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中国行きのスロウ・ボート の商品レビュー

3.8

235件のお客様レビュー

  1. 5つ

    51

  2. 4つ

    70

  3. 3つ

    65

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    1

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2012/02/08

短編集。毎度村上春樹を読むと文体は嫌いだけど物語りは好きなんだけどなーと複雑な気持ちになる。 「カンガルー通信」ちょっとカフカっぽい。好きだ。 村上春樹のこういうたまにタガが外れたようになる感覚はとても好み。 「午後の最後の芝生」に出てくる奥さんが魅力的。 「シドニーのグリ...

短編集。毎度村上春樹を読むと文体は嫌いだけど物語りは好きなんだけどなーと複雑な気持ちになる。 「カンガルー通信」ちょっとカフカっぽい。好きだ。 村上春樹のこういうたまにタガが外れたようになる感覚はとても好み。 「午後の最後の芝生」に出てくる奥さんが魅力的。 「シドニーのグリーン・ストリート」に羊男が出てきた。 羊男はあとどの作品に出てくるのだろう?

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2014/07/05

初の短篇集とのこと。羊男・井戸掘り・偶然知り合った女の子、後の作品でも関わり続けるキャラクターやら人物の存在、そして(私には)現実味を伴うことのできない女の子との関係などを確認。 どこかの誰かの作風を踏襲しつつも自分の世界を確立するための、あるいはまた長編への習作にも見える。 作...

初の短篇集とのこと。羊男・井戸掘り・偶然知り合った女の子、後の作品でも関わり続けるキャラクターやら人物の存在、そして(私には)現実味を伴うことのできない女の子との関係などを確認。 どこかの誰かの作風を踏襲しつつも自分の世界を確立するための、あるいはまた長編への習作にも見える。 作品についてはわからないこと、理解できないことも私にはたくさんあるけれども、考えないようにして楽しみました。「午後の最後の芝生」が圧倒的に良かった。悲しいほどお天気、という印象でした。2012年1月29日初読 2014年7月5日再読

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2012/01/04

初めて村上春樹を読みました。まずは短編集から読んでみようと。 独特。こういうのも有りなんだと思いました。

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2011/12/12

 久しぶりに読んだ村上作品が初期のもの(30年前)で読みやすい。これまでに会った中国人、芝刈り先での無骨な女性。中でも中国人相手に百科事典を売る同級生の話が印象深かった。最近に比べ、同じように死とかおかしな世界が出てくるけど、壮大になりすぎていない、というのだろうか。  毎回、死...

 久しぶりに読んだ村上作品が初期のもの(30年前)で読みやすい。これまでに会った中国人、芝刈り先での無骨な女性。中でも中国人相手に百科事典を売る同級生の話が印象深かった。最近に比べ、同じように死とかおかしな世界が出てくるけど、壮大になりすぎていない、というのだろうか。  毎回、死や自分と向き合うことがテーマの一つとして出てくるけれど、経験をつみ、作家としても年輪を重ねた作者が、作品を重ねるごとに長編になっている(勝手な印象だが)というのは、それだけますます描ききれないテーマだということだろうか。

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2012/03/05

中国行きのスロウ•ボード 7〜8 午後の最後の芝生 10〜9 貧乏な叔母さんの話 3〜4 カンガルー通信 7

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2011/11/16

村上春樹氏初の短編集。 その後の作品の土台になった「羊男」もでてきます。 個人的には本題にもなっている、中国行きのスロウボードの中の、中国人女性との交際を描いた作品が好きです。

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2011/11/12

村上春樹最初の短編集。最初の4編はエキセントリックというかシュールというか、なかなかついていけないのだけど、後半3編は読みやすくなって好き。 前半4編と後半3編との間には1年くらいブランクがあると、作者自身が最初に書いてる。 後半3編は俄然わたしたちのよく知ってる春樹らしくなると...

村上春樹最初の短編集。最初の4編はエキセントリックというかシュールというか、なかなかついていけないのだけど、後半3編は読みやすくなって好き。 前半4編と後半3編との間には1年くらいブランクがあると、作者自身が最初に書いてる。 後半3編は俄然わたしたちのよく知ってる春樹らしくなるというか。たとえば、「午後の最初の芝生」には「いろんなことになじめない女の子」が出てくる。仕事をきちんとこなす(芝刈り)「僕」も。 「土の中の彼女の小さな犬」は、ホテルの描写が好き。古いリゾートホテル。雨。食堂での食事シーン、女性と再会する図書館でのシーンも。 「シドニーのグリーン・ストリート」では羊男登場!! 「午後の~」と「土の中の~」の2編が好きです。

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2011/09/28

「貧乏な叔母さんの話」と「午後の最後の芝生」。 何でもないことを叙情的に描く感じはすごく好きで憧れる。 ちょっとそこに留まりすぎている感じもあったけど。 かわいそうな男勝りの女性の孤独を描くのがうまい。 貧乏な叔母さん。

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2011/08/02

病気を患う前に購入し、途中まで読んでずっと積読状態だった本。  本書は、村上春樹が1979年に『風の歌を聴け』でデビューして以来、初の短編集らしい。  私個人の感想としては、村上春樹の初期の作品は読みづらい。したがって、本書もなかなかページが進まず、いつの間にか途中で積読状態に...

病気を患う前に購入し、途中まで読んでずっと積読状態だった本。  本書は、村上春樹が1979年に『風の歌を聴け』でデビューして以来、初の短編集らしい。  私個人の感想としては、村上春樹の初期の作品は読みづらい。したがって、本書もなかなかページが進まず、いつの間にか途中で積読状態になってしまったのだろう。  彼の(小説)作品として一番優れているのは、90年代半ば~2000年代 前半にかかれたものではなかろうか。ただ、この頃から残酷な描写がしばしば用いられるようになり、読み終えた数日後にしばしばトラウマ状態に陥ってしまうのだが・・・  まとめてしまうと本短編集は、村上春樹の初期の荒削りな作風を好む人にはオススメである。『風の歌を聴け』をすばらしい作品だと感じる人ならOK。『世界の終りとハードボイルドワンダランド』辺りからファンになった人には少し読みづらい。といったところだろうか。  残念ながら再読はなし。古本屋にお預けして、新たな読者を探してもらうことにする。

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2011/07/06

短編集。 難解な話ばかりだれど、30年も前にこの本が書かれたというに、 改めて驚きを感じてしまいます。 とはいえ、さらっと目から脳を通して、 そのまま通り過ぎてしまったのか、 読み終わって早々に感想が思いつきません。 なんとなく「カンガルー通信」と「午後の最後の芝生」は 印象...

短編集。 難解な話ばかりだれど、30年も前にこの本が書かれたというに、 改めて驚きを感じてしまいます。 とはいえ、さらっと目から脳を通して、 そのまま通り過ぎてしまったのか、 読み終わって早々に感想が思いつきません。 なんとなく「カンガルー通信」と「午後の最後の芝生」は 印象として残っていますが、、、 ま、その程度ですかね。 やっぱり難解です。

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