竜馬がゆく 新装版(三) の商品レビュー
寺田屋騒動、生麦事件、勝海舟との出会い、お竜との出会いなどと重要な出来事が沢山出てくる。息つく暇もなく進む。竜馬は一見、傍若無人で出た所勝負だが、自分が生きていく舞台をよく分かっているようだ。
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勝との出会いを契機に、竜馬の人生が劇的に動き出してきたことが明らかに見て取れるエピソード。人生を考えるにあたって現在にも通じるところが大いにある。 竜馬の言葉、全くその通りであると共感する。 引用: 「芝居の役者のばあいは、舞台は他人が作ってくれる。なまの人生は、自分で、自分...
勝との出会いを契機に、竜馬の人生が劇的に動き出してきたことが明らかに見て取れるエピソード。人生を考えるにあたって現在にも通じるところが大いにある。 竜馬の言葉、全くその通りであると共感する。 引用: 「芝居の役者のばあいは、舞台は他人が作ってくれる。なまの人生は、自分で、自分のがらに適う舞台をこつこつ作って、そのうえで芝居をするのだ。他人が舞台を作ってくれやせぬ。」
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P71 寺田屋騒動「まだ、夜は暗い。が、維新の陽は、やがてこういう連中の累々たる屍のむこうに、昇るのであろう。」司馬遼太郎のこういう煽り?がすごく好き。
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やっと、池田屋まで終わった。。。あのとき竜馬は江戸だったのね。龍馬伝では京都にいた気がする。 それにしても、武市とか岡田の拷問部分は寝る前に読むもんぢゃないね、グロス。
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人間、好きな道によって、世界を切り開いてゆくことができる。 大事を成すために、着実にひとつひとつ積み上げていくことが必要。大事は一朝一夕にはならぬ。・・・だからこそ、やっぱり好きな道によってでしか、世界は変えられないんだ。
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脱藩し京へ向かうところから、勝海舟との出会い、海軍構想、そして運命の人おりょうとの出会いが描かれた巻 おりょうとの出会いは……よく出来てるよなって感じ
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坂本竜馬がその時代の志士たちの数歩前を歩む姿が描かれており、これぞ坂本竜馬だという思いがした。 薩摩、長州、土佐の志士たちが、いぜんとして幕藩体制という枠組みの中でのみ論じ、世の中を見ているのに対して、世界の中の日本という視点をもち未来を眺望していた、かつその中で自分がどうあるべ...
坂本竜馬がその時代の志士たちの数歩前を歩む姿が描かれており、これぞ坂本竜馬だという思いがした。 薩摩、長州、土佐の志士たちが、いぜんとして幕藩体制という枠組みの中でのみ論じ、世の中を見ているのに対して、世界の中の日本という視点をもち未来を眺望していた、かつその中で自分がどうあるべきかを考えて形にする能力をもっていたという点で、まさに単なる剣豪、単なる尊皇攘夷を超越した英傑である姿が現れはじめた。
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幕末で、日本人は坂本竜馬だけだったといわれる。 「世の中の 人は何とも云はばいへ わがなすことは われのみぞ知る」 西郷の余興>ローソクで毛を焼く 「世に生を得るは事を成すにあり」「人の跡を慕っつたり人の真似をしたりするな。」 越前藩士三岡八郎>実学
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司馬遼太郎の代表作としていつか読もうと思っていた作品。 母の坂本竜馬好きから、幼いころより坂本竜馬の逸話をよく聞かされていた。自分自身『おーい、竜馬』を読んだり、他の作品にでてくる坂本竜馬を通して何をした人でどんな人なのかある程度は把握しているつもりだったが、この作品を読んでみて...
司馬遼太郎の代表作としていつか読もうと思っていた作品。 母の坂本竜馬好きから、幼いころより坂本竜馬の逸話をよく聞かされていた。自分自身『おーい、竜馬』を読んだり、他の作品にでてくる坂本竜馬を通して何をした人でどんな人なのかある程度は把握しているつもりだったが、この作品を読んでみてそれを遥かに超える人だと思った。感動のあまり、高知へ旅行し、竜馬記念館も見てきた。 無論、司馬史観による坂本竜馬像ではあるが、それでも日本史上にこのような偉大な人物がいたのかと驚きとともに自分が日本人であることに誇りを感じることができた。まず、考え方というか、その思想が稀有であり、それはこの時代に生まれた人では決して行きつくことのない考え方のように思えた。決して革命家ではなく、かといって思想家でもない。その思想を行動で体現しようと短い人生(特に晩年)の活動の密度の濃さは驚愕する。一体、脱藩前、土佐での空白の1年間にどんなことを考えたのか知りたい。 竜馬が生涯に発言したとされる言葉に 「おれは落胆するよりも次の策を考えるほうの人間だ」 「男なら死ぬときは、例え溝の中でも前のめりに死にたい」 「自分こそが今の時代に必要なんだ、そう信じなさい。すべてはそこから始まるんだ、すべてはそこからなんだ。」 があると言われているが、本当にこの通り生きた人だと思う。 何度読んでも勇気づけられる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
時世が段々と竜馬に追いついてきた。 竜馬に限らず、この時代の人物の「熱さ」を自分も欲しい。 もう一度。 竜馬を見て思ったが、旅や人との出会いは自己を成長させる。
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