虹を操る少年 の商品レビュー
内容が面白くて一気に読みました。ただ最後まで読み終わった瞬間「え?終わり?」とちょっと心残りがありました。 もう少し物語の背景を掘り下げて、完結したストーリーを読んでみたいなと思いました。
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人間ほど〜世代交代を忌み嫌う生物は、地球上には存在しない なーるーほーどー ちょっと「モモ」みたい? 不思議な気分
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東野圭吾先生の長編は、ほぼ読み終わっていたかな?と思っていたが、まだまだ読み終わっていないものがあった為、お盆休み用にブックオフで何冊か仕入れてきた(*^-^*) 現代の社会構造に疑問を抱き、それを破壊することを究極の目標とするニュータイプの暴走族グループ「マスクド・バンダリ...
東野圭吾先生の長編は、ほぼ読み終わっていたかな?と思っていたが、まだまだ読み終わっていないものがあった為、お盆休み用にブックオフで何冊か仕入れてきた(*^-^*) 現代の社会構造に疑問を抱き、それを破壊することを究極の目標とするニュータイプの暴走族グループ「マスクド・バンダリズム」。 その一員である相馬功一は、ある夜、暗闇に点滅する不思議な“光”を見つける。その“光”は、まるで「こっちへ来いよ」と囁きかけているかのようだった。 優秀な医者になるために受験勉強に励む高校二年生の志野政史。最近、集中力が長続きせず、スランプに陥っていた。彼も、そんなある夜、不思議な“光”を見つけたのだった。 中学一年生の小塚輝美。彼女は、家庭問題を苦に自殺を考え、飛び降りようと真夜中にベランダに出た。 その時、彼女もまた、不思議な“光”を見つけた。 現代社会の中で苦悩する若者たちを導く不思議な“光”。 その不思議な“光”を操っていたのは高校二年生になる白河光瑠であった。 彼は、“光”を演奏することでメッセージを発信することが出来、それを「光楽」と名付けた。彼の「光楽」に感応し、集う若者たち。 その影響力は絶大であった。 そして、その力の大きさを知った大人たちは「光楽」阻止に動きだし、 その魔の手が光瑠に忍び寄っていく・・・。 不思議な力で若者たちを集める光瑠の狙いは何なのか? そして、大人たちはなぜ「光楽」の普及を阻止しようとするのか? 東野先生のお得意分野? 脳化学??現実に有り得そうな物語。 光を奏でるなんて突飛な発想だが、物語は結構な説得力を感じた。 かなり前の作品の為、最近の作品ほどは心を捉えられはしないが、時間のある時に、サクサクっと読めてしまうのはさすが東野圭吾作品! 著者の名前で期待感がアップしてしまうので、 評価はついつい厳し目で★★★。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ストーリーと読みやすい文章に引き込まれ、また伏線とその回収も散りばめてあり、飽きずに最後までいけました。本作品は東野圭吾作品の中でも有名作ではないと思いますが、それでもしっかり面白いあたりさすがだなと思います。ただ「光を見る能力」等の話に現実味がないからか、他の東野作品と比較すると星3つかなあ、という感想です。 「光を見る能力」が現実離れしている一方で、既得権益を守るべく手段を選ばない大人、ピュアなアイデアを金儲けに結びつける大人、誰しもが抱えうる家族内の不和等、現実世界で頻繁に見る描写がより印象強くなりました。こうならないように気をつけないと。 あと天才児光瑠について、光・色を見る能力を除くと、天才の要件はもう少し具体的にすると「知識量」と「想像力」だと思いました。
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なんか大人気作家って少し退いてしまうんだが久しぶりに東野圭吾なんて読んでみた。 天才少年の物語。 三才の頃から色彩感覚と知能が異常に発達し、学力も中学では先生を飛び越え、高校になると人類の未来を計画するという、ちょっとSFチックな話。 ネタバレするけど、音を楽しむ音楽があるよう...
なんか大人気作家って少し退いてしまうんだが久しぶりに東野圭吾なんて読んでみた。 天才少年の物語。 三才の頃から色彩感覚と知能が異常に発達し、学力も中学では先生を飛び越え、高校になると人類の未来を計画するという、ちょっとSFチックな話。 ネタバレするけど、音を楽しむ音楽があるように、光を楽しむ「光楽」を発明(?)し、それを利用して若者にメッセージを発信する。 サクセスストーリーとか天才的なスポーツドラマとか、読んでてスカッと気持ちいいけど、それと同様な感覚です。 まあ、マンガみたいなもんですね。 東野って、あまり読んでる方ではないけど、彼の作品の中では、こんなSF的な小説って珍しいのではないかな? だから東野ファンは、この作品にたいして「違う」という感想を持ち、良い書評を与えないかもしれない。 私は東野好きでもないので純粋に楽しめたけどね。 中学生、高校生ぐらいにお勧めかな? 非常に魅力的な女性が登場するんだけど、映画になったら誰が演じるか・・・ちょっと期待したい。 ま、映画、ドラマにはならないだろうけど。 ちなみに表紙絵は頂けないなぁ・・・・ これも冒険活劇少年小説みたいな感じで安っぽいよ。 あ、写真の帯の女性は、内容にまったく関係ないです。
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読書の面白さを教えてくれた東野作品たち。この作品は知らなかった。不覚。文庫だけなのか? やっぱり東野さんの本はするすると読んでしまう。これがリーダビリティのある人の文章なのか、過去に読んだ作品もするすると読んだしそれでいて面白い。 おっと、この本の感想だったな。この本は東野さ...
