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中国行きのスロウ・ボート の商品レビュー

3.8

234件のお客様レビュー

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2009/10/07

時々村上春樹の小説では、中国人が題材になる。 彼初の短編集。風の歌を聴けに近い若さを感じる。色を感じる。 表題作の山手線のくだりと机のくだり、あとはカンガルー通信はおもしろかった。 けいた

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2009/10/07

またまた村上春樹さんの読み直し。 はい、忘れてました(笑) でも、芝を刈る話は なんとなく記憶が… 先日 新聞記事に 村上さんがイスラエルの文学賞を受賞したことが載っていました。 選考委員会曰く 「(彼の作品は)読むのは簡単だが、理解するのは簡単ではない」 全くその通り。

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2009/10/04

今年2009年はじめて読んだ小説となった。 「羊をめぐる冒険」の前後に発表した短編を集めたもの。村上春樹は長編についてはそのキャリアの中で変化が顕著だと思うけど、短編の持つ空気感は変わりがない。それは「羊」から始まる長編のではなく「風の唄」や「ピンボール」の空気感で、村上小説に...

今年2009年はじめて読んだ小説となった。 「羊をめぐる冒険」の前後に発表した短編を集めたもの。村上春樹は長編についてはそのキャリアの中で変化が顕著だと思うけど、短編の持つ空気感は変わりがない。それは「羊」から始まる長編のではなく「風の唄」や「ピンボール」の空気感で、村上小説に求めるのが今でもその質であるのは僕だけじゃないと思う。おさめられている短編7つはどれも素晴らしい。静かにでも確実に展開し、ひとつの終わりを迎えるもののどこか不完全さが読後に残るというか。個人的には表題作と「ニューヨーク炭坑の悲劇」、「午後の最後の芝生」あたりがそれをよく表していて好き。

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2009/10/04

読んでいて引き込まれる作品はないけれど、 どれも読みながらいいなぁと思うものばかり。 春樹の短編のいいところは中弛みがないところ。 この作品はその中でもひとつひとつが愛おしい。 たまに読み返したくなるような作品。

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2009/10/04

読み助2008年10月30日(木)を参照のこと。 http://yomisuke.tea-nifty.com/yomisuke/2008/10/

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2009/10/04

80年代の短編集。 春樹さんの文章を読んでいると、のめり込んで一瞬日常から切り離されたような感覚に陥る。 そして自分自身が不完全で未熟だという事を、認識し、受け入れられるようになってくる。 それはきっと「僕」に、私は救われているからなのかもしれない。

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2009/10/04

内容(「BOOK」データベースより) 青春の追憶と内なる魂の旅を描く表題作ほか6篇。著者初の短篇集。

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2009/10/04

村上春樹が生涯で出会った中国人とのエピソードが書かれています。 1人目の学生時代に出会った中国人留学生との淡い恋愛が印象的でした。

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2009/10/07

短編集は苦手だったけどサクサク読めてかつ深い内容でよかった。 『それは無理です。一度生じたものは僕の意志とは関係なく存在し続ける』 『−偶然−この字体からあなたが感じるものは、僕が同じ字体から感じるものとは全く別のもの』 『自分の体、考えていることになじめない。』

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2012/07/24

芝刈りの話が、何故だか昔から印象に残っていました。こういったすごく断片的な春樹先生の短編は癖になりますね。

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