虹を操る少年 の商品レビュー
発想からその実現まで、よく考えられた流石の内容。 人と違う事は何故駄目なのか。 優秀って何なのか。 それを開ける存在がいるとするならば、もっと素晴らしい展開があるはずなのに。 どこかで線引をして成長を拒む、人間の方がきっと多い。
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東野さんの話って学生とか若者が超能力的なの持ってたり、そうじゃなくてもとにかく特別な存在で、それを大人とか大きな組織が潰そうとするっていう…笑こうやって書くと一辺倒な感じするけど、実際は毎回新しい語り口で面白い〜! 今回は光で表す?ってのが実感としてわきにくかったけど、それは私自...
東野さんの話って学生とか若者が超能力的なの持ってたり、そうじゃなくてもとにかく特別な存在で、それを大人とか大きな組織が潰そうとするっていう…笑こうやって書くと一辺倒な感じするけど、実際は毎回新しい語り口で面白い〜! 今回は光で表す?ってのが実感としてわきにくかったけど、それは私自身が光に囲まれて生きてるからなんだって納得させられた…。 でもなんとなく新興宗教っぽくて全ては受け入れられなかったな。新しい感覚。
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なんてことない作品、と言ったら申し訳ないが、東野氏の著作で名前が挙がることは少ないであろう本書だが、途中までは割と好きな一冊。でも目覚めた後世界がどうなったかが一番気になるところなので、もう少しその後が知れると良かったかも。 混乱に乗じて光瑠を拉致したかったのなら、わざわざ爆...
なんてことない作品、と言ったら申し訳ないが、東野氏の著作で名前が挙がることは少ないであろう本書だが、途中までは割と好きな一冊。でも目覚めた後世界がどうなったかが一番気になるところなので、もう少しその後が知れると良かったかも。 混乱に乗じて光瑠を拉致したかったのなら、わざわざ爆発物使って死者を出す必要なんてなかったのに…と思ったが、そこが「ユニット方式」の弱点だろうか。光瑠にもうちょっとフォーカスが当たっても良かったのでは。光を感じる能力については、政史のように能力を開花させた方があまり幸せではないように感じる。
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- ネタバレ
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これは 「これから面白くなるところで終わってしまった」 この一言に尽きる。 ストーリー自体は面白い話だった。特殊な光を見た子供たちが不思議な気分になって、その光が欠かせないものとなっていく、そしてそれを見た大人たちが利用しようとする。 今の社会の縮図を表しているようだった。 ただ、やっぱりラストが弱い。その先が見たかった。
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ファンタジーなタイトルで、 序盤はそんな感じやったけど、 ちょっとカルトにも思ったり、 終盤は現実的だったり。 もうちょっとしっかり結末がほしかったかな。 東野圭吾さんってめっちゃ頭いい! と思った。 功一カッコイイから 恋の成就を見届けたかった。
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「東野圭吾」の長篇作品『虹を操る少年』を読みました。 『嘘をもうひとつだけ』に続き「東野圭吾」作品です。 -----story------------- 「光にメロディがあるの?」「あるさ。みんな、そのことに気づいていないだけさ」。 “光”を“演奏”することでメッセージを発信...
「東野圭吾」の長篇作品『虹を操る少年』を読みました。 『嘘をもうひとつだけ』に続き「東野圭吾」作品です。 -----story------------- 「光にメロディがあるの?」「あるさ。みんな、そのことに気づいていないだけさ」。 “光”を“演奏”することでメッセージを発信する天才高校生「光瑠(みつる)」。 彼の「光楽」に、感応し集う若者たち。 しかし、その力の大きさを知った大人たちの魔の手が忍び寄る。 新次元コミュニケーションをめぐる傑作長編ミステリ。 ----------------------- 文庫本で約350ページ程度の長篇でしたが、さすが「東野圭吾」作品… 次々と読み進めたくなる展開で、睡眠不足覚悟で(時々居眠りしながら)、どんどん読んでいきました。 長篇ミステリー… という解説でしたが、どちらかというとファンタジーかSFっぽい色の強い作品でしたね。 ミステリーが読みたい気分だったので、ちょっと外した感じがしましたが、、、 そんな状況でも「東野圭吾」作品は面白いんですよねぇ… 愉しめました。 不思議な魅力を湛えた「光」の存在、、、 ちょっと信じたい感じがしました。 美しい光を発し、メロディーを奏でるという「光楽」を、この目で見たくなりましたね。 欲を言えば、、、 エンディングが、ちょっと曖昧な感じで… 読者に考えさせるという意味があるのかもしれませんが、もう少しはっきりした方が、気持ち的にはスッキリしたかな。 なんだか続きがありそうな結末だったんですよね。
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光瑠の神童たる幼少期のエピソードでは、1日1冊の勢いで専門書ばかりを読み、両親に小難しい質問をし、あなたはどう思うの?と返すと、長時間自論を語り出すという笑 大変な場面とはいえ、玲子の突然の台詞には声を出して笑った。 1人は凄い死に方で驚いた。
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最初に読んだのはちょうどテルミくらいの歳で、たしかに何故、音は楽しむのに光は楽しまないのか、と思ったと同時に腑に落ちた記憶が残っている。 それから10年程経って再読してみて、改めてこの作品の良さに気づいた。 これはミツルと光学の話で若者サイドが主軸の話だけど、熱狂的な若者を客観視...
最初に読んだのはちょうどテルミくらいの歳で、たしかに何故、音は楽しむのに光は楽しまないのか、と思ったと同時に腑に落ちた記憶が残っている。 それから10年程経って再読してみて、改めてこの作品の良さに気づいた。 これはミツルと光学の話で若者サイドが主軸の話だけど、熱狂的な若者を客観視する大人たち、世代交代を嫌う権力者などあらゆる立場からの視線でも話が進むのが面白い。 SF小説なのかも知れないけれど、もしかしたら発信していないだけで能力を持つ人が実際にいるかもしれないと思うだけでも日常生活が少し楽しくなる気がします。
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光を操る新しい力にワクワク。それを利用したり排除したりする者が現れるのは世の常で、実生活でも参考になります。 ただ、「ここからじゃん!」というところで終わってしまうのが残念。もう少し見ていたかったです。この読後感は『パラレルワールド・ラブストーリー』と同じですね。
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「世代交代を忌み嫌う生き物は人間だけ」 この言葉が強く印象に残ってる。 そして、結末がもう少し先まで読みたかった〜という気持ちになったけれど、ここまでしか書かなかったのには、作者の意図があるのかな、、、?
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