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竜馬がゆく 新装版(八) の商品レビュー

4.6

230件のお客様レビュー

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2010/05/24

 今日、様々な龍馬像が描かれている中で大切な一冊である。なぜなら、筆者である司馬氏の本小説のテーマは、ニッポン国を左右するような大事を成し遂げる人間の持つ条件の追求であり、それは竜馬でなくともよかったといえる。  筆者は「竜馬がゆく」を書き終えようとするところで、こう綴っている...

 今日、様々な龍馬像が描かれている中で大切な一冊である。なぜなら、筆者である司馬氏の本小説のテーマは、ニッポン国を左右するような大事を成し遂げる人間の持つ条件の追求であり、それは竜馬でなくともよかったといえる。  筆者は「竜馬がゆく」を書き終えようとするところで、こう綴っている。「この長い物語も、おわろうとしている。人は死ぬ。竜馬も死ななければならない。その死の原因がなんであったかは、この小説の主題とはなんのかかわりもない」

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2010/05/16

働く身になってから読み返すとこうも違うのかと強く実感する。竜馬の生涯を通して「事をなす人間の条件というものを考えたかった」というこの物語は、幕末という時代背景の枠組みを超えて、現代に通じるものとして染みわたってくる。すべての働く人におすすめ。

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2010/04/22

竜馬が暗殺されてしまう切なさと 日本が希望の未来に向かって進んでゆく明るさ。 対照的なふたつの彩りに、不思議な気持ちになったラストでした。 この物語には「青春」という言葉がまさにふさわしい。 何度も読み返したくなってしまう。

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2010/04/21

「竜馬がゆく」全8巻、読み終わりました。 なんだか寂しいですねぇ~ 明治維新後の日本を竜馬にも見てほしかったなぁ~ もし、暗殺されていなかったら、大政奉還後、竜馬は何をしていたのだろうか?と考えてしまいます。 読み終わって、改めて偉大な人物だということを感じました。 坂本竜馬とい...

「竜馬がゆく」全8巻、読み終わりました。 なんだか寂しいですねぇ~ 明治維新後の日本を竜馬にも見てほしかったなぁ~ もし、暗殺されていなかったら、大政奉還後、竜馬は何をしていたのだろうか?と考えてしまいます。 読み終わって、改めて偉大な人物だということを感じました。 坂本竜馬という人をとても好きになった作品でした。読んでよかったです!

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2010/04/14

~内容(「BOOK」データベースより)~ 慶応三年十月十三日、京は二条城の大広間で、十五代将軍徳川慶喜は大政を奉還すると表明した。ここに幕府の三百年近い政権は幕を閉じた。―時勢はこの後、坂を転げるように維新にたどりつく。しかし竜馬はそれを見とどけることもなく、歴史の扉を未来へ押し...

~内容(「BOOK」データベースより)~ 慶応三年十月十三日、京は二条城の大広間で、十五代将軍徳川慶喜は大政を奉還すると表明した。ここに幕府の三百年近い政権は幕を閉じた。―時勢はこの後、坂を転げるように維新にたどりつく。しかし竜馬はそれを見とどけることもなく、歴史の扉を未来へ押しあけたまま、流星のように…。巻末に「あとがき集」を収む。 ~~~~~~~~~~~~~~~~

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2010/04/12

陸援隊結成から、大政奉還、京都での暗殺まで。坂本竜馬一代記、これにて一巻の、いやさ八巻の終わり。幕末維新物の講釈としては面白かったが、如何せん著者の自己顕示欲が目に付き過ぎる。嘘も方便、虚実織り混ぜて面白く語り下す司馬遼太郎の歴史物は、昭和の立川文庫だなぁ。 422頁

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2010/04/10

遂に大政奉還が成った。薩摩や長州が倒幕戦をしようとしている中で、竜馬だけが無血革命の方針を打ち立て、成功させた。大政奉還が成された後、慶喜の心中を思い、「この公のためには一命を捨てん」と言ったその言葉が竜馬らしいと思った。対立していた相手のことを理解するなんてなかなかできることで...

遂に大政奉還が成った。薩摩や長州が倒幕戦をしようとしている中で、竜馬だけが無血革命の方針を打ち立て、成功させた。大政奉還が成された後、慶喜の心中を思い、「この公のためには一命を捨てん」と言ったその言葉が竜馬らしいと思った。対立していた相手のことを理解するなんてなかなかできることではない。 また、ここまで事を成し遂げ、維新後の構想を明確に持っていたのは竜馬ぐらいだったにもかかわらず、第一線からは退き、政治には参加せず、世界の海援隊をやると言った竜馬の生き方はやっぱりかっこいい。ただ、これから自分の好きなことがやれるというときに暗殺されたのが残念でならない。

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2010/04/05

大政奉還、龍馬暗殺。 殺されてしまうのはもったいないなぁと思った。 藩邸にかくまってもらっていれば生きていたかもしれないのに。 龍馬は無防備だった。 でも、そういうふうに、自分のやるべきこと以外のことにはあまり気を払わない一途な姿勢が、こんな大仕事を可能にしていなのかなぁとも...

大政奉還、龍馬暗殺。 殺されてしまうのはもったいないなぁと思った。 藩邸にかくまってもらっていれば生きていたかもしれないのに。 龍馬は無防備だった。 でも、そういうふうに、自分のやるべきこと以外のことにはあまり気を払わない一途な姿勢が、こんな大仕事を可能にしていなのかなぁとも思う。 筆者が最後で、「この小説を通じて事を成す人の条件を考えてみたかった」と書いているけれど、僕はそう思った。 龍馬だけじゃなくて、幕末の志士の生き方に触れてみて、自分のしょぼさを実感した。比べるのもおかしいけど。 ただ、間違いなく武士の精神は日本の宝だったと思う。 いい本を読んだ。

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2010/03/27

2010 1월부터 3월에 걸쳐 한국어 판 10권 완독. 일본 막부시대 역사를 알게 됨과 동시 사카모토의 팬이 됨

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2010/03/27

ご多分に漏れず、大河ドラマを機に20ウン年ぶりに読みなおしました。 正直、若い頃読んだとき、竜馬の生き様をそれほど理解していなかったと思います。 今回、竜馬の年齢を超えて読んでみて、竜馬の行動と想い、残された無念、まわりの人物の思惑とその絡み方、司馬遼太郎さんが込めようとしたこと...

ご多分に漏れず、大河ドラマを機に20ウン年ぶりに読みなおしました。 正直、若い頃読んだとき、竜馬の生き様をそれほど理解していなかったと思います。 今回、竜馬の年齢を超えて読んでみて、竜馬の行動と想い、残された無念、まわりの人物の思惑とその絡み方、司馬遼太郎さんが込めようとしたことが、当然、完全ではないのでしょうが、理解できたと思います。 改めて、司馬遼太郎のすごさを体感しましたね。

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