竜馬がゆく 新装版(六) の商品レビュー
ついに竜馬の仲介により薩長同盟が成る。 しかし、この巻で忘れられないのは、饅頭屋の長次郎が一人ぼっちで切腹することを仲間から半ば強要され、死んで行くところだ。司馬遼太郎が、あえてこの話を入れた理由を深く考えてしまう。
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かれこれ二年くらいかけてじりじりと読んでいます。 それにしても、この巻は有名な「薩長同盟」のシーンがあり、その前後の竜馬の奔走ぶりが面白かったです。 同盟が結ばれることはわかっているのに、このハラハラドキドキ感たらないですね(笑)
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竜馬の決死の説得により西郷と桂が手を握り、薩長同盟が結ばれる。犬猿の仲であった両藩に感情論ではなくお互いの損得を持ち出して交渉を進めていった竜馬の手腕は見事。「長州が可哀想ではないか」と説いた迫力に息を呑んだ。 寺田屋事件で傷を追った竜馬の看病を契機に、竜馬とおりょうが結ばれる...
竜馬の決死の説得により西郷と桂が手を握り、薩長同盟が結ばれる。犬猿の仲であった両藩に感情論ではなくお互いの損得を持ち出して交渉を進めていった竜馬の手腕は見事。「長州が可哀想ではないか」と説いた迫力に息を呑んだ。 寺田屋事件で傷を追った竜馬の看病を契機に、竜馬とおりょうが結ばれる。多忙な竜馬は新婚生活を楽しむわけにもいかず、ちぐはぐな関係は相変わらずだ。 海援隊の活躍や長州征伐の失敗を経て、時勢は倒幕へと一気に動いていく。
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5巻を飛ばして読んでしまったため微妙に?状態に。竜ちん、いつの間に西郷さんと仲良くなったの? 今巻は大久保一翁のところに行く場面が一番楽しかった。ホンマ、やってくれるわ。
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竜馬の斡旋により、ついに薩長同盟が結ばれた。その直後、伏見寺田屋に逗留していた竜馬は公儀の捕り方に囲まれ、あわや捕縛というところ、おりょうの機転もあって、虎口から逃れるも、瀕死の重傷を負い、薩摩藩に救出される。これが縁で、竜馬はおりょうと夫婦となり、傷の療養のため、薩摩に向かう。...
竜馬の斡旋により、ついに薩長同盟が結ばれた。その直後、伏見寺田屋に逗留していた竜馬は公儀の捕り方に囲まれ、あわや捕縛というところ、おりょうの機転もあって、虎口から逃れるも、瀕死の重傷を負い、薩摩藩に救出される。これが縁で、竜馬はおりょうと夫婦となり、傷の療養のため、薩摩に向かう。この旅行は後に日本でのハネムーン第一号と目される。 長崎を基点に、亀山社中から海援隊へと会社から軍事組織化した竜馬は、幕府の第二次長州征伐に赴き、長州軍に加わり、幕府諸藩の軍と戦火を交える。そんな折も折、将軍家茂が死去し、幕府はいよいよ衰退していくことになる。
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幕末の大舞台とも言える薩長同盟。犬猿の仲である薩摩と長州、西郷隆盛と桂小五郎が手を結ぶ。その功労者は勿論のこと幕末の風雲児坂本竜馬。そして息を吐く暇なく寺田屋事件において九死に一生を得る。達人であるにも関わらず約100人に囲まれながらも刀を抜かずに立ち振る舞う竜馬は本当に不思議な...
幕末の大舞台とも言える薩長同盟。犬猿の仲である薩摩と長州、西郷隆盛と桂小五郎が手を結ぶ。その功労者は勿論のこと幕末の風雲児坂本竜馬。そして息を吐く暇なく寺田屋事件において九死に一生を得る。達人であるにも関わらず約100人に囲まれながらも刀を抜かずに立ち振る舞う竜馬は本当に不思議な人物だ。海援隊こと亀山社中も軌道に乗り順風満帆だが、その活躍を支えているのは他ならぬ商人の巨額の援助なくしてはならない。饅頭屋長次郎。もしも商人の家に生まれたならばその商才を大いに発揮できただろうに…。無念なことだろう…。
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サラリーマンの身としては、勝海舟に興味をそそられます。 幕臣なのにどうやって幕府など倒せという考えに至ったのか、言うことができたのか。 そういう勝海舟に出会ったことも、坂本竜馬には大きかったのでしょうね。 それにしても、おりょうはどんな美人だったのでしょう。
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読書には時間軸がいくつかある。 さらっと数時間で読み終えるもの。一日をかけて読むもの。2.3日に渡ってゆっくりと読むもの。月単位でじっくり読むもの。 僕にとってこの『竜馬がゆく』は月単位で読んでいく読書で、例えばこの六巻を読むにあたっては、五巻を読んだ後20冊程度の他の本を挟みな...
読書には時間軸がいくつかある。 さらっと数時間で読み終えるもの。一日をかけて読むもの。2.3日に渡ってゆっくりと読むもの。月単位でじっくり読むもの。 僕にとってこの『竜馬がゆく』は月単位で読んでいく読書で、例えばこの六巻を読むにあたっては、五巻を読んだ後20冊程度の他の本を挟みながら少しずつ少しずつ読んでいった。もちろんこの感覚は人によって様々なのでこの本を続けざまに八巻まで一気に読みすすめる人も多数いるはずだ。ただ僕にとってこの本は最も心に響く小説であり、立ち返るべき場所として存在しているので、これだけ長い期間で読んだとしてもなお新鮮で、その瞬間には即座に物語に入り込め、途中で投げ出そうという気にはさせない。 ついに竜馬は高杉晋作と出会い、亀山社中は艦を運用し、最も大きな業績である薩長同盟をなしとげ、長州にて幕軍と海戦を行う。 中には有名な寺田屋事件なども挟みつつ竜馬の人生はいっそう歴史に直結していく。 もとよりの坂本竜馬の人生観はこうした事件の中でより洗練されて出来上がり、一言一言に珠玉の言葉を感じるようになってきている。 『司馬遼太郎の作品は男をおおきくする。』と叔父に言われたが、まさにそれを身をもって感じるような一冊。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
薩長同盟を結ぶにあたり、奔走する亀山社中の面々と薩摩藩、長州藩のメンバーが特徴的に書かれている。当時の男の生き様・潔さが素晴らしい。理想がかないつつある竜馬の心情を思うと感動してしまう。
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この坂本龍馬とかいう男性に対して、毎ページ思ったこと。 「あんた、いったい何様。」 最低限の身だしなみもできず、 礼儀作法も無視、 自分のやりたい事は「正しい事」。 生理的に受け入れ難い。 甘やかされたバカ息子を絵に描いたようなヤツだと思う。 同じ時代に生まれなくてホント...
この坂本龍馬とかいう男性に対して、毎ページ思ったこと。 「あんた、いったい何様。」 最低限の身だしなみもできず、 礼儀作法も無視、 自分のやりたい事は「正しい事」。 生理的に受け入れ難い。 甘やかされたバカ息子を絵に描いたようなヤツだと思う。 同じ時代に生まれなくてホントによかった。
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