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中国行きのスロウ・ボート の商品レビュー

3.8

235件のお客様レビュー

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    51

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2009/10/04

すごい若いなという感じ。午後の最後の芝生がいちばん好きかな。 『なんだかまるでぐったりした子猫を何匹か積みかさねたみたいだ。生あたたかくて、しかも不安定だ。』

Posted byブクログ

2009/10/04

統合失調症に「連合弛緩」っていう症状があるのね。 思考回路の異常なんだけど、 ある参考書で、その症状の人たちがどんな話し方するのかって例文に、 「スイスは自由を愛する 私は自由を愛する だから私はスイスだ」 っていう例文があって‥ 「なんか村上春樹っぽい」 って思った...

統合失調症に「連合弛緩」っていう症状があるのね。 思考回路の異常なんだけど、 ある参考書で、その症状の人たちがどんな話し方するのかって例文に、 「スイスは自由を愛する 私は自由を愛する だから私はスイスだ」 っていう例文があって‥ 「なんか村上春樹っぽい」 って思った(笑) はい。 そんな感じです。 だけど美しい。 リズムが美しいし、 情景が美しい。 独特だよなぁー‥ とっても不思議。 これを読んだ後なんか思考回路が村上式になっていることに気がついてちょっと恐ろしくなった(笑) 貧乏なおばさんのお話が村上ワールド炸裂でおもしろかった。 「相方」の受け答えもかなり気が利いていて、 好きだなぁって思った。 カンガルー通信は、気持ち悪いなぁとはおもったけれど、 言っていることがおもしろかった。 ちなみに、 知っている人も多いかと思うけれど、 村上春樹は熱烈なジャズファンで、 タイトル「中国行きのスロウ・ボート」も、 ジャズスタンダードのタイトル。 電車の中吊りで「意味無くしてスウィングはない」っていう村上春樹の新しい本の紹介を見たけれど、 あれもジャズの曲のタイトルです◎ ‥と、ジャズマンなパパに教えてもらいました

Posted byブクログ

2009/10/07

時々村上春樹の小説では、中国人が題材になる。 彼初の短編集。風の歌を聴けに近い若さを感じる。色を感じる。 表題作の山手線のくだりと机のくだり、あとはカンガルー通信はおもしろかった。 けいた

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2009/10/07

またまた村上春樹さんの読み直し。 はい、忘れてました(笑) でも、芝を刈る話は なんとなく記憶が… 先日 新聞記事に 村上さんがイスラエルの文学賞を受賞したことが載っていました。 選考委員会曰く 「(彼の作品は)読むのは簡単だが、理解するのは簡単ではない」 全くその通り。

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2009/10/04

今年2009年はじめて読んだ小説となった。 「羊をめぐる冒険」の前後に発表した短編を集めたもの。村上春樹は長編についてはそのキャリアの中で変化が顕著だと思うけど、短編の持つ空気感は変わりがない。それは「羊」から始まる長編のではなく「風の唄」や「ピンボール」の空気感で、村上小説に...

今年2009年はじめて読んだ小説となった。 「羊をめぐる冒険」の前後に発表した短編を集めたもの。村上春樹は長編についてはそのキャリアの中で変化が顕著だと思うけど、短編の持つ空気感は変わりがない。それは「羊」から始まる長編のではなく「風の唄」や「ピンボール」の空気感で、村上小説に求めるのが今でもその質であるのは僕だけじゃないと思う。おさめられている短編7つはどれも素晴らしい。静かにでも確実に展開し、ひとつの終わりを迎えるもののどこか不完全さが読後に残るというか。個人的には表題作と「ニューヨーク炭坑の悲劇」、「午後の最後の芝生」あたりがそれをよく表していて好き。

Posted byブクログ

2009/10/04

読んでいて引き込まれる作品はないけれど、 どれも読みながらいいなぁと思うものばかり。 春樹の短編のいいところは中弛みがないところ。 この作品はその中でもひとつひとつが愛おしい。 たまに読み返したくなるような作品。

Posted byブクログ

2009/10/04

読み助2008年10月30日(木)を参照のこと。 http://yomisuke.tea-nifty.com/yomisuke/2008/10/

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2009/10/04

80年代の短編集。 春樹さんの文章を読んでいると、のめり込んで一瞬日常から切り離されたような感覚に陥る。 そして自分自身が不完全で未熟だという事を、認識し、受け入れられるようになってくる。 それはきっと「僕」に、私は救われているからなのかもしれない。

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2009/10/04

内容(「BOOK」データベースより) 青春の追憶と内なる魂の旅を描く表題作ほか6篇。著者初の短篇集。

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2009/10/04

村上春樹が生涯で出会った中国人とのエピソードが書かれています。 1人目の学生時代に出会った中国人留学生との淡い恋愛が印象的でした。

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