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屍鬼(上) の商品レビュー

4.1

198件のお客様レビュー

  1. 5つ

    75

  2. 4つ

    68

  3. 3つ

    41

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    2

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2012/10/10

上巻は心理含む人物と閉ざされた村社会の説明が主。正体不明の不気味さがじわじわ怖い。登場人物は沢山居るが丁寧に説明されてるので混乱はしない。何で死んじゃうの?みんな死んじゃうの?引っ越してきた洋館家族は何者?謎の夜の引越し業者って?先がとても気になる!

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2012/09/29

怖い。死にたくない。不安が、憎悪が、正義が溢れ、ただ哀しい。 登場人物はどれくらい居たんだろう。たくさんいすぎて分からない!なんてことはなく、どの登場人物もリアリティに溢れ特色があった。あまり多くを語るとせっかくの作品のネタバレをしてしまうので、うまくまとめられないが、上巻はじ...

怖い。死にたくない。不安が、憎悪が、正義が溢れ、ただ哀しい。 登場人物はどれくらい居たんだろう。たくさんいすぎて分からない!なんてことはなく、どの登場人物もリアリティに溢れ特色があった。あまり多くを語るとせっかくの作品のネタバレをしてしまうので、うまくまとめられないが、上巻はじわじわと押し寄せてくる不安や恐怖。そして下巻で一気に転げ落ちるように人びとは動き出す。後半まで読み進めると、あまりの展開に一度本を閉じて祈るように目を閉じてしまった。もうやめてくれ、と思いながらも、もう止まらないとも思う。このバランスはさすがとしかいいようがない。

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2012/09/21

上下巻。 上巻と下巻の半分ぐらいまではプロローグのような。 下巻の途中で一気に話が進んで止まらなくなる。 読み終わってからも、その後三日間ぐらいは頭ン中ぐらぐらしてた。 「面白い小説」ということでしょっちゅう人に薦めてます。

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2012/07/03

とにかく分厚くて長い。上巻は物語の進行もゆっくりで、じわじわと忍び寄ってくる死を感じながらもどかしく読み続けました。 下巻の半ば辺りから物語が急激に進み、それまで積み上げられたものたちが一気に音を立てて崩壊していく様に圧倒されます。恐ろしいほどの崩壊はあの長く重い上巻があってこそ...

とにかく分厚くて長い。上巻は物語の進行もゆっくりで、じわじわと忍び寄ってくる死を感じながらもどかしく読み続けました。 下巻の半ば辺りから物語が急激に進み、それまで積み上げられたものたちが一気に音を立てて崩壊していく様に圧倒されます。恐ろしいほどの崩壊はあの長く重い上巻があってこそのもの。 そして下巻の最後は沙子の悲鳴のような思いに、言葉を失いました。

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2012/05/26

ここ数日きているマイホラーブームに乗っかって再読。 初読は何年も前に図書館で借りてだったんですが、今回は上巻だけブクオフの100円コーナーで見つけてしまったもんで……(なんかごめんなさい;;) 小野さんの作品の中では最も大人向けのややこしい話であるという印象だったのですが、うむ、...

ここ数日きているマイホラーブームに乗っかって再読。 初読は何年も前に図書館で借りてだったんですが、今回は上巻だけブクオフの100円コーナーで見つけてしまったもんで……(なんかごめんなさい;;) 小野さんの作品の中では最も大人向けのややこしい話であるという印象だったのですが、うむ、再読してみてもその通りだ。 でも再読の方が面白い! 怖いし(・Д・;))))ガクブル 多分初読の際は、小野不由美=十二国記、のイメージで手に取ったから、あまりの作風の違いにびっくりしちゃったんだろう。 今回は腰据えて読めてるよw ところで下巻どうしようかな……図書館がシステム変更で長期お休み中なんだよね……うぬぬぬ;;

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2012/04/15

ハードカバーで読むほうが良い。重厚さに怯えながら読むのがいい。ハードカバーの重さの向こうにカタストロフィの予感を見ながら読むのがいい。

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2012/04/07

3/4まではひいひい言いながら読んでたんですが残りは駆け降りる様に恐怖と読書欲に支配されて読んじゃいました。田舎出身なら村の雰囲気がよくわかると思うし、今都会にいるならそれが余計怖いんじゃないかな。真綿で締められたと思っていたら中に針金が入っていた、そんな感じ。

Posted byブクログ

2012/03/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あまり事前知識なしに読みましたが,ミステリかと思いました. 登場人物が多く,しかもどんどん死んでいくのでしばらくは一人ひとり把握するのを諦めながら読みました. 後半に近づくに連れて,不可解さ,怖さが高まっていき下巻を読むしかないなという感じに.

Posted byブクログ

2012/03/28

登場人物が100人くらいでてきます。そして死にまくります。ホラーでめっちゃ怖い。辞書並みに分厚いけど、一気によめました。

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2012/03/11

上下巻ハードカバーのホラー小説。読んだのは大学生の頃かな。前半はミステリー含みの静かなホラーなんだけど、後半になると「閉鎖的な人間社会が暴走する」ホラーが展開されて、合計1000ページ超を一晩で一気読みしてしまった。それまでラノベブランドでコンスタントに執筆していた小野不由美が、...

上下巻ハードカバーのホラー小説。読んだのは大学生の頃かな。前半はミステリー含みの静かなホラーなんだけど、後半になると「閉鎖的な人間社会が暴走する」ホラーが展開されて、合計1000ページ超を一晩で一気読みしてしまった。それまでラノベブランドでコンスタントに執筆していた小野不由美が、しばらく新作を出さなくなったと思ったら、実はこんな重厚な作品を用意していたのだ。ということで、当時はずいぶん感銘を受けたものである。(しかし、この作品の後、今までほとんど新作を発表していないというのはいただけない…) 他に新潮文庫版全5巻。漫画化されてジャンプコミックス全11巻(作画:藤崎竜)。アニメ化もされている。

Posted byブクログ