読書の面白さを教えてくれた東野作品たち。この作品は知らなかった。不覚。文庫だけなのか? やっぱり東野さんの本はするすると読んでしまう。これがリーダビリティのある人の文章なのか、過去に読んだ作品もするすると読んだしそれでいて面白い。 おっと、この本の感想だったな。この本は東野さんの雰囲気があまり出ていないのだが、興味深くて楽しめた。音楽ならぬ光楽。光を奏でるなんて発想はなかった。実際に演奏できる人がいたら経験してみたい。目覚められるのは若者だけで、既に権力を持っている覚醒できない大人からすれば脅威になるはずだ。
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この作品を最初に知ったのは、ラジオドラマ「青春アドベンチャー」。元々。ラジオドラマが好きだったのですが、東野作品がラジオドラマ化されていたことを知らず、ネットを駆使して、手に入り、聴いていました。 小説版は読んだことがなく、たまたまお店の棚にあったので、読んでみました。 絶対音...
この作品を最初に知ったのは、ラジオドラマ「青春アドベンチャー」。元々。ラジオドラマが好きだったのですが、東野作品がラジオドラマ化されていたことを知らず、ネットを駆使して、手に入り、聴いていました。 小説版は読んだことがなく、たまたまお店の棚にあったので、読んでみました。 絶対音感ならぬ、絶対色彩(身の回りにある様々な色を再現することができる)を持つ高校生・光溜が、光を操ること(演奏すること)で、メッセージを発信することができる。それを見た若者たちは、それに魅了され、虜になっていきます。しかし、それを利用しようと考える大人たちがいて、光溜は、どうなっていくのか。中盤からは、ミステリーの要素も入っていて、さらに面白くなっていきました。 今まで読んだ東野作品の中では珍しく、主な主要人物が未成年ということで、面白かったです。さらに「光」をテーマにしていて、色んな事が新感覚でした。色んな人の視点で物語が展開していくので、サクサクと時間が進行していきます。読みやすく、グイっとすぐに世界観に引き込まれました。 20年以上前の作品で、ファンタジーな要素があるものの、ふわふわした感じはなく、どっしりとした現実的で、安定感がありました。一つ一つに説得力があったためか、そのように感じたかもしれません。事件解決していくというものではなく、人間同士の欲望・嫉妬などが浮き彫りになるファンタジー小説かなと思いました。 光で演奏するということで耳で楽しむだけでなく、目でも楽しむ。読んでいて、ふと思ったのが、落合陽一さんが、耳が聞こえない人のために演奏を振動や色で表現したことです。もしかして小説に出てきた「光楽」? そう思ったら、非現実的ではないのかもと思ってしまいました。 ラジオドラマ版と比較すると、後半の部分は若干違うものの小説版は、ハッキリとしない終わり方でした。この後どうなるんだろうということで終わったため、モヤモヤ感は、ありまくりでした。この先は、ご想像にお任せしますということでしょうか?ちなみにラジオドラマ版は、その先も描かれていましたので、これはこれでスッキリしました。 余談ですが、ラジオドラマ版では、子供の頃の笠原秀幸さんや菊池凛子さんが出演されていたということで、今になってびっくりしました。
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特に大ドン返しはなく、真相もそんなもんかという感じ。 いつもの東野圭吾さんのワクワクした感じはなかった。 最後の終わり方がなんとも。。。え?!終わり?って感じ。むしろそこからの物語が気になってずっと読んでたのに。 続きは読者の想像にお任せしますという終わり方、嫌いじゃないけどこの...
特に大ドン返しはなく、真相もそんなもんかという感じ。 いつもの東野圭吾さんのワクワクした感じはなかった。 最後の終わり方がなんとも。。。え?!終わり?って感じ。むしろそこからの物語が気になってずっと読んでたのに。 続きは読者の想像にお任せしますという終わり方、嫌いじゃないけどこの本はやって欲しくなかったな。 世の中には信じられないほど色んな超人がいるんだなと思いました。
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とてもオリジナルで独創的な小説。 あながち間違っていないかもしれない思わせる説得力があり、風変わりな物語はどんどん進んでいくため、最後まで目が離せない。途中で終わってしまった感があるが、ラストは悪くなかった。 光や色というテーマが面白かった。人の目に映る(見える)ものは、真実の...
とてもオリジナルで独創的な小説。 あながち間違っていないかもしれない思わせる説得力があり、風変わりな物語はどんどん進んでいくため、最後まで目が離せない。途中で終わってしまった感があるが、ラストは悪くなかった。 光や色というテーマが面白かった。人の目に映る(見える)ものは、真実のほんの一部らしい。人が見ているものは、光の粒子かなにかがものに反射したもので、ガンマ線、紫外線、赤外線、放射線など、他の動物に見えたりするもの、もしくは存在しているのに人間に見えなかったりする。光は空気や水と同じで、いつもそこにあるため、深く考えることもあまりない。色についてはカラーテラピーや各実験で、色々な検証がされており、何かのパワーがあることはほぼ認証済みだ。 そんな難しくミステリアスなテーマを題材に、完全なフィクションでここまでの想像力、、さすが東野圭吾。
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人並み外れた色覚を持ち光で演奏をする天才高校生の光瑠と、彼の光楽に感応した若者たち、麻薬的なそれを潰そうとする大人たち。進化を思わせる能力が興味深くわくわくと読み進めたけれどまだ途中のような結末で残念。利用された母親の自爆がいきなりの凄惨さで目撃した息子を思うと殆ど語られなかった...
人並み外れた色覚を持ち光で演奏をする天才高校生の光瑠と、彼の光楽に感応した若者たち、麻薬的なそれを潰そうとする大人たち。進化を思わせる能力が興味深くわくわくと読み進めたけれどまだ途中のような結末で残念。利用された母親の自爆がいきなりの凄惨さで目撃した息子を思うと殆ど語られなかったけれど悲痛で衝撃的。
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