き方、ひどい。 もうちょっと中立に書くか、じゃなければ燃えよ剣ではしっかり 新選組サイドに立って書いてくれた方が良かったと思うのですけど。

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2010/02/21

◆「”しかない”というものは世にない。人よりも一尺高くから物事をみれば、道はつねに幾通りもある」(竜馬、中岡に向けて) ◆「男子はすべからく酒間で独り醒めている必要がある。しかし同時に、おおぜいと一緒に酔態を呈しているべきだ。でなければ、この世で大事業は成せぬ」(竜馬、酒の場にお...

◆「”しかない”というものは世にない。人よりも一尺高くから物事をみれば、道はつねに幾通りもある」(竜馬、中岡に向けて) ◆「男子はすべからく酒間で独り醒めている必要がある。しかし同時に、おおぜいと一緒に酔態を呈しているべきだ。でなければ、この世で大事業は成せぬ」(竜馬、酒の場における意見) ◆「おれは日本を生まれ変わらせたかっただけで、生まれ変わった日本で栄達するつもりはない。こういう心境でなければ大事業というものはできない。おれが平素そういう心境でいたからこそ、一介の処子にすぎぬおれの意見を世の人々も傾聴してきてくれば。大事をなしとげえたのも、そのおかげである。」 ◆「仕事というものは、全部をやってはいけない。八分まででいい。八分までが困難の道である。あとの二分はたれでもできる。その二分は人にやらせて完成の功を譲ってしまう。それでなければ大事業というものはできない」 ◆「世に生を得るは、事をなすにあり」

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2010/02/14

大事をなすには、大きな志を持つこと。ひとの意見を素直を聞くこと。己の考えを持つこと。勇気をもって行動すること。『竜馬がゆく』を読み終えて改めて強く感じたことです。最後に、大政奉還の実現に「大樹公、今日の心中さこそと察し奉る。よくも断じ給へるものかな、よくも断じ給へるものかな。予、...

大事をなすには、大きな志を持つこと。ひとの意見を素直を聞くこと。己の考えを持つこと。勇気をもって行動すること。『竜馬がゆく』を読み終えて改めて強く感じたことです。最後に、大政奉還の実現に「大樹公、今日の心中さこそと察し奉る。よくも断じ給へるものかな、よくも断じ給へるものかな。予、誓ってこの公のために一命を捨てん」と声をふるわせつついった。このような感動を自ら掴んだ竜馬はあまりにも偉大だ。

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2010/02/08

全何巻だったのか。。 とにかくすがすがしくて、しみじみとさみしい説話だった。 以前、渡辺淳一さんが、どこかで 「小説とは、小さな説話だ」みたいに書いておられたので、 それを使おう。 15年くらい前に、読んだ気がする。 一気に、読んで、終わりが近づくのが、ページが残り少なくなる...

全何巻だったのか。。 とにかくすがすがしくて、しみじみとさみしい説話だった。 以前、渡辺淳一さんが、どこかで 「小説とは、小さな説話だ」みたいに書いておられたので、 それを使おう。 15年くらい前に、読んだ気がする。 一気に、読んで、終わりが近づくのが、ページが残り少なくなるのが なんとも残念だった記憶。 竜馬が、野良犬を手なずけていた埃っぽい道の板塀?までが まざまざとよみがえる。 今、NHKで「龍馬伝」をやっているが、必ず見るようにしている。 もっと、ぼさっとした龍馬の方が自分にとって親しみがわく思いだったが。 岩崎弥太郎役との絡みで、人の体温や汗を感じる「龍馬」になって来て、 たのしみにしている。 香川照行さんは、 ほんもの?より、実像を描き出していてるみたいで すごい。 ほんものの岩崎弥太郎を、もちろん知らないが(笑)

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2010/02/05

ハマりましたよ……読んでいる間、とっても楽しかったです。読み終わった後はといえば、宝物をひとつ手に入れたキモチです~。

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2010/01/28

この本は坂本龍馬の一生のクライマックスの巻である。この巻では龍馬の力でとうとう江戸幕府が倒れる。「大政奉還」だ。この事により長年続いた江戸幕府は倒れ、明治時代が幕を開ける…その一歩手前、龍馬は暗殺されてしまう。佐幕派の新撰組や京都見回り組という説が強いが未だ真相はわかっていない。...

この本は坂本龍馬の一生のクライマックスの巻である。この巻では龍馬の力でとうとう江戸幕府が倒れる。「大政奉還」だ。この事により長年続いた江戸幕府は倒れ、明治時代が幕を開ける…その一歩手前、龍馬は暗殺されてしまう。佐幕派の新撰組や京都見回り組という説が強いが未だ真相はわかっていない。幕末史の中でもミステリーとして語り継がれている。 ここで龍馬の一生は幕を閉じるのだが、今でも多くのファンの中に龍馬は生きている。

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2010/01/12

大政奉還は歴史の教科書で1ページあるかないか、というほどの扱いだったけど、これほどまでにドラマがあったとは・・・。ラストを飾る8巻は本当に読み応えあり。「日本人」というアイデンティティの根幹を作った竜馬。どれだけ魅力的ですごい人物だったのか、それがよく分かる。ここまで読んで、竜馬...

大政奉還は歴史の教科書で1ページあるかないか、というほどの扱いだったけど、これほどまでにドラマがあったとは・・・。ラストを飾る8巻は本当に読み応えあり。「日本人」というアイデンティティの根幹を作った竜馬。どれだけ魅力的ですごい人物だったのか、それがよく分かる。ここまで読んで、竜馬ファンにならない人はまずいないだろう【100112】

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2010/01/10

司馬遼太郎と言う人は、当然色々取材をしてその人物像を練り上げて行ったのだと思うけど、この龍馬像はどれほど実在の龍馬に肉薄しているのだろうか。とても魅力的に見える・・・もちろん小説の主人公として脚色は十分しているでしょう。でも本当の龍馬もこんな人だったらいいな、と思う。  あとがき...

司馬遼太郎と言う人は、当然色々取材をしてその人物像を練り上げて行ったのだと思うけど、この龍馬像はどれほど実在の龍馬に肉薄しているのだろうか。とても魅力的に見える・・・もちろん小説の主人公として脚色は十分しているでしょう。でも本当の龍馬もこんな人だったらいいな、と思う。  あとがきにあった乙女ねえさんと嫁のお龍との確執が気になるw

Posted byブクログ