中国行きのスロウ・ボート の商品レビュー
7編収録。どれも80年代初期作品。 中でも「カンガルー通信」は2回そのまま読み返してしまった。 正常と異常の狭間。オーケー?
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ハルキストの友人曰く、村上春樹作品の中では読み易い方らしい。表題作、「午後の~」「土の中の~」は読み易かったし、なんとも言えない読後感があった。村上春樹初心者向けといのは納得。個人的には「カンガルー通信」が一番難解。何を感じ取ればよいのか。気持ち悪いオッサンの独白、としか感じない...
ハルキストの友人曰く、村上春樹作品の中では読み易い方らしい。表題作、「午後の~」「土の中の~」は読み易かったし、なんとも言えない読後感があった。村上春樹初心者向けといのは納得。個人的には「カンガルー通信」が一番難解。何を感じ取ればよいのか。気持ち悪いオッサンの独白、としか感じない。
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読んでいるとゆったりとした、違う時代のような気分になる 「土の中の彼女の小さな犬」「シドニーのグリーン・ストリート」が好き
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喪失を背後に漂わせ、物語は進む。それは退屈なほど単調な日常。 満たされていない、満たされることを望んでいるわけでもない。登場人物から、そういった空虚さを感じさせられる。
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二回目。一回目に読んだときは、春樹の短編はあまり好きになれなかったけど、今読むとすっと受け入れられた気がする。
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小川洋子さんの『博士の本棚』で紹介されていて、懐かしくなって学生時代以来の再読。最初に読んだ時と違って、うっすらとした憂鬱さや死の雰囲気を全体に感じた。「土の中の彼女の小さな犬」の雨に包まれたホテルに登場する女の人の雰囲気は、記憶にあるままで、内容もとても良かった。よい短篇だと思...
小川洋子さんの『博士の本棚』で紹介されていて、懐かしくなって学生時代以来の再読。最初に読んだ時と違って、うっすらとした憂鬱さや死の雰囲気を全体に感じた。「土の中の彼女の小さな犬」の雨に包まれたホテルに登場する女の人の雰囲気は、記憶にあるままで、内容もとても良かった。よい短篇だと思う。
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とても面白かった。 中でも「野球場」が一番印象的。 読んでいて私も、誰かから面白い話を聞きたいと思った。
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一人で生きる、というテーマなのか。自分を大事にしようと思った。この手の村上春樹の本は決して感動的というわけではないが、自分の心の奥底の不条理やタブーを穏やかに開いてくれる、という点で読んでいて心地よさがある。
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母が亡くなった悲しみの中で読んだけど、 なんだかしんしんと、しみてくるものがあったなぁ。 春樹さんは初期からこうだったのか。 滋味をいただきました。
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ふと、読みたくなって、4年ぶりに再読。 前に読んだ時と全然違うなぁ〜。今日読んで、本当によかった、と思う。二人めの中国人のエピソードが印象的。
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