虹を操る少年 の商品レビュー
駅で知人との待ち合わせの最中、あまりにヒマだったので売店で買ったんですよ新刊を(めずらしく)。その頃は、東野圭吾=推理小説と思っていたから、読んでみて私の好む推理小説でなかったのでがっくり来た覚えが(笑) 再読しましたが、お話としてはアリだなあ、けっこう面白い、と認識を新たにしま...
駅で知人との待ち合わせの最中、あまりにヒマだったので売店で買ったんですよ新刊を(めずらしく)。その頃は、東野圭吾=推理小説と思っていたから、読んでみて私の好む推理小説でなかったのでがっくり来た覚えが(笑) 再読しましたが、お話としてはアリだなあ、けっこう面白い、と認識を新たにしました。ただ、最後のじいさんと光瑠の能力(これは定義だからしょうがないんだけど)についてはちょっと疑問をはさみますね。できすぎ。 光瑠の能力なんだけど、「絶対音感」というものに対して、似たように「絶対色感」があるってことなんですが、それが疑問なんだなあ~。だって、彼の能力の出所がはっきりしないんだもの。おじいさんがちょっと関係してるらしい、という気配が感じられるだけで。絶対音感っていうのは、なにもものすごい特殊なものではなくて、小さな、それこそ生まれた頃から正確な音を聞きつづけていると自然に身についちゃうものなんだそうです。職場に絶対音感を持っている人がいるけど、その人はご両親が音楽家なんだそうで…ナルホド。それをふまえると、光瑠の能力ってのが妙に特別チックでいや~~な感じがするんですよ。きっと私は出来すぎ君の光瑠が嫌いなんだと思う。欠点なさすぎなんだもん。それが欠点?
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またまた彼の作品です。内容は、光を演奏してメッセージを送ることを「光楽」と呼んでいる。ある少年が、自分にその能力があることを知り、光を発するのである。一度光楽の演奏に酔ったものは、禁断症状を起こす程「光」を求めて彷徨う。そして光楽からメッセージを受け取る能力の持ったものは、次に光...
またまた彼の作品です。内容は、光を演奏してメッセージを送ることを「光楽」と呼んでいる。ある少年が、自分にその能力があることを知り、光を発するのである。一度光楽の演奏に酔ったものは、禁断症状を起こす程「光」を求めて彷徨う。そして光楽からメッセージを受け取る能力の持ったものは、次に光を音楽に変えて演奏していくのだ。強いメッセージ性をもった光楽は、それを潰そうとする権力に捉えられてしまう。『光のシャワーを浴びるようになってから、薄紙をはぐように雑念が頭から取り除かれていった。光を見ている間は陶酔感に浸れ、魂が自分の肉体から離れてさらに高い次元に達するような感覚がある。』 ミステリーとは少し違う感じがしてさらに面白かった。
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東野作品にしてはあんまり面白くなかったな~。 売ろうか悩み中なんだけど、捨てられないのは好きな人からもらったからだと思う・・
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著者が東野圭吾さんだからか、すらすら読み進めることができましたが、登場人物の誰にも感情移入できず、読み終わったあとはなにかもやもやが残る作品でした。 光に音がある、という設定は悪くないと思いますが私の理解の範疇を超えていたためかあまりのめりこむことができませんでした。
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ジャンルでいえばSFでしょうか。 個人的に苦手でした。あの謎の終わり方が特に・・ 1日損したなーとブルーになりました。 好きな方すいません。
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2009 10 23 え、そこで終わり!!?? と思わず最後に言ってしまう話だった。 結構細かいおおまかな設定や、これはどうなっているのだろうと言う場面が省かれているけれど、読んでいてすらすらと次が気になってしまう話だった。
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ミステリーではなくSF風作品 小説のところどころに存在する 点 が 最後すべて線で繋がっていくところが 東野圭吾作品の醍醐味ですよね~ サクサク読める作品です
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このころの私は東野ワールドにどっぷり。日々鬱々としてしまい、でも、東野圭吾好きな友達が次々と本を貸してくれて、ついつい読んでしまいまた鬱に。。 この本も彼女に借りたのですが、久しぶりにちょっと救われた気分になり、日常も少し陽がさしてきて、正常に戻れてよかったなーと。 いまだに、東...
このころの私は東野ワールドにどっぷり。日々鬱々としてしまい、でも、東野圭吾好きな友達が次々と本を貸してくれて、ついつい読んでしまいまた鬱に。。 この本も彼女に借りたのですが、久しぶりにちょっと救われた気分になり、日常も少し陽がさしてきて、正常に戻れてよかったなーと。 いまだに、東野圭吾を手に取る時は、救われますように、と祈ってから読み始めます。
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光を音楽のように”演奏”することができる天才少年が主人公のストーリー。幻想的なファンタジーという雰囲気をかもしつつ、もしかしたら実際にこういう能力の持ち主はいるのかもしれないと思わせられる、現実感とのバランスが良い。
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光を観て聴いて楽しむ『光学』 面白い視点だし、ある意味ありえる話だなぁと思いながら読み進めました。 ただ東野作品の中では珍しくはいりこみすぎなかった作品でした。いつもはすっかり登場人物の一人w。
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