虹を操る少年 の商品レビュー
NHK-FMに青春アドベンチャーという番組がある。ラジオドラマなんだが、中学の頃よく聴いていて、いろんな本・作家に出会わせてもらった。東野圭吾もその一人。 話は今からだー!!ってところで終わってしまう。続きが知りたいけど、胸が高鳴ったところでポイと放り出されてしまうのも悪くないか...
NHK-FMに青春アドベンチャーという番組がある。ラジオドラマなんだが、中学の頃よく聴いていて、いろんな本・作家に出会わせてもらった。東野圭吾もその一人。 話は今からだー!!ってところで終わってしまう。続きが知りたいけど、胸が高鳴ったところでポイと放り出されてしまうのも悪くないかな。
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耳は音楽を楽しみ、口は食べものを楽しむが、目が純粋に楽しむものはなかった。絵画を鑑賞することなどは 純粋に目の楽しみではなく 積み重ねてきた記憶の琴線に触れて感動することなので 言ってみれば脳の楽しみなのだと言う。それなら目の楽しみとは何だろう?それが光楽なのである。 光を使っ...
耳は音楽を楽しみ、口は食べものを楽しむが、目が純粋に楽しむものはなかった。絵画を鑑賞することなどは 純粋に目の楽しみではなく 積み重ねてきた記憶の琴線に触れて感動することなので 言ってみれば脳の楽しみなのだと言う。それなら目の楽しみとは何だろう?それが光楽なのである。 光を使って人の心に訴えかける方法を見つけ出した光瑠は遠大な構想を立てたのだった。 子どもたち、若者たちは 大人の作った型にはめられることに うんざりし、自分の中の満たされない思いに悶々としている。とは言っても 自ら行動を起こすだけのパワーは持ち合わせていず 誰かが号令をかけてくれるのを無意識の内に待っているのではないだろうか。そんな心の隙間に巧みに忍び込み虜にすることは 光瑠にとって容易いことだったのだろう。 昨今の新興宗教にのめり込む若者たちの姿を見ているような気がしないでもない。人間の弱さと強さを考えさせられるものでもある。
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この本最高です。これで東野圭吾ファンになりました。 ちょっと読もうと思ったら一気に読み終わっちゃいました〜
